中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

歴史を知る

2015-08-17 23:49:49 | 活動
今日は、鶴林寺の由来や歴史を知る機会を頂きました。

まず、加古川には文化財が他地域に比べて多くあります。
市内には25の文化財がありますが、うち20の重要文化財、そして2の国宝が鶴林寺にあるのです。

実は、国宝は近隣でもここだけ。

これだけでも大いに誇れることです。

この国宝は、鶴林寺本堂と、鶴林寺にある太子堂の二つ。

本堂は1397年の建立で金閣寺と同年、太子堂はもっと古く903年前にできたとのことです。

本堂の貴重なところは、当時にあった建築方式の禅宗洋式・大仏様式・和洋式の3つをミックスした折衷方式
であるということ。
これは本当に珍しいもので、各大学の建築系学部がこぞって研究に来るものです。

太子堂は、日本最古の修業場であること、堂内壁画、太子信仰の中心地という点で重要です。
なお、壁画は宝物殿のなかに、様々な学術団体が復元した元の色鮮やかな姿が展示されています。

そもそも、加古川は文化の集積地でありました。
大和の時代に、聖徳太子が加古川に拠点を作られたのも、それが要因です。

その後の困難な歴史の中でも、鶴林寺は荒廃せずに残ってきました。

そのような文化を知り、文化活動の盛んな土地としていきたいものです。


ちなみに、「鶴林」というのは、仏陀が入滅する際に周りの沙羅双樹が白枯れし、それが鶴の林に見立てられた
ことから、鳥羽天皇に名づけられたものだそうです。

地域に歴史あり。
知れば知るほど面白いですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする