きのう夜に仙台から札幌に帰って参りました。
中小零細企業の経営者というのは、いろいろなことをしなければなりませんが、
やはり働いているスタッフの環境をあれこれと考えるのは大きな仕事。
最近、増え続ける「名刺」管理・活用に一筋の光明が見えまして、
わたしは、自分のMacとiPhoneの間で、
「連絡先」の同期が完成した環境で仕事しております。
たぶん1200~1300名以上くらいのみなさんの名刺とその情報を
常に更新しながら、いろいろなフォルダ分けに基づいて整理整頓できています。
Macでは写真のアイコンの「連絡先」という機能があります。
これは電話帳であったり、住所録であったりするのですが、
これとスキャナーのOCRソフトが連携できるようになっていて、
その取り込まれたデータが、iCloudというAppleの無料のサービスで
iPhoneにもそのまま、なにもせずに同期されていくのです。
スキャナーはきっとなんでもいいのでしょうが、
Mac用の同梱ソフトとして富士通のScansnapがいい、という評価を聞いていたので
それを採用してみました。
使ってみると大変使いやすく、しかもOCRの精度が格段に向上している。
はじめは、これまでの同様ソフトの使用実感から
評価をあまり信用していなかったのですが、
それでもやっぱり使ってみたい、ということで始めたら、
予測を遙かに超えていたのですね。
あ、わたし、富士通から広告料はいただいていません,念のため(笑)。
しかもMacのソフトとして使い勝手はたいへんいい。
なんと言っても、「連絡先」ソフトとの連携が即座に実行されるので、
使っていて、その使用実感は堪えられません。
しかし、所属企業先の読み込みでは、当然ながら「会社」がデフォルトなので、
公務員さんの所属先は追加入力する必要がある。
それと、個人名でだけのソートは使用する側から言うとあんまり意味はない。
個人の友人関係名簿であればそれでもいいのかも知れませんが、
そういった使い方が必要なほどの数の個人関係って
「友だち5000人」とか自慢するFacebookの金儲け目的利用者くらいでは(笑)。
ということなので、わたしは個人名の頭に会社名をつけて登録している。
だいたいが、個人名で記憶している人よりも
「○○会社の○○さん」というように記憶している人の方がはるかに多い。
まぁそのようなひと手間が必要ではありますが、
わたしの場合は、年末年始の「節句働き」で
粗ごなしに1000人以上データを読み取り、
その後、時間を見ながら少しずつデータ修正に取り組んでいる。
こうしたデータ修正はMac上で行えるので作業効率は非常にいい。
それが異動先でのiPhoneにすべてデータが「電話帳」として格納されている。
「すべての連絡先」のほかに任意の振り分けフォルダが登録できるので
こちら側の必要に応じて、「関係」を整理整頓しておける。
どんな関係先の方でも数秒で電話連絡先・メールあて先にアクセスできる。
仕事の効率化・スピード化に、格段の威力を発揮してくれている。
という自分の環境での実施体験を踏まえて、
これは他のスタッフにもその環境を構築して、
「営業活動の効率化」を進めていきたいと考えたのであります。
が、が、ががが・・・(笑)、
他のスタッフの環境って、驚くほど千差万別であります(泣)。
「おいおい、なによこれ」という状態(笑)。
むむむ、中小零細企業でのIT活用、
なかなかに道は遠いものがあると実感させられております。
う~~~ん、どうしよう・・・。