飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

板書・ノート・机間指導

2023年12月04日 13時36分10秒 | 授業論
教室の行われる授業で必ず使われる教材・教具・技術がある。
それは板書、ノート、机間指導だろう。
では、この必ず使われる教材等の教育的効果とはどんなことがあるのだろう。
教育的活動には明確な目的やねらいがある。
この部分を曖昧にしていては、実践の効果は薄くなる。

1 板書
①指導内容や学習課題を提示・説明する
②指導内容を要約・整理して授業過程を明確化する
③子どもたちの思考活動を触発・組織化する
 ◎黒板はもっと子どもたちに開放すべきであると考えている。
  あまりに授業者が使う場面が多すぎる。

2 ノート
①練習的機能(ex.計算練習を行う)
②備忘録的機能(教師が板書したり話したりした情報をメモしておく)
③整理保存的機能(小説の一場面に対する自分なりの解釈や感想を書き留めておく)
④探求的機能(科学的な仮説の設定と検証の過程をレポートのようにまとめる)
◎③④としての活用をもっと促したい。

3 机間指導
①一人一人の子どもが取り組んでいる問題、それについての考え、思考の変化などを把握する
②問題の解き方がわからない子、途中で行き詰まっている子、理解が不十分な子への指導を行う
③子ども同士の考えをつなげることでそれぞれの学習を深めたり、広げたりする
④必要に応じて共通して躓いているポイントについて解説やヒントを与えたり学級全体の学習を整理する。
◎とくに②の指導は配慮が必要になる。

saitani