中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

迂回寄付って何だ?

2013-04-12 23:38:00 | 活動
ここ数日、メディアを騒がせている迂回寄付。
何となく響き的に悪いことのように聞こえますが、実際どういうことでしょうか。

普段、政治活動を行うに当たって、例えばポスターを作ったり、名刺を刷ったりする際には
自身の政治団体から出します(後援会など)。

で、普通はその政治団体(資金管理団体)へ直接、自分が寄付をします。
ですが、当然ながら、政党や一般の方からの寄付もあります。
ほとんどないですが。


さて、自身の政治団体へ寄付をするにあたっては、税金の控除などはありません。
しかし、政党などに寄付をすると、所得税の控除を受けられます。

これはもともと、日本には寄付文化が根付いておらずNPOなどの団体が資金難に陥りやすい
ことから、寄付を促すために作られたものです。

今回はこの制度を悪用したわけですね。

順序としては、

①一度、政党に寄付をする。そうすると税の控除を受けられる。
②政党から、政治団体に寄付がある(返ってくる)
③①でうけた控除の分が還付される

というものです。

ちなみに、最大3割の控除があります。

例えば、①において1000万を寄付し、同額を②によって還流するとします。
そうすると、③において300万の還付がありますので、直接自分の団体へ寄付するよりも
300万得をすることになります。


さて、このやり方、いろんな議員がやっていたみたいですね。
民主はもとより、自民・維新にも大量に。

維新の人は、元自民の人がほとんどですが、新人時代に先輩から教えてもらう慣例があったとの
釈明をしています。

違法ではないのですが、得をすることは分かっていて、ずっとやっていたわけですね。
(脱税ではなく節税というような感じですか)
しかも、それを教育としてやっているという・・・

そして、その還付のもとは税金です。

こんなことを繰り返すから、政治家という職業が「悪いことをしている」イメージになるんですよね。

コメント (1)
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