飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

しつこさと覚悟の大切さ

2023年02月26日 10時02分45秒 | 学級経営
年度末まで30日を切ったこの時期は、どのクラスの落ち着いて授業に取り組める。
それは、これまでの170日積み重ねがあるからだ。
この計画性と系統性をきちんと把握していない教師はここに来てもまだ基本的な指導をしてなくてはならない状態になる。

例えば、次のようなポイントだ。
極めて基本的なことだが。

1 清掃のきまりは守られているか。
2 給食のきまりは守られているか。
3 教室移動のきまりは守られているか。
4 口数が減ってきた子どもはいないか。
5 授業中の挙手は減ってきていないか。

これまでの日々の中で様々なきまりがあった。
そうしても必要なきまりなら、覚悟をもって守らせる必要があるし、どっちでもよいきまりなら、廃止すればいい。
一番いけないないのは、どっちでもよいきまりが学級内にそんざいしていること。
真面目な子は、そんなルールもきちんと守っている。
区切りの時期には意識して、このきまりをしつこく身につけさせる必要がある。

一般的に言って、子どもの変化についての定説がある。
個人差はあるが、女子は小学5年生で、男子は中学2年生で変化を迎える。
これは、いい方向でいえば、落ち着きが出て、わがままを言わなくなるという特長がある。
しかし、悪い方向で言えば、批判的になり、斜に構えるなどの素直さに欠ける面も出てくる。
どちらの面も、成長期においては必要な表れであり、変わったことではないのだが、周りの大人が適切に対応しないと、悪い面だけが協調されるようになる。

人間は迷ったり悩んだりするが、その多くの原因は覚悟の不足である。
覚悟に勝る決意なしと言われる。
決意では弱い。
万難を排して目標を達成させる覚悟が必要だ。
覚悟があれば、自分の考えを柔軟にかえて良い方向に導くことができる。
覚悟をもった教師のクラスは必ずよい方向に向かい、子どもたちが必ず成長する。

saitani


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