9月13日石垣島では、玉城デニー「ひやみかちうまんちゅの会石垣・竹富支部」出発式
沖縄県知事選 デニー候補押し上げ 告示最初の3連休へ 後援会が全力
(写真)支援者と握手するデニー候補(右)=14日、沖縄県南城市
13日に告示された沖縄県知事選(30日投票)は、15日から告示最初の3連休を迎えます。「オール沖縄」の玉城デニー後援会は、最初のヤマ場となる3連休で何としてもデニー候補を押し上げ、先行している佐喜真陣営に追いつこうと宣伝やビラ配布、支持拡大などで猛奮闘しています。デニー候補は14日、沖縄本島南部を中心に遊説。南城市内では、「翁長知事が私に手渡したバトンの大きな政策の一つは、辺野古に新しい基地を造らせないということです」と切り出し、「私たちは翁長知事の遺志をしっかりと引き継いで、未来の子どもたちに基地の負担のない、戦争ではない、平和と経済が両立していくアジアの中心となる沖縄で、子どもたちの未来、笑顔をみんなで一緒につくっていく。そのための県知事選挙、勝利に結び付けていこう」とこぶしを握りました。演説に耳を傾けていた市民は口々に基地問題を語りました。8カ月の男の子を連れた育児休業中の女性(33)=南城市=は「翁長さんの新基地反対の思いをデニーさんも継いでいると思う。この子のためにも造ってほしくない」と話しました。一方、安倍政権が全面支援する佐喜真陣営は、13日に沖縄県医師連盟、14日に沖縄県建設業協会の決起集会を開催(いずれも那覇市内)。業界団体の締め付けを強めています。医師連盟の大会では、県内11の医療団体が推薦状を交付。日本医師連盟出身の自民党参院議員らが出席しました。10月に行われる那覇市長選の翁長政俊予定候補は「最近の選挙は期日前投票が勝敗を決めている。各種団体にお願いし、期日前をあげていくのが、私たちの得意分野だ」と述べ、期日前投票への動員を強調しました。また、建設業協会で佐喜真氏は、辺野古新基地に反対した翁長県政時代、減額が続いた一括交付金を念頭に「予算を必ず確保する。政府とは対立より対話だ」と強調。「安倍―菅ラインはあと3年続く。大いにえこひいきしてもらおう」(自民・山口泰明衆院議員)など、露骨な利益誘導に終始しました。
- 沖縄県知事選 デニー候補押し上げ/告示最初の3連休へ 後援会が全力
- 対ロ外交で閉会中審査要求/野党国対委員長が一致
- 改憲発議阻止 3000万人署名達成を/九条の会がアピール
- 生活保護基準下げ許さない/1万人審査請求呼びかけ/利用者ら安倍政権の姿勢批判
- 南北連絡事務所を初開設/24時間体制 意思疎通図る
- 市民と野党の架け橋 日本共産党の躍進を/東京・墨田区 小池書記局長が訴え
- 森友・加計疑惑に質問集中/安倍首相、まともに答えず/自民党総裁選 公開討論会
- 佐喜真氏、市長時代に答弁/改憲右翼団体の日本会議 「私も加盟」議会で明言/沖縄知事選
- 安倍外交 大破たん/“無条件の日ロ平和条約”に反論なし/「領土」全面放棄の危険
- 沖縄県知事選 デニー候補 第一声 (要旨)