土曜日午後の「神楽坂」で見掛けたジャズカフェです。
こういう無国籍文化が、キッチュなまんまで黄昏れている雰囲気(笑)、
やばそうであります。
で、ふとなにやら1950年代風の音楽が街に流れている。
振り返って、その音源の辺りを見回すのですが
どうもそれらしき発信源を確認できませんでした。
しかし、この写真の店、こういうたたずまいのままに
2014年の時空間に存在し続けているのは、いいですね。
バタ臭いけれど、オヤジっぽくて、
不良になりたくてなれないままに、善良仮面の下で
バーボンなんかに酔ってみたいと願っているような中高年の心情。
そういったないまぜのたたずまいが、そのままかたちになっている。
店の前の柱には、「ジャズライブ」のお知らせチラシが貼ってある。
なんという場末感。
でありながら、神楽坂というジャパネスクな街の名。
そういえば「神楽」なんだから、ジャズには縁もあると言えるのかも。
日々の肉体労働に疲れた体に、
独特のリズムとリリシズムで訴求していった黒人霊歌が
ジャズの成り立ちだと言われますが、
神楽というのも、日本的農耕社会での開放空間としての神社境内で
集ってくるひとびとに肉体表現の共感をベースにして
さまざまに「物語って」くれた文化現象だったのでしょう。
東京という、異文化を継続的に受け入れ続けた場所には
こういったバタ臭さを吸収する磁場があるように思います。
さて、本日からは仙台にて新住協の全国大会。
前夜祭から始まる3日間です。
で、そのあと来週早々火曜日には、住まいと環境東北フォーラムの
年に一度の総会。
ということで、わたし、しばらくの間は
札幌を離れて、東北その他にいる予定であります。
と思っていたら、ちゃんと出張中のお仕事も飛び込んできて
ずっとパソコンで通信しながら、進めなきゃならないようです。
ということで、8日間の予定で行ってきたいと思います。
やれやれがんばるぞっと・・・。