怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

観光案内

2015年09月22日 | 交友関係
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友人夫妻のそれぞれの親族がドイツ旅行に来た。早速、街の中を案内するということで、なぜか私も招かれて参加した。
ドイツ人女性がドイツ語で解説し、それを友人夫妻が通訳した。彼らは私とドイツ在住期間が同じなのに、すべてを理解しているようで、自分のドイツ語力の低さを認識させられた。ここで「頑張ろう」と思うのが普通の人。私は「ま、いいか」で終わる怠惰さ。
 
街の中心の大聖堂では日曜日の礼拝が行われていた。案内役のドイツ人も私もたくさんの人が出席していたことに驚いた。ドイツのキリスト教はまだ健在であることにほっとさせられた。肌の色の濃い人々もいたので、移民信者もいるのだろう。
 
一時間半ほど歩き回った後、案内担当ドイツ人女性からの気の利いた贈り物が披露された。
「バイエルン風の昼食セット」だ。彼女の手作りってところがいい。レストランより手作りの方が高級。 

さすがにパンは買ってきたもの。右はハンバーグ(というより肉団子。残念ながら硬くてしょっぱかった。)ポテトサラダは義母のものよりおいしかった。思わず、その比較を口に出して言ったら「お家では言わないでね」と言われた。そういうわけで、彼女のハンバーグの残念さだけを義母に報告したぞ。真ん中のオレンジ色のはパンのお供。いろいろなものを混ぜたチーズクリームだ。バイエルン地方独特なものらしいが、家庭で作るものではなくレストランのメニューだといっていた。義母の手作りのそれを食べたことはない。
左上はババロア。ティーンエイジャーの頃、NHKラジオの英会話番組で「Bavarian cream」が出てきたことをよく覚えている。その「ババリアン」ってところがいまひとつ理解できなかった思い出。英語だから英語圏地域の場所のはずなのにどうしてないのだろう、と考えた記憶がある。気にしていたからここに住むことになってしまったのか、恐ろしや、思考の現実化。
話し外れたが、このババロアは絶品だった。
「とても手間のかかるお菓子です」と彼女は言っていた。
「湯煎して泡立てなければいけないのよ。昨日、三時間もかかったの」
これは家に送ってもらう車中での二人きりの会話だった。せっかくの休日を仲間のために無償奉仕でここまでやってくれた彼女に丁寧な礼状・・・いや、メールを送っておいた。「近いうちに私が日本食を作ってご馳走します」ともちろん添えておいた。