怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

低予算の贈り物

2017年03月09日 | カテゴリー分けするのに飽き
義両親の結婚記念日の前日、夫に「花束かチョコレートを買ってきて欲しい」と言われた。
「予算は?」との私の問いに、
「5ユーロまで」と彼は答えた。
贈り物を5ユーロ(約600円)で済ますことができるドイツだ。
結婚の贈り物に5ユーロの商品券をもらって驚愕した、と報告してきた在独日本人女性もいたな。

スーパーに向かった。
スーパーの品レベルでいいんぞ。
私が選んだのは花束だ。

もうひと月ほどで庭のチューリップが咲き始める。その前に贈るのも良いとおもった。
7本のチューリップで2ユーロ。
2ユーロだぞ!
予算を大きく下回った、うほほ。ま、そのスーパーまで行く交通費を考えると、もう少し高くなる。

食品一般は日本よりやすいドイツだ。
花もそうだ、ということはうすうす気付いていたが、あまり花束を買う機会が無いのでよく知らなかった。
こんな安くていいのだろうか。
何か過酷な労働が裏にあるのではないかと心配になる。
花弁産業で有名なオランダ産か?オランダ産と称しているオランダ元支配国インドネシア産か?
アフリカで欧州輸出用のバラ産業が盛んで、地元の水資源を破壊しているというDVDを観たことがあったな。
あまり深く考えると精神衛生によくない。
低収入な私たち夫婦の財布に優しい花束を買うことができて嬉しい、と喜んでしまうことにした。

義母に渡すと、早速いつもの言葉を発していた。
「まあっ、買うなんてもったいないことをして!」
たまにはそれを言わずに受取ってくれよーっ