中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

女性議員は増えていくか

2015-08-06 22:33:59 | 活動
今日は神戸。
男女共同参画の講義です。

テーマは女性の政治参画。

ジェンダーギャップ指数というものがありますが、日本は187ヶ国中104位となっています。
先進国ではかなり低いですね。
上位は北欧諸国なのですが、アジアトップとしてはフィリピンが9位に入っています。
近隣では、中国は80位で日本より上、韓国は下ですね。

ジェンダーギャップ指数は、健康・教育・経済参画・政治参画の4分野から算出されますが、日本の指数が悪いのは
政治参画がかなり低いから。

つまり、女性議員が少ないということですね。

ざくっとですが、国会議員では衆議院9.5%、参議院16%、都道府県議会8.8%となっています。
これを兵庫県で見ると、兵庫県議会13.6%、兵庫県下の市議会13.8%、町村議会12.5%で、平均よりも女性議員は
多い傾向にありますね。
(内閣府男女共同参画局H27・1)

加古川市議会は4/31人なので12.9%。
小野市が高く、4/16で25%だそうです。

小野市では、市長の音頭のもと、女性向けの議員講座みないなものがあったそうですね。
その影響で多いようです。
なお、統一地方選において、小野市のトップ当選は28歳の女性でした。


さて、女性議員の多い国のうち、多くがクオーター制をとっているそうです。
クオーター制とは、女性であったりマイノリティに対して一定割合を割り当てていく制度。
例えば、「31人の議席のうち、10を女性枠とする」ような感じです。

ポジティブアクションとして捉える向きもありますが、反面、民主主義をどう担保するかという課題もありますね。

私としては、まず「なぜ女性候補者が少ないのか」を突き詰める方が先なのかなと思います。
しかし、一つの仕事として捉えると、普段の活動においては他の仕事と、そこまで大きく変わるわけではないとも
感じます。
まあ、休みが少なかったり懇親会的なものが多少多かったりはしますが。

子どもを預ける環境を整備していけば、主婦の方などがもっとチャレンジされても良いように感じます。

やはりそこには選挙がハードルとなるのでしょうね。
自治会などで確実に積み上げていくとなれば、それまでの活動というものも見られますし。
そうなると、自治会に参加したり役員になっているのは男性が多いわけで。

関係なしにチャレンジとなると、ちょっと難しくなるのもわかります。

なお、自治会参画も政治参加の一つですから、自治会役員に女性が増えていくことも大切なことです。
自治会役員に女性を登用すると補助金が出るような自治体もありますね。
これもひとつのポジティブアクションでしょう。


いずれにせよ、意思決定の場にもっと女性が参画すべきではありますが、それが目的ではなく、その先にどのような
社会があるのかを見据えなければならないでしょうね。

コメント
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