南アの建設労働者のストライキ

WC用のスタジアム建設に従事している労働者が１５％の賃上げを要求してストライキに入った。会社側は１０％以上は認めないとしていて、交渉が続いている。ああ、やっぱりというかんじだ。通常、WCの新規スタジアムはどんなに遅くとも前年末までに完成するのが常であった。

そうしないと芝生の養生の都合で本番までに間に合わないからだ。ただし南アの場合は箱だけできても芝生まで間に合わないかも知れない。

建設労働者の組合指導者のコメントを聞いたが、労働者の権利、待遇改善が一番でそれを守るためにWCに間に合わないとしても仕方がないという理屈である。労働組合としてはごもっともな主張である。

ただ今回交渉が妥結したとしても完成直前でまと同じようなストライキが発生するだろう。偏見でいうわけではないが、アフリカ人のやり方はいつもそうだからだ。最初は小出しの要求を出してそれを認めさせて一旦はおとなしいふりをする。そしてしばらくしてからまた騒ぎ出す。

筆者の職場にもソマリア出身者がいるが、自分の要求を完結するためには周囲の迷惑など顧みない。それがアフリカ人の特徴である。

見ていて欲しい。スタジアム完成直前でもっと大騒ぎになるストライキがあるから。