飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

戦略とは

2021年07月20日 14時00分45秒 | 仕事術
「戦略」教育の世界ではあまり聞かない言葉である。
企業では当然ながら、この戦略が自社の運命を決する。
リーダーがどのような戦略をもち、その意図をメンバーがきちんとした方向性とともに理解する。
そうして企業は成長していく。

教育現場では、働き方改革の名の下に、改革や改善が図られている。
10年間に比べれば、教育課程の改善がされ、多少なりとも余裕をもって進められるようになって点もある。
しかし、月40時間を超えた超過勤務、土日の勤務は現在も状態化している。
7時間45分の勤務時間内に行うことができる業務にシフトしないかがり、これ以上の改革はない。
器がきまっているのであるから、その器に入らない物は減らしていく必然性がある。

ビジネスにおいて戦略が必要不可欠のように、現在では教育においても戦略が必要だ。
戦略があるからこそ結果が出るのである。
戦略は、すべきことだけでなく、しないことを決めるのも大事の要素なのだ。
やるべきことをやるというのは、やらないこと、やれないことを決めることでもある。

「戦略とは、何をやらないかを決めることである」(経営戦略の神様 マイケル・ポーター)という言葉もある。
ほかの学校がやっているからやる。
本当に、当たり前にやっていることが本来の学校がすべきことなのかを今一度冷静になって考えてみることも重要である。
 
学校でできることは有限である。
教師にできることも有限である。
ましてや、時間も制限されている。
まず、学校はやらないことを決めることが、学校の働き方改革を進めることの大前提である。

saitani
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