写真は、ちょっとお行儀が悪く箸を付けちゃった状態の会席膳。
暑い時期に行った京都のお店で食べたものです。
ちょうどいまは、雨が落ちてきていますが、
この時期、北海道はほぼカラッとした晴天続き。
一方で、梅雨とジメジメした暑さが、本州以南を覆い始めますね。
毎日、ああいう状態が続くのはやはり食欲とかに影響するだろうと思います。
本州以南がそういう状態の時に、北海道に来たら、
空気がさわやかにカラッとしているので、
よけい、食べ物がおいしいと感じる部分があるかも知れませんね。
で、やはり、懐石なんかでの、器と食べ物の関係って、
こういう暑さに対する食欲増進の工夫も込められている感じがいたします。
写真に見る、卵豆腐と、そのお皿なんか、
色取りとか、ちょっと絵に描いたようで取り合わせが妙。
敷かれている紙が水面を表現して、その上に葉っぱが流れているような印象の
上の器も、面白くてつい箸が伸びてしまう感じ。
こういうディテールまで、心配りされているのが、
日本料理の基本的な方向性なんでしょうね。
まぁ、少しは暑さにバテて食欲が落ちるくらいになって欲しいのが
実は本音ではあるんですが(笑)、
わたし自身は、どんな状況でも食欲はあります(笑)。
困ったものですが、こういう器と食べ物のハーモニーを見せられると、
また一段と、箸が進んでしまう次第です。やれやれ。
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