怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

肉料理

2009年03月06日 | 食べ物
夫が数週間前の入院時、医師に勧められたのは肉食。
夫は18歳のときから肉を断っていたのに、その医師が菜食主義者だったこともあり、あっさりと方向転換したようだ。

いままでは私自身が彼の目の前で肉類を食べるときも落ち着いていられなかった。
「りす、肉は危ないです」
おそらく、食肉となる動物を飼育するときに与えられる飼料、病気にならないように投与される様々な薬品、などの心配をしているのだろう。
私も、それらの危険性が書かれている書籍を読んで知っている。

だけど~
義母を目の前にしてはっきり肉を断ることができるのは実の息子だけだろう。
パラサイトの息子の嫁、出される食べ物にもんくいったらばちあたり~

さて、
肉解禁で、積極的に食べるようになった夫。

喜んでいるのはもちろん義母。
(いや、私と二人で不気味がったのだけどね、夫に内緒)

先日はこんなワイルドなミートローフを嬉々として作っていた~



ハンバーグを大きく作って、この形状にしてオーブンで1時間焼けば出来上がり。



中にはゆで卵入り。
こんなおしゃれなことはあまりしない義母。
息子の肉食復活のお祝いか?!







付け合せはブロッコリーとにんじんの煮物、ジャガイモ(茹でたもの)白菜サラダ、もう一品載せ忘れ、菊芋とりんごのサラダ。

最初の一切れは物凄く旨かった。
義母の勧めで二切れ目に挑んだ半ば・・・
やっぱり、重い・・・
脂肪分はこれ以上含ませることが不可能なくらいたっぷりある。
夫は一切れで降参。

後で、夫が私にささやいた。
「リッチすぎて、血糖値が心配です」
おいおい・・・あなたのからだはちゃんと血糖をコントロールできることを確認したはずではないか!

写真を見てしみじみ思った。
エコ盛り付け。
日本だったら、もう何枚か一人に皿が与えられることだろう。
味が混ざらないように、だ。
実際のところ、私はサラダの酢と他の料理が混ざるのが気になるので、盛り付けるとき充分汁気を切る。
また、隣の料理があまり密着しないように努力することも多い。
義父母や夫はそうしたことをしないようだ。
やっぱり、私は日本人。
それぞれが別に盛り付けられていて、それぞれを楽しむやり方がいい。
ついでに、器も見て楽しむ~


御飯、味噌汁にそれぞれのお茶碗、一汁一菜としても、もう一枚食器が必要となる。
皿一枚のウチとはえらい差だ!
洗うのに、3倍の手間と水が必要だ。
是非、エコ食卓のうちを見習ってほしい・・・
などと書いてみたいが、
本音は別。
日本の、食器から楽しむ食事は非常に文化的。
和食器、洋食器、家庭によっては中華用のを揃えているなんて、日本って凄い。