飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

総合的な学習に時間における授業参観の観点

2020年09月26日 08時07分00秒 | 授業論
総合的な学習の時間における参観授業の観点とはなんだろう。
よい授業には共通の事柄がある。

1 問い(課題)のもたせ方のよさ
問い(課題)に必然性や適時性がある
子どもたちの生活に関わる事項、いますべき事項として意識され、子どもたちが本気で調べたくなっている。自分たちでなんとか問題解決しようとするようなしかけが十分にある。

2 学級づくりのよさ
違いを認め合う学級づくりを目指している
日頃から子供同士が友達の意見を尊重し、みんなで協力するように絶えず教師が関わっている。そのため、子供同士で小さなことでも認め合ったり友達の成長を喜んだりできる。

3 学び方のトレーニング
思考ツールなどの目的や使い方、話し合いで大切なことや進行の仕組みなどが子どもに身に付いている
日常的に子どもたちがツールや方法として使っているため、浮足立たない。むしろ必要だからその活動をしているという自覚がある。

4 教師のコーディネート
すべての子供が活躍することを意図している
学級内の人間関係や子ども一人ひとりの得分野などが教師の頭に入っており、子どもたちが主体的に学んでいるように見えても、実は教師が見えないタクトをふって子供を動かしている。

saitani