怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

文字数は多いほうがオトク

2009年03月16日 | 日本
読書が好きな人の海外住まいは大変である。
うわさによると、1トンちかい書籍をドイツ移住の際に持ってきた人もいるそうな。
電車の中で、文庫本を読んでいる日本人らしき人を見かけたことがあるが彼女がそうなのかしら?

私のように本を読むのは必要な情報を得るためだけだと、海外移住はラクチンだ。
・・・と思ったのだけど。
寝転んで軽い読物を読む、というのはかなりのストレス解消であることをしみじみと感じるのも海外生活なのだ。

海外生活の経験のある日本の知人とも意見が一致した。
「小難しい読物より女性○★△とか週間◎★みたいな、日本では身銭を切ってまで欲しいようなものでもない物を読みたくなるのよね」

至言だぁ~
美容院、病院などでお気軽に読んでいたものがここにはない。
芸能人ニュース、皇族の写真、嫁姑バトル、ダイエットメニュー、知らなくてもいいことなのだけど、読みたい・・・

そう思って、去年の帰省時、定期購入を考えた。
(実家に頼んで送ってもらう、という原始的定期購入~)

何冊かサンプルを用意して、重量を量った。
重さは小包料金に影響する。
お気軽週刊誌、の類は大体450グラム。
郵送料金などをチェックして、少々考えた。
「この女性○★△って、文字数が少ないな。どうせ送るなら文字がいっぱい詰まったほうがお得だよな」
単位当たりによりたくさん文字が詰まっているほうが経済的、と考えた浅知恵りす。

本屋をうろつき、450グラム前後の文字がいっぱいある本を探した。
その「経済性」を満足させるものがこちら・・・



・・・・・・・・!
こちらに届いてから、驚愕した。
私って、これまでの人生、ほとんど小説らしいものを読んだことがないことに気づいたのだ。
ちょいと恥ずかしいが、作家の名前(時には顔も)はメディアで知っているけど彼らの作品を読んだことがほとんどないのだ~!

開いてみると、文字でがびっしり詰まった紙面。
「お買い得の品を選んでよかった・・・」
とまだ無理やり考えている。
寝転がりながら読むことができるという条件を無視した選択だった。
いや、慣れてくれば、可能なのだろうか。

幸いなことに、このオール読物、読みきりの短編ばかりである。
が、届くといつも最初に読むのは伊藤理佐さんの漫画・・・
これは寝転がって読む~

もうしばらく、オール読物で私の日本語読解力を高めていくとしようか。
できるかな・・・・
寝転がって読めるようになれるかなぁ~