くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

モリのアサガオ

2010年12月05日 | 日常あれこれ
最近、めっきりドラマは見なくなった。(おじいちゃんは25歳は例外よ!)
だけど、密かに録画して見ているドラマがある。「モリのアサガオ」だ。主人公の新人刑務官を通して、様々な死刑囚達の生きざまや人間模様が浮き彫りになっていく。終盤にきて主人公の出生の秘密なども絡んできてドラマチックな展開にもなっている。

折しも、裁判員制度が導入されて、人が人を裁くこと、罪とは、罰とはといろいろ考えさせられるご時世だ。このドラマは、どちらかというと死刑否定の考え方が濃い。誰かをかばって、無実の罪をかぶっていたり、服役中に改心したりと、罪を犯したことで苦しんでいる人々がいる。方や、かけがいのない命を奪われた被害者は、事件と向き合えなかったり、一生を狂わされたりする。いろいろな経緯を全て呑み込んで、国からの命令に従い、死刑執行をしなければならない刑務官、彼らも違った意味ではあるが人を殺さなくてはならない。そこに感情があってはならない。正義とは法とは、国家とはとテーマは深く、文字通り、モリの中の迷宮をさまようようなお話だ。

テレビ東京はときどき、こういう渋いドラマを作ってくれるのよね。数年前の「家裁の人」もなかなか良かったな。で、このドラマ、何が凄いって、死刑囚のキャスティングなのだ。若手、ARATAくんを支える脇役陣が、柄本明、温水陽一、大倉孝二、平田満、六平直政、中村獅童、根岸季依…等、豪華絢爛たる舞台人たちで、あの手この手で魅せてくれる。もう、柄本さんの怪演ぶりなんて鳥肌もんだ。舞台で生きることができる俳優たちでないと、こういう役柄は出来ないだろう。彼らの奥行きの深~い、演技合戦にも目が離せない。



モリのアサガオ―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (1) (ACTION COMICS)
郷田 マモラ
双葉社

スマステ

2010年12月05日 | 藤原竜也
局長と総司の再会、楽しみにしてた~。歳月は流れ、竜也くんは総司が亡くなった年を越えたのね。香取くんはまだだけど。二人とも、大人になったなあ。特に、竜也くんが落ち着いちゃったね。5年前の新選組スペシャルの時は、まだ年下の甘えん坊的な雰囲気があったけど、今回は、“単独ゲスト”として頑張っていた。振り返れば、激動の5年だったもんね。3度の海外公演、2度の留学、坂元監督との出会い、英語の芝居、井上さんの死…、いろいろなことに真摯に向き合い、努力して取り組んできた結果だね。気がつけば、“じいちゃん役”もこなすぐらいだからね。竜也くんを見ていると、「自分で自分をジャッジすることの大切さ」っていうのがわかる。

仕事をはしごしている、香取くんが華やかな衣装だったのに比べ、竜也くんは地味~なスーツだった。小指にリングなんかしちゃって、それを恥ずかしそうに腕組みして隠しちゃう。かなり大人な雰囲気を狙ったのかもしれないけど“スタイリストさんに着せられました”感があった。洋服(衣装)を着こなすのは今一つよね。普段がジャージだからしょうがないけどさ。それに、髪の毛のボリュームが多い。最近、なんだか白いものがちらほら見えるのだけど、もしかして若白髪ならぬ出世白髪かい?

本日のテーマは「長く待っても手に入れたいもの」。ファンとしては5年かけて、三谷さんとのコラボを実現したことに触れて欲しかったけど、告知だけだった。明日から稽古らしい。ということは、台本が上がったのかなあ。そこらへん、勘太郎くんや一恵ちゃんからも局長に報告しに来てほしいもんだ。