最近、めっきりドラマは見なくなった。(おじいちゃんは25歳は例外よ!)
だけど、密かに録画して見ているドラマがある。「モリのアサガオ」だ。主人公の新人刑務官を通して、様々な死刑囚達の生きざまや人間模様が浮き彫りになっていく。終盤にきて主人公の出生の秘密なども絡んできてドラマチックな展開にもなっている。
折しも、裁判員制度が導入されて、人が人を裁くこと、罪とは、罰とはといろいろ考えさせられるご時世だ。このドラマは、どちらかというと死刑否定の考え方が濃い。誰かをかばって、無実の罪をかぶっていたり、服役中に改心したりと、罪を犯したことで苦しんでいる人々がいる。方や、かけがいのない命を奪われた被害者は、事件と向き合えなかったり、一生を狂わされたりする。いろいろな経緯を全て呑み込んで、国からの命令に従い、死刑執行をしなければならない刑務官、彼らも違った意味ではあるが人を殺さなくてはならない。そこに感情があってはならない。正義とは法とは、国家とはとテーマは深く、文字通り、モリの中の迷宮をさまようようなお話だ。
テレビ東京はときどき、こういう渋いドラマを作ってくれるのよね。数年前の「家裁の人」もなかなか良かったな。で、このドラマ、何が凄いって、死刑囚のキャスティングなのだ。若手、ARATAくんを支える脇役陣が、柄本明、温水陽一、大倉孝二、平田満、六平直政、中村獅童、根岸季依…等、豪華絢爛たる舞台人たちで、あの手この手で魅せてくれる。もう、柄本さんの怪演ぶりなんて鳥肌もんだ。舞台で生きることができる俳優たちでないと、こういう役柄は出来ないだろう。彼らの奥行きの深~い、演技合戦にも目が離せない。
だけど、密かに録画して見ているドラマがある。「モリのアサガオ」だ。主人公の新人刑務官を通して、様々な死刑囚達の生きざまや人間模様が浮き彫りになっていく。終盤にきて主人公の出生の秘密なども絡んできてドラマチックな展開にもなっている。
折しも、裁判員制度が導入されて、人が人を裁くこと、罪とは、罰とはといろいろ考えさせられるご時世だ。このドラマは、どちらかというと死刑否定の考え方が濃い。誰かをかばって、無実の罪をかぶっていたり、服役中に改心したりと、罪を犯したことで苦しんでいる人々がいる。方や、かけがいのない命を奪われた被害者は、事件と向き合えなかったり、一生を狂わされたりする。いろいろな経緯を全て呑み込んで、国からの命令に従い、死刑執行をしなければならない刑務官、彼らも違った意味ではあるが人を殺さなくてはならない。そこに感情があってはならない。正義とは法とは、国家とはとテーマは深く、文字通り、モリの中の迷宮をさまようようなお話だ。
テレビ東京はときどき、こういう渋いドラマを作ってくれるのよね。数年前の「家裁の人」もなかなか良かったな。で、このドラマ、何が凄いって、死刑囚のキャスティングなのだ。若手、ARATAくんを支える脇役陣が、柄本明、温水陽一、大倉孝二、平田満、六平直政、中村獅童、根岸季依…等、豪華絢爛たる舞台人たちで、あの手この手で魅せてくれる。もう、柄本さんの怪演ぶりなんて鳥肌もんだ。舞台で生きることができる俳優たちでないと、こういう役柄は出来ないだろう。彼らの奥行きの深~い、演技合戦にも目が離せない。
モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS) | |
郷田 マモラ | |
双葉社 |