怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

放送禁止用語を習う

2017年03月29日 | カテゴリー分けするのに飽き
良いお天気が続くウチ周辺。
予定外の急なお招きで、ドナウの川岸で日向ぼっこをすることになった。
 
街中から川岸を自転車で10分も走ると、こんな風景になる。
雨が降らない日々が続くので、水量は少ないそうだ。
ここではゴザではなく、毛布を敷いて座るんだ。地面が冷たいからね。

仲良しのMさんはビールを、私はジュース、このとき知り合ったドイツ人女性Dさんは私のおにぎりをおいしそうに食べてくれた。
隣には20歳代のドイツ人男性ばかり5人のグループが日向ぼっこをしていた。
日本人の同年代の男性が、川岸に座り込んでビール片手に語り合うって、やるのかな?

うるさい水鳥。あれは求愛の叫びだったのだろうか。水切り遊びは世界各国にあるようだ。ドイツ人にしては小柄なMさん、器用に川原の小石を投げていた。
 
彼が日本留学時代に勉強に使ったテキスト。
パラパラとめくった瞬間に、私はこの言葉を0.5秒で見つけた。

「Mさん、こ、これは誰に教わったのですか!?」
Mさん「センセイですよ」
その「先生」が女性形だったので、さらにたまげた私。
Mさん「センセイの写真を見せてあげます」
彼の携帯を覗くと、か、かわいい!
おい、先生じゃあなくて、彼女だった??

MさんはDさんに、この放送禁止用語を何度も発音して教えるものだから参った。
彼らにとっては感情のない記号のような言葉だろうが、我々日本人にとっては密室の言葉だぞ。
せいぜいドイツで広めてくれ。

18時を過ぎ、日が陰ってくると急に寒くなった。
我々は再び自転車に乗って街中へ戻った。
僅か一時間だったけれど、楽しい体験だった。まだまだ知らないドイツがたくさんある。