Jリーグ観客動員減

前年同月比で比較するとJリーグの観客が３１９人減少しているそうだ。Jリーグの場合J1とJ2の入れ替わりがあるので、単純に前年と比べることに多少の無理がある。例えば札幌、仙台といった地方でも動員力のあるクラブがJ1にいるのと大宮あたりがいるのではかなり違う。

浦和の減少が大きいようだが、今季の浦和の主催ゲーム８試合で１試合３千人あたり落ちているようで、試合平均３１９人というのはほぼこの浦和の落ち込みが主因となっている。他にも落ちているクラブもあるし、鹿島のように強くてもあまり増えないクラブもある。

新潟の観客数も減っているし、浦和と新潟という観客動員における２大クラブの減少が響いているだけであって、他のクラブはまあ可もなく不可もなくだろう。だからJリーグ全体で考えれば大した問題ではないと思う。

浦和の減少の原因はサポが期待するほど強くないこと、これにつきる。今年に関していえばACLに出ていないからだ。一昨年のアジアチャンプという偉業から常勝するのが当たり前という感覚にサポが陥ってしまい、そこからの過剰期待と現状に対する不満。

リーグ首位を走る鹿島がACLをこけて自分たちがACLに出ていればもっと上に行けたはずだという不満などなど、常勝を求めるサポの不満が観客減少につながっているのだ。

ではこれを打開するにはどうすればいいのか。当たり前だが浦和はリーグ優勝するしかない。浦和サポのように単純な連中はそれだけで喜ぶ。しかしむずかしいだろうなあ。