性能とデザイン いい家大研究

こちら 住まいの雑誌・Replan編集長三木奎吾です 
いい家ってなんだろう、を考え続けます

【高齢労働力はどう活かせるのか?】

2016年12月22日 06時34分43秒 | Weblog
さてことしも今日を入れても10日ほどになりました。
高齢化の進展とともに、月日の経つのがまことに早い(笑)。
わたしはなんとか、ブログやSNSなどに積極的に関わって
IT化高齢者として悪あがきしてでも若々しくありたいと思っていますが、
たしかに体力的には徐々に衰えが出ては来ているけれど、
経験や人的交流資産はむしろどんどんと増えてきている。
なんとか役に立つうちは、邪魔にならない範囲で(笑)頑張ろうと思っています。
そんなときに目にしていたのが、地域シンクタンク・道総研の作成された図。
全国の労働者数はいまも伸び続けているなかで、
高齢労働力の割合も高まって行っている。
平成25年段階で9%を超えている状況が見て取れます。
世界に冠たる充実した医療制度を持っている国として
こうした「年を取っても働ける層」を、どのように活かせるかは、
今後の世界が否応なく直面していく高齢化社会の先導モデルになれる。
栄養状態の画歴史的な改善と、住環境を中心とした
社会総体としての健康維持環境の出現は、
わたしたちニッポンの大きな可能性なのだろうと思います。

というようなことを考えることが増えてきて、
自分自身もそのなかにいて感じているのは、
やはり先人たちから受け継いできた「知恵」をどうやって社会に
遺していくべきか、ということだろうと思います。
その部分がことし、一番痛感させられたことでもありました。
高齢者は社会の中でいちばん経験知を持っている。
それを社会全体の活用すべき資産として、いかに転移させていくか、
大いに知恵を絞っていくべきだと考えさせられています。
最近でも、住宅建築の若いバリバリの研究者のみなさんと
対話する機会を得たりしましたが、
そういうなかで、少しは伝えられることがあるかも知れない。
高齢者が仕事を通して社会に還元できることはそこが最大でしょう。
まぁもっとも、年齢を重ねてもまだまだ知らないことばかりであり、
日々が勉強であることは当たり前なのですが、
少しは経験があるので、多少の衝撃緩和装置にはなれる。
住宅の情報の世界で、まだまだ挑戦できることはあるのではないかと、
たのしく想像力を膨らませております。
仕事への対し方、領域などをいろいろ考えていきたいと思っています。
この図を見て、いろいろアイデアを浮かべている次第。
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