フォルラン

夕べのACL第3節でセレッソはやっと勝ち点３を獲得した。４－０の圧勝だが相手が弱すぎたのだろうか。しかしタイのチームはホームでは俄然強くなるので、セレッソにとってのアウエー戦は要注意。

フォルランは公式戦での初ゴール。終了間際だったがPA内での相手DFのクリアミスを見逃さず、瞬時のシュートでのゴールはうならせた。さすがフォルラン。あのシーンでゴールを決められる日本人選手はいないだろう。

しかしフォルランには見ていて気の毒になるほどボールがいかない。フォルランはトップに張り付いて、相手のDFラインを崩してドリブルを仕掛けようとしていた。すると相手のDFがフォルランに引っ張られてそこにスペースができる。それを柿谷などが利用するわけだが、それはそれでいいのだが、これではフォルランは単なるデゴイにすぎない。

フォルランが相手のマークをはずしてもっと動くべきかも知れないが、そもそもフォルランを使ってゴールしようというチーム全体の意思統一がないように見えた。

これは監督の指示にも問題があるのだろうが、フォルランはしきりに「パスをここに出せ」というしぐさをしているのだが、周囲の選手はフォルランに対してどのように動いて欲しいのかを話し合っているのだろうか。

柿谷はトリッキーなゴールを決めたが、フォルランを使えばもっと楽に勝てるはずだ。今のままではフォルランが全く活かされていない。本当にもったいない。

CBの丸橋はリーグ戦でもここまで３試合とフル出場しているが、実に不安定な守備を見せていた。ロングボールへの対処が下手で、ヘッドか胸でトラップしたボールを直接相手にプレゼントした場面が２回あり、そのうち１回はGKと1対1になりシュートまで持っていかれた。たまたまGKがセーブできたが、あれは１点ものである。

あんなトラップが下手なCBはあまり見たことがない。