怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

近所の家が約1億円で売り出されているのを義両親たちとネットで見た朝

2019年08月04日 | 節約
近所の家屋が売りに出されている。
義父が偶然ネットで見つけて、義母と三人で丹念に読んだ。
「一人暮らしには大きすぎる家なのよ」と義母。
旦那さんが早く亡くなり、子供たちも独立して長いこと夫人が一人で住んでいるそうだ。
室内の写真を見て驚愕。
凄まじい豪邸だ。広さはもちろんのこと、各設備が新しいものばかりだ。
居住部分床面積が150平方メートル。(地下室は居住部分に入らないので実際はもっと広い)
庭などを含んだ土地面積が約1000平方メートル。気になる価格は約一億円。
義母によると、そこの夫人は広すぎる家の維持管理に限界を感じ、娘夫婦の住む街にアパートを買うのだとか。
そのための売り出し、1億円。どんな豪華アパートを買うんだ・・・・
コンピューター画面を眺めている三人はため息をついた。
「こんなお金持ちがすぐ近くにいるのね・・・・」

高齢になって生活に不安を感じ、息子や娘の近くに引っ越す例を何度も聞いている。
西欧州の子供たちは早く独立し、親と一緒に住まない、という傾向はあるが、それでも二世帯同居や近所に引っ越すという話も多い。
大きな家を所有しても、良いと感じるのは一緒に住む子供がいたり自分が元気でいる間だけだと思う。
家族の状況により、住む家を変えるという生き方が必要だろうと思った、この近所の家屋売り出し。
私たち夫婦は悪い例かな。通勤片道100キロ以上って・・・・妻は義両親に気を遣いすぎでガリガリに痩せるし。

まあ、生きているだけですでに幸運を得ていると感じるこの頃だ。

義父のコンピューター。
二日間にわたり、彼のこのコンピューターのアップデートに付き合わされた。速度の遅いこの地域のネット。
アップデートで私のラップトップのネット接続が遅すぎて、メールチェックでさえ面倒にならざるを得ない。

ま、生きているだけで儲けもの・・・って、発想を変える・・・

朝食のインド風ミルクティー。
出来合いのミックススパイスはインド系英国人で、去年夏までインゴルシュタットに住んでいた知人の英国みやげだ。
その辺で簡単に手に入る品ではない。(ドイツアマゾンで売っていたけど・・・・)
紅茶葉だって、牛乳だって、ウチで生産したものじゃあなく、誰かが作ってくれたものだ。
この紅茶1杯を作るために、飲む水の量の数倍以上の水を使う。使った鍋や茶碗を洗うためにどれだけエネルギーを使っていることか。

こんな風に考えると、毎日私は非常な贅沢をして暮しているように思えるから不思議だ。

朝食は摂らないようにしているのだけれど、今日は特別。

丸パンを半分にしてトーストし、チーズを載せて、ジャムを塗った。