さて、美輪明宏氏である。
じじぃは氏の非常識なファッションに顰蹙しているが、人生相談は素晴らしい。
若い人々はお言葉を拳拳服膺すべきである、と考えております。
例えば......。
50代女性が、高齢の住職に侮辱された思いだ、と怒っている。
父が亡くなり母の希望で遺骨を居間に置いていた。
一周忌に納骨をした際、高齢の住職が法要をしたが。
・呂律が回らず、お経はふにゃふにゃで、父の名前を間違えた。
・献体は1年で帰ってくるのですか?と見当外れな質問をされた。
・お宅は跡取りがいませんが三十三回忌までやってくれないと困る、と言う。
・そんな認知症の住職に、母は数十万円も支払った。
・この出来事から私は何を学ぶべきでしょうか?
以下は美輪明宏氏の回答です。
高齢化が進みどこでも起きていることで、仕方がありません。
住職に悪気がないことは分かりますね。お布施の額はしきたりです。
慈悲の心で「一生懸命お勤めしてくれた」と考えましょう。
あなたもいずれ住職と同じ状態になるかもしれません。
腹を立てるより、住職の置かれた気の毒な状況を考えてあげて下さい。
今回のことから老いを学び、明日は我が身と心しましょう。
森生も物忘れは甚だしく、身体はあちこちで悲鳴を上げている。
この「林住記」には、ご無礼や間違いがあるでしょう。
どうか慈悲のこころでお赦し下さいね。
なお、詳しくは朝日新聞19日朝刊「悩みのるつぼ」をご覧ください。
190125