イタリアがキックオフ直後から猛烈にプレスをかけてきた。プレスでとにかくスペインのパスを止めるという戦術だった。イタリアが勝てるとしたらこれしかない。しかしこのペースで後半まで持つのだろうかと思ったが、10分だけだった。14分にシルバのゴールが決まり、スペイン先制。イニエスタ→セスク→シルバとつなぐビューチフルな連係。やっぱり誰もイニエスタを止められなかった。
イタリアは20分にキエッリーニが負傷交代。これが痛かった。後半からカッサーノとデイナターレを交代。デイナターレはけっこうチャンスに絡んだが決定機を2度はずした。51分にモントリーヴォからチアゴ・モッタに交代するが、そのチアゴ・モッタがわずか5分で肉離れでアウト。交代枠を使い切ったイタリアは1人少なくなった。その際のプランデーリの顔は「ああ、これで終わった」と表していた。
イタリアは運がなかったが、結局攻撃のオプションがバロッテリだけだ。カッサーノが動き回ってバロッテリの大砲に期待するというだけではスペイン相手に点を取れない。
スペインはユーロ連覇、そしてユーロとWCという主要大会3連覇という偉業を達成。今のメンバーがそのまま残れば2014年WC優勝も夢ではないでしょう。
大会MVPは誰になったか知らないが、最も輝いた選手はやっぱりイニエスタだった。香川がイニエスタのような選手になるためにはもっとシュートが必要だ。
バロッテリは試合が終了した直後に控え室に引っ込んでしまった。まだ表彰式があるのにこのまま出てこなかったらまた非難されるうだろうなあと思ったが、説得されたのか表彰式にはちゃんと出ていた。何もできなかった自分に腹がたったのか、4ゴールあげると大見得をきったのが恥ずかしかったのか。
これでユーロも終わり筆者の休暇も直に終わる。ブリスベンでの試合観戦も含めて長い1ヶ月のオフだった。
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