怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

義母の扇風機購入禁止令

2019年08月02日 | 節約
ドイツの一般家庭でエアコンが設置されているのをまだ見たことがない。
扇風機でさえ、まれだ。
気温が高い日はあるが、長く続くことはなく、また、家屋内は耐えられる室温であることも多いんだ。
ここ数年、その高温日が長くなってきているような印象だ。
ウチのような田舎の一戸建ては、住宅密集地の集合住宅より室温が低い。街中に住む知人・友人たちは「日中は36度、夜になっても下がりません。寝不足の日々が続きます」と嘆いていた。
ふふーん、田舎暮らしもいいところがあるな、って同情するそぶりをしてひそかに得意になっていた。

しかし、この広告を見てむらむらした。
欲しい・・・
やっぱり、暑いんだっ
年に数度しか使わないとしても、これはお買い得じゃあないか?

夫に言うと、彼は一人で特売初日の朝にそのスーパーに行った。

現場から送られてきた三枚の写真は、どれも売り切れた様子だった。三店舗すべて売り切れ。
おお、みんな、暑がっているんだなぁ・・・

夫がちょいと私のために苦労した話を何気に義母に言った。
バカだった・・・・
「扇風機なんて、必要ありませんっ!」
ああ、そうだった、彼らに何か買うという話をするのはタブーだった。扇風機そのものより、夫の活躍のことを言いたかったのにねぇ。
「暑い夜は地下室で寝なさいっ」
はいはい、わかりました・・・
だらだらと長く義母の説教が続いたので参った。

寒さには強く、暑さには弱いコーカソイド種、と思っていた。
ここで生活しているうちに、やつらは暑さにも強いことを発見。
故障で停止した列車は、当時冷房がなかった。猛暑のその日、停止したまま約30分。暑かった。
出入り口のドアを全開にしてくれても、どうにもならなかった。停止中にドア開けるって、これって、危なくないか?日本だったらいろいろ問題が出るの確実。
路線バスもウチの地域は冷房車は少ない。車内で倒れる人がいてもいいくらいだ。
ここでは熱中症という症状はないのかもしれない?

義両親たちは炎天下で庭仕事をすることがある。
信じられない。
何事にも強靭に出来上がっている欧州人か・・・・

そのうち、私が熱中症になり、救急で医院に行くことになるかもしれない。
医師は私を見て「暑さでこうなる人もいるのか」と学んでくれるのかもしれないぞ。