飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」「万里一空」「雲外蒼天」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

荒れのチェック

2023年02月25日 10時25分07秒 | 学級経営
学級の荒れは手抜きから始まる。
どんなところをチェックするのか。
次のような局面が考えられる。

1 朝の準備や帰りの準備が遅い。
2 不要なものを持ってきている。
3 あいさつや返事をしない。しても声が小さい。心がこもっていない。
4 授業中の私語。指示通りに課題をしない。
5 提出物がいい加減になる。忘れ物が多くなる。
6 授業の開始が守れない子が多い。
7 教室や廊下で暴れる。騒ぐ。
8 暴言が多い。
9 服装がだらしない。靴をちゃんとはかない。
10 当番(給食や掃除)の仕事をさぼる。
11 正当な理由無く残食が多い。

このような状況はルールが守られていない状態であり、子どもたちが手抜きをしている状態でもある。
対処法は、基本的なことである、ルールの再確認が始めとなる。
できないことは再度やらせる。
できない子だけをやらせる。
できている子までやらせると連帯責任となり、真面目な子の信用を失うことにもなる。

子どものチェックだけでなく、教師のチェックも必要だ。

1 1時間に最低1回は笑いがあったかどうか。
有田和正先生は、いつもおっしゃっていた。
授業中に一度も笑わせない教師は犯罪行為だと。
進度ばかり気にしたり、工夫のない余裕のない授業からは笑いは起こらない。

2 子どもが感謝で終わる叱り方をしているかどうか。
野口芳宏先生は、子どもが何か過ちを犯しても、その報告だけをして終わりにしていると。
謝るというのは、最低でも謝罪・報告・反省がなければならない。
「先生、ガラスを割ってしまいました。」
このレベルでよしとする教師が多い。

3 学級のよかったことを毎日10~20個書き出せるか。
菊池省三先生に、ほめ言葉のシャワーに通じる考え方である。
これを実行することにより、自己肯定感の強い、思いやりのあるクラスになる。
人間関係も正常化していく。

saitani




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