サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

イタリア優勝とジダンの頭突き

2006-07-10 10:25:10 | Weblog
イタリアは決勝T以降で対戦相手に恵まれた。ベスト16ではオーストラリアに英語でいうcontroversial PKで勝ち、ベスト8ではウクライナ。準決勝ではアルゼンチンではなくドイツが相手。そして決勝はブラジルではなくフランス。試合は圧倒的に押されていたのにジンクスを吹き飛ばしたPK合戦勝ち。

これでユーべの降格も恩赦になることは決定的だろう。

さてジダンはいくらなんでもあそこで頭突きはないだろう。なんといっても決勝である。しかも事実上の自分の引退試合である。

長かったワールドカップも終わった。今回は3週間も休暇を取って毎日3試合程度ビデオ観戦したので、3ヶ月くらいに感じた。いやあ、ワールドカップは本当に面白い。

今大会にて
①最も男を上げたのはクリンスマン。
1次リーグ敗退もありえるなんて言われたのに、3位は立派。

②最も男を下げたのはC.ロナウド。
もうイングランドにはいられない。

③ベストゴール。
これは主観によるが、アルゼンチンvsセルビアモンテネグロでのカンビアッソのゴールが最も美しいと思う。

④最もみっともないゴール。
イランvsメキシコのGKのキックミスからの失点。とてもワールドカップに出てくるGKとは思えない。

TVの解説者が言っていたが、せめて決勝はPK合戦はやめてほしい。延長でも決着がつかない場合は、その後にゴールデンゴールによる延長の継続。または再試合をしたらどうか。PK合戦なんてロシアン・ルーレットと同じだ。

2 コメント

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祭りの後 (K)
2006-07-11 18:07:19
準決勝も劇的でしたが、決勝もこんなんあり、という展開になってしまいました。



オーストラリアの観衆に場外のことを巻き込むのはやめて欲しいと思ったのに矛盾することを書き込むかもしれません。



フランスを見ていて、日本が強くなるためにはスポーツ特殊技術移住法みたいなものを作らないとだめかもと思いました(監督はやっぱり凄く重要な役割だと思うのです。それを本国の人ではない人がやることが認められているわけですから、例えばアレックスとかデコとかには違和感がありません)。



でも、TVに映るフランスを応援している人たちは白人ばっかりに見えました。確かフランスは人種差別でいろいろもめているはずです。一部の運動能力の高い人たちは祖国の英雄扱いなのにその他には辛く当たるというのはどういうものでしょうか。



で、ジダンなんですが、「長距離走者の孤独」という小説を思い出しました。少年院のようなところに収容されている主人公が期待させておいて勝利を目前にして走るのをやめてしまうんですよね。もしかして、ジダンもそういうチャンスをどこかで狙っていたのでは…なんて想像してしまいました。そんなことあるわけないでしょうが。



次回開催国の南アフリカ、確かラグビーユニオンのワールドカップのとき、やっぱり観衆の中に黒人はほとんどいなかったような記憶があるのですが(勝手な思い込みで記憶を作ってしまっている気もします)。フィクションの映画で見ただけなんですが、かなり貧しい暮らしをしている人が沢山いるみたいです。そういう人たちも素直に盛り上がれるのでしょうか。



すみません。わけの分からない書き込みでした。やっぱり祭りが終わると、寂しいです。
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サッカーにおける人種差別 (ルー)
2006-07-13 14:34:01
ヨーロッパ諸国の代表の中でフランスだけは突出して非白人の選手が異常に多いと思います。フランス、特にパリに行くと分かりますが、道を歩いていると10人に2,3人は黒人でしょう。アメリカの黒人が出世のためにプロスポーツを目指すのと同じなのかどうか知りませんが、フランスはオーストラリア以上に人種の坩堝だと思います。



さて南アですが、南アの準備が間に合わずにオーストラリアが代替開催するという都合のいい話が出回っていますが、南アが返上しない限りこれはないでしょうし、大体オーストラリアにはワールドカップ仕様のスタジアムがほとんどないと思います。最低4万人が入る客席の4分の3を覆う屋根がついたスタジアムが10個は必要でしょう。

この規格に当てはまるのは、シドニーに2箇所、ブリスベン、メルボルンに1箇所だと思います。あとは改修が必要です。4年後ですし、どうしてオーストラリアが代替開催かという根拠も大義名分も見当たりませんね。



でも住人としてはぜひオーストラリアに開催してほしい。
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