飛耳長目 「一灯照隅」「行雲流水」

「一隅を照らすもので 私はありたい」
「雲が行くが如く、水が流れる如く」

合図の仕方

2006年03月17日 23時56分48秒 | 授業論
学級の中には、多くの約束事が存在する。
この約束事が、互いの意思疎通を基本として機能するとき、統率のとれた学級集団の基礎ができあがる。
集団行動を例にあげれば、よく理解できる。
子どもたちに対する合図を明確にだし、徹底できる指導者は集団を成長させる。

運動会シーズンになると教師が大声でどなるすがたを目にする。
自分自身も反省しなければならない点が多くあるが、本当に力のあるプロ教師は決してどならない。
どならないで指導できる教師は、技量は高く、子どもたちを大きく変化させることができる。
ここで重要なのは、子どもたちはきちんと指導すれば統率のとれた行動ができるということである。
統率のとれた集団では、教師の熱心な指導に答えて、子どもたちの演技は目に見えて成長していく。
そんな教師は、子どもをいつもほめ、励まし、讃え、自信と希望を育んでいく。

怒鳴る教師は、一生そのままの姿をとり続ける。
反省することを忘れ、問題の原因を自らに求めず、学ぼうとすることを捨てた教師の姿はむなしさを感じる。

SCENE167(saitani)