中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

公の役割と政治と経済性と

2014-08-20 22:31:28 | 活動
今日は午前・午後・夕方と面談続きの面談デーでした。
いろいろな知識を得られ、貴重な時間でした。
まだまだ学ばなくてはいけないことが沢山あることを再確認。。。

今回お話させていただいたなかで思ったのが、経済性と公の役割のバランス。
もっと言うと、マジョリティとマイノリティに対してどう公が接していくか。

例えば高齢者施策。
基本的に高齢者というカテゴリーに含まれる人は多数いらっしゃいますし、また自分もいつかなるという自覚もあるため
施策としても、また国の政策をみても手厚くなっています。
もちろん高齢者といっても様々ですし(介護度や認知症など)、地域のかたよりもあります。
日本や地域を作り・守って下さった方に対してシッカリとしていきたい思いもあります。

現状が十分かどうかも別ですし、これからもっと高齢者は増え、介護の問題や家族の苦労など多くの問題があることも事実です。

ただ、マイノリティに対する事業に比較して、相対的に財政上、また注目度や認知度も含めて高いということです。
(政治家にとっても見返りが大きいという点もありますね。合理的な選択として票を得やすいので。)

また、経済的に見てもマジョリティに対する施策や事業はマスが大きいので効果も見えやすいですし、民間事業者の参入も
比較的多いところがあると思います。
(施設で働いている若者の低賃金などの問題はありますが)


しかし、マイノリティに対する施策となると基本的に経済性は乏しい。
それに対してどこまで関わっていくかに公の役割があるように思います。

もちろん逆差別のようになってしまっても本末転倒ですので、一般サービスと同様レベルにまでということですが、赤字に
なるのは必至です。

となると、この財政の厳しいご時世、無駄なところはもちろん、ある程度のレベルより上(比較的恵まれている)と思われるところから、
レベルが一定に達していないところへの財政移転も考えていかねばならないと思います。

私の好きな後藤田正晴先生も「やさしい政治をしてほしい」と言い残していますし、「いつの時代も立場の弱い人、気の毒な
人はいるし、そこに光をあてていくのが政治を担う人間の責任でもある」という主旨のこともおっしゃっています。

正にそのとおりだと思いますし、厳しい時代だからこそ、ここを忘れてはいけないのでしょう。

岡田市長も進めようとしている事務事業評価ですが、この視点も個人的には取り入れて欲しいと思いますし、一般質問などで
主張していければと思います。


コメント
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