怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

ザウアークラウト対決

2011年02月18日 | ドイツバイエルン家庭料理
ザウアークラウトはソーセージの付け合せ程度の認識しかなかった私がここに来てから色々な料理になっているのを経験した。
義母はザウアークラウトとソーセージやハムを一緒に煮込んだりする。
当然、酸っぱいのだが、そのすっぱさが過剰な塩分や油分を隠すので比較的食べやすい。

ある日、別のドイツ人家庭の食卓に招かれた。
「ザウアークラウトスフレよ」
前日に義母のザウアークラウト肉煮込みを食べていた私はあからさまに「うほぉ!」と数分の一秒、嫌な顔をしてしまったが、おそらくその一瞬は見逃されていたに違いない。



左上はスープ。野菜などの具はこのように砕いてしまうスープも多い。ウチでもそれについて論争になり、最近は具が見えるほうが楽しい、ってことで砕かない日々が続いている。
右上はザウアークラウトスフレ大人5人分。
左下、自分に取ったところ。この量、日本人サイズ。招いた高齢ドイツ人夫妻はこの倍量を取っていた。
(あとで私はお替りしたので、結局ドイツ人と同じ量を摂取。同席した他の二人の在独日本人はお替りしなかったぞ。日頃の私のドイツ料理への慣れぶりをこういうときに発揮できるというものさ!!自慢、自慢さ、うほっほっ~)


近影。ザウアークラウト一緒にジャガイモとにんじんが見える。上にチーズを載せて焼いたものだ。
お味は・・・なんだかんだ混ぜて料理したところで、発酵キャベツの酸っぱい味が主となる。
付け合せ程度の量だったら日本の日本人も大丈夫だろうが、この料理だけを食べる能力は慣れが必要に思われる。


デザート。りんごのコンポート。ウチのは赤い色が無いのだが、その違いについて質問したはずなのに、
ききとれなかったか忘れたのか・・・・記憶に無い。

帰宅して義母にザウアークラウトスフレをいただいたことを報告した。
すると、なにやら彼女、対抗意識を燃やしたのか「私も作ってあげます」と言い出した。
ごそごそと古い雑誌や新聞を切り抜いたレシピ集を引っ張り出してきた。「あったわ、ザウアークラウトスフレ!」
おいおい!!三日続けてザウアークラウト料理は勘弁してほしい!!

「それではキャベツ料理にしましょう」と、義母の提案。納得しにくいが、少なくとも酸っぱくないから良しとした。


キャベツの千切りを柔らかく茹でる。別の鍋で牛乳、ヨーグルト、チーズでソースをつくり、茹でたキャベツを混ぜる。


キャベツ煮の出来上がり。義両親はジャガイモを添えて、わたしは大量のご飯と一緒にいただいた。キャベツ煮の上にある少々こげた物は豚肉のカツ、日本人にも有名なシュニッツェル、ね。私は半分量しか食べられない。油分の多いものは具合が悪くなるもので、気をつけて摂取している。
右はデザート。日本の人にはこう説明する、カスタードクリームのチョコ味。生暖かいところを食べる。
これが、非常に気持ち悪い。私は食べない。左に添えてあるのはさくらんぼのラム酒漬け。これを上にかけて食べるのだけど、わたしはこれだけをいただいた。

そういうわけで、3日連続でキャベツ料理だったこの週。
野菜の摂取が難しいドイツの知恵なのだろな、ザウアークラウト、キャベツのお料理。