バブルなのか？

週明けの株式市場も好調でしたね。
G20において、とりあえず金融政策にストップをかけられることはなかったことが
好感されたようですね。

とはいえ、正直なところ、これだけ一本調子に上がっていくと不安になります。

今日の新聞にもありましたが、実体経済が良くなった感触はなく、ダブついた
マネーが流れ込んできているだけのようにも感じられます。

そこに、個人マネーが乗っかっているイメージ。

このまま資産インフレが加速すると、バブルとなる可能性もあります。

89年のバブル崩壊の際は、資産インフレを抑制するよう総量規制を行ったことが
バブル崩壊の引き金を引いたと言われています。
引き締め策が効きすぎたということですね。

私は89年のころはあまり記憶がありませんが、リーマンショックあたりは鮮明に
覚えています。市場関係者でもありましたし。

2007年ごろも、アメリカの景気が良かったために円安で、トヨタなどが1兆の利益を
出したことが話題にもなっていました。
が、給料が上がることはなく、むしろ下がる中で、サブプライムローンの破たんを
きっかけにバブルがはじけました。

何となく、あの頃に似ている感じで不気味です。


あのバブルのときに、ある上司が言っていた言葉をまだ覚えています。

「主婦までが小遣い稼ぎで株をやり出したらバブルだよ。89年もそうだし、今回も
危ないね」

今や四季報が売り切れとなる始末ですが、それも前にありましたね。。。


何もなければ良いのですが。

政府と日銀が一体となって2%インフレを目指しているわけですが、過熱したときに
どうするかも考えにいれてもらわないといけません。

また、この好調を続けるためには、給料が上がるような戦略が必要です。
それが安倍政権の３本の矢の３本目なのですが、先日でたものは、女性・雇用・環境・
医療・介護などでした。

確かに期待が持てる分野ですが、民主党政権がやろうとしてたこととほとんど同じような・・・

あとは、その具体策ですね。
まだ見えないところが不安ではあるのですが、参議院選まで好調を維持したいでしょうし、
小出しにしていくんですかね。

継続的な成長と、景気回復につなげてもらいたいものです。