京都vsFC東京の決勝は4-2で東京が圧勝した。地力から考えてもFC東京の優勢は誰もが予想できたが、Jリーグ関係者はもし京都が優勝したらどうしようかと不安だったはずだ。
天皇杯優勝チームはACLに参加できる。カップ戦は勢いだけで勝ち残れることが多く、トーナメント形式であるために組み合わせに恵まれれば下位のチームでもけっこう上にいけることもある。まして勝ち残れば残るほどオフが短くなる天皇杯である。戦力外通告を受けている選手、監督も多いため自然にモチベーションに差が出る。
だから天皇杯優勝チームが来季(つまり今年の)ACLに出ることは疑問が多い。勢いだけで勝ってしまうと選手層が薄いチームがACLに出てボロボロになる。ターンオーバーを引けるほど選手の数も多くないだろうし、下位のチームが出るとほとんど罰ゲームになる。
CWCに出られるということでACLのモチベーションも上がったかも知れないが、ACLを優勝するのは至難の業である。勝ち残れば中東にも行かなければならないし、中国でカンフーサッカーに対処しなければいけない。
来季からJ1のFC東京ならばまだしも、J2の京都がACLに出るなど自殺行為である。J2の日程はタイトだし、選手層もFC東京ほど厚くないだろう。だからJリーグ関係者はFC東京が優勝してくれたので喜んでいるはずだ。
京都はつなぐサッカーで面白いが、前線でボールを収めることができる選手がいない。それに守備がゆるい。今の戦力ではJ1に上がれたとしても1年で降格でしょう。
それにしても石川ナオはキレキレだったなあ。
今年もよろしくお願いします。
東京にとって厳しい戦いが待ってますが、それを言い訳にすることなくしっかり準備して戦い抜いてほしいと思います。
天皇杯優勝してJ2出戻りではシャレになりませんし。
FC東京は今野を放出しましたが、積極的に補強してますね。ACLに向けての意気込みは買います。