怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

家庭平和のための工夫

2011年02月22日 | ここの品々
友人にバルサミコ酢の使い方を教わった。
中国人の友人なのだが彼らはここで普通に買うことができる品々を上手く取り入れている。
ああ、水餃子の王さんさ!
パスタを茹でてバルサミコ酢で和えたりするのだが、旨い。中国の黒酢と似たような風味があるらしい。
母国より高く売られている中国酢を買うより、ここの安くて安全な(!)品を代用できるのだからいい話だ。

そんなわけで、私もバルサミコ酢を人生初、買おうとした。
が・・・
もしかして、ウチにもあるかと予想し、買う前に義両親に尋ねてみた。
でた・・・

「娘がイタリア旅行で買ってきたものだぁ~」
そ、その旅行って、いつ??
すでに開封されていて、食料小部屋に置きっぱなしだった様子。
ちょっと舐めてみた義父は
「大丈夫、酢の味だ」ときっぱり。

ここで私が「怪しい」とか言ったところで、彼らは下等な東洋人嫁の話すことなどに聞く耳を持っていない。
「はあ、どうもありがとう」
しぶしぶ、私はあまり嬉しくなく頂戴した。

後日、中身を捨ててみると・・・

ビン底にはこうした塊があった。
ああ、捨てて正解!

2週間ほど前、義母の料理を吐いたのだが、あれももしかしたら古い食材を使っていたからかもしれないぞ。

で、あらかじめ買っておいたバルサミコ酢をこの古いビンに入れた。

この品、その辺の普通のスーパーで85セント。約100円。
しばらく義父母の目の前では古いビンに入れたこの品を使うことにしよう~

家庭の平和のためのちょっとした工夫さ。
私は体調が悪くならず、義両親は嫁に貢献した、ってことさ。