サッカールーの何でもござれ

サッカーとオーストラリアに関するサッカールーのエッセイです

ブンデスリーガへの移籍

2013-02-05 11:24:51 | Weblog

清水の大前がブンデスリーガに移籍したと思ったら、名古屋と契約を延長できなかった(本人がしなかったのかも知れないが)金崎がニュルンベルグに移籍した。どちらもいい選手だと思うが、ワールドクラスではないし、これからどれだけ伸びるかに期待する選手だろう。この程度のレベルの選手でも移籍できるのだからJクラブのレベルも高いと思うのは早い。

そもそも金崎の場合は移籍金ゼロである。だから獲得したわけだから、これが移籍金が1億円とかいったら果たして払うクラブがあるかどうか疑問。まあ移籍金にかかわらず使えない選手は雇用しないわけだから、ある程度のレベルに達していると判断されたことも事実。

さてオーストラリア代表に最近呼ばれるようになった選手にジェームス・ホーランドという23才のMFがいる。現在はオーストリアのウイーンでプレーしている。最終的な目標はEPLのようだが、次のキャリアアップとしてブンデスリーガでプレーしたいと発言している。

このホーランドはウイーンでプレーしているくらいだから特段ワールドクラスの選手というわけではない。まだ23才だし環境がよければ化ける選手かも知れない。オージー選手の場合は言葉の通じるイングランドに行きたいのだろうが、最大の壁はEU外パスポートである。

これは日本人選手と同様である。従ってEU外パスポートの制約のゆるいベルギー、オランダ、ドイツにまず行くことになる。だから最近はそこそこのレベルのある日本、オーストラリア、韓国の選手はドイツに行きたがる。ドイツのクラブは選手を化けさせてEPLなどに売る。非常に賢い。安く仕入れて高く売る。商売の鉄則である。

Jクラブも若手の23才くらいまでの選手をユースから育てて、せめて3億から5億円で売れれば商売として成り立つ。たとえば仙台、大分のような経営が不安定なクラブが3年で一人でも高く売れればそれで経営が安定する。

金崎の移籍金ゼロは本当にもったいない。


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