わが社の建物は、大きな準幹線道路に面しています。
繁華な商業地域から連続してきている道路で、便利も良く
地下鉄もそう遠くないので、まぁ、比較的に便利な敷地にあります。
そういうことなので、すぐお隣にはマンションがあったりします。
ウチの社屋は住宅雑誌の編集部ということもあり、
単純な木造2階建てという至ってシンプルなものなのですが、
新築時にはとなりのマンションのせいでテレビの電波障害があり、
電気屋さんが苦労してアンテナ位置を特定しておりました。
やはり大きな建築は、近隣に対していろいろな障碍や迷惑を与えざるを得ないもの。
しかし一方で、大きな賑わいも自然に出来上がっていくので、
商業的発展などの面では不可欠な部分もある。
都市という環境の中での住宅というものの存在を考えさせるきっかけにはなりますね。
一昨年に着工して大きな工事を行っていたお向かいの敷地でのマンション計画。
ことしになって、4階までの工事ができていた建物が解体されて
更地になっておりました。
例の姉歯さんと同様の耐震偽装問題が発覚して、にっちもさっちもいかなくなって、
とうとう、転売して解決することになったようなのですね。
その敷地に新たなデベロッパーによるマンション計画が再度持ち上がり、
その工事に対する「アンケート調査」なるものが来ていました。
写真は不明瞭ながら、冬至の頃の日影についての影響を地図上に表現したもの。
わが社の建物や駐車場部分にも大きな影が架かることになっています。
前回の工事については、まったく通知がなかったことを考えると
今回は事前にこのような案内が来ているので、
まだましな対応とは思われますが、やはり影響はある。
しかし、こうしたお知らせも「町内会」が資料作成して回覧形式を取っています。
町内会の役員さんも大変だと思います。
自分のことではないのに、調整の機能を果たさなければならない。
少なくとも文書を作成して説明を加えなければならない。
これまでも住宅クレーム110番には多くの相談も持ちかけられてきたテーマですが、
こういう近隣の問題って、自分にも降りかかってくるとなると、
改めて、大変なことなんだなぁと思い知らされることですね。
さて、対応を考えていかなければなりません。
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