怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

いいなり。

2009年03月23日 | 義母
冬物衣類はとうとう残った品々を処分するような価格になってきた。
義母が以前からわたしに合うのでは、と狙っていたジャケット。
義母に誘われて一緒に見に行った。


試着してみたら、袖丈が少々長いだけで、あとはぴったり。
すぐに買った。
義母のお勧めだったので、義母が財布を開くかなぁ~、と一瞬期待した。
が・・・
私の買い物なので私が支払う・・・ふふぅ~
たったの10ユーロ(1300円)だもんね。
がたがた言わない言わない~

値札のシールをはがしてみると、もともとの値段は50ユーロ(1300×5=6500円)!



「この色だったら、何でも合わせられる」
とか
「この時期に安くなっていたけど、これは夏にも着られるね」
などと、義母は私よりご機嫌だった。
家に戻ると、すぐに袖丈を短くし、あすにでも着用可能となった!

さて、夫が帰ってきてからこのジャケットを見せると・・・
「これ、家で水洗いできない!」
と、少々お冠の様子。
夫の服選びの基本は、家で選択可能である事。
「だってぇ~、お義母さんがこれがいいってすごく勧めるから仕方ないじゃあない~!」
わたしも言い返す。

服を一つ買うにも、義母や夫のご機嫌を伺わなくてはならないいまの私。

結婚する前は「夫の意見は大事にしよう」と決意していたが、
まさか義母の意見まで聞かなくてはならないとは予想していなかった。

義母は服が好きである。
洋裁の趣味が高じて仕事にしてしまったくらいだ。
いまだに流行に敏感で、街に出ると行きかう人々が着ているものや店に並んでいる品を無意識に観察しているようだ。

そんな義母のアドバイスで選んだ服なのだから、
まあ、よしとしよう。

ふうぅ~ふうぅ~ふうぅ~ふうぅ~ふうぅ~



(お義母さん、私に買ってくれたらいいのになぁ~)