くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

謝れない世代

2007年10月28日 | 日常あれこれ
格闘技界のことはよくわからない。でも、亀田家騒動の顛末はなんか腑に落ちないな。まず、父の謝罪会見。あの父は、今、自分がどういうスタンスを取っていいのか、亀田流を貫いていけばいいのか、否を全面謝罪すればいいのかよくわかっていなかったように思える。で、心神喪失気味?な息子をかばってそそくさと退場、結果、なんの趣旨も伝わらず、ますます叩かれることになる。大の大人としては情けない行動だった。

亀田父、またまた私と同世代だ。同世代はいろいろ問題が多い。昨日、たけしの平成教育委員会とやらをながら見していたら、保育料、給食費、教材費を滞納し、なおかつ苦情ばかり言うモンスターペアレンツなるものがいるというのをやっていた。たぶん、この親たちも同世代から少し下の世代にあたる。

この世代、自己主張せよと教えられた。人の言いなりじゃいけない。自分の意見を言えと。で、自分の意見ばかり言って、人の意見を聞けなくなってしまったんじゃないのかな。自己主張ではなく自己防衛、自己弁護に走る。何かを言われる前に言ってしまえばいい。言ったもん勝ちだと。でもそれは違う。人の意見を聞き、認めることができなければ物事、いい方になんか進むはずはない。とどのつまり、くだらないことで堂々巡りをするだけだ。そこに生まれるのは主体性のない子どもと病んでいく教師。やっぱり、何かが間違っている。

「昔は30人の子どもの後ろに30人の親がいた。でも今は30人の子ども後ろにまた30人の子どもがいる」
ある校長先生の言葉が印象的だった。

話は、亀田騒動にもどるが、この事件で、結果、一番、得したの、内藤選手じゃないかい?地道にがんばってきた人には、神様がいいことをして下さるのねえ。内藤さんもここで慢心せずにこのチャンスを活かしていかなくちゃね。

冷える・・・

2007年10月27日 | 日常あれこれ
秋の雨は冷たくて寒いね。もうすぐ冬なんだなって思わせる。日が落ちるのも早くなっちゃってこれから夜が長くなる。なんとなく侘しくなるよなあ、冬って。

30歳も半ばを過ぎたある秋から突然、トイレが近くなった。寒くなるとなおさらだ。それがここのところやけに近い。かかりつけのお医者さんに相談したら、一度、検査してみようかということで、膀胱炎の薬をいただいた。もともと冷え性だし、痛みも、残尿感もないから、膀胱炎じゃないと思ってたんだけど、薬が効いたら確定だわね。とりあえず来週検査してもらおうっと。改善できるなら改善したいわこの体質…。特に仕事中はトイレが近いととても困るのよね。

ということもあって、冬に備えて、冷え性対策用の下着を物色しているが、○コールとか○リンプとかは高くて手が出ない。ローカルな薬局で、防寒用のスパッツを発見。これがなかなか良かった。あとユニクロの薄手のやつも、今の季節にはちょうど良い。うま~くコントロールできていると冷えない日もあるんだよね。

今年の冬は寒いのかなあ。保育園はなおさら寒いのよ。外にも出るしね。スパッツだけで、寒さを凌げなくなったら、最終手段として使い捨てカイロが登場する。こっちもそろそろ買っておかなくちゃなあ。

うれしたのしはミュージカル

2007年10月21日 | 観劇

何の予備知識もなく、キャストが豪華なんで観にいきたいって思った。A席だったから多少見切れがあったけど、結構、前方席で観やすかった。

お話は単純明快でわかりやすい。舞台は第二次世界大戦前のナチスドイツ。キャバレーのNO1ホステスと純粋なアメリカ青年との恋と破局。それに対峙してアパートの大家であるオールドミスとユダヤ商人との恋が描かれる。その大家が秋山奈津子さんでびっくり。蜷川舞台ではクールな妻、野田マップでは狂気に満ちた女と多彩な顔を見せてくれたが、今回は完全に3枚目。のりのりで笑わせてくれる。歌もこれまた上手なんだよなあ。どんな演出家の色にも染まり、なんでもこなしてしまう秋山女史にはホントに恐れ入ったよ。


主演の松雪泰子さん

     

文句なしに美しい。歌はそこそこ歌えてた。元ダンナ、確か、歌手じゃなかったっけ?芝居はトレンディードラマ風。ダンスはいまいち。それでも彼女は輝いている。ラスト近くの「私は女優よ」という台詞はまさに彼女のための台詞だよ。松尾氏はこの台詞を言わせるために起用したんじゃないかって。衣装替えもたくさんあって、楽しませてくれた。


初さだおちゃ~ん

     

彼は芝居のストーリーテラーで重要な役。はい、ぶっとんでました。歌えるし、踊れるし、芝居はできるし、笑わせてくれるし、ポスト生瀬勝久というか、生瀬氏のようなパワーとすごい才能の持ち主だなあって思った。さだおちゃんも舞台が一番映えるなあ。

続いて、これまた初森山未来くん

      

この人も舞台の人だね。写真より実物の方が断然、かっこいい。すっとした顔立ちがひがしのようでもあり、屈折してないところは井上芳雄君のようでもあった。それなりに、歌も芝居もこなしていたけどでもそれほどすごいっていうインパクトは受けなかった。でも、この若さで(竜也くんよりちょい下らしい)演出とかもやっているんだよね。このたび、ブログを立ち上げたというちらしにこんなことが書いてあった。

最近ちゃんと生活しなきゃな、と考えております。

日本酒で前後が不覚になる。
でも、ちゃんとトイレットペーパーを変えなきゃ。
泡盛で前後が不覚になる。
でも、植物に水をやらなきゃ。
とりあえず前後が不覚になる。
崩しては立て直して。
そんなことの繰り返しで日々を精一杯活きる術を模索しております。

おお、この感性、素晴らしい!!この飲兵衛度は根っからの演劇人だ。竜也君と合いそうだよ。竜也くんの舞台での目撃情報が多いから、すでに接点はあるのかな。日本演劇界の次世代を担う若者がここにもいたよ。

未来くん、何気にこれからも注目していきたい。
      


ストレス解消術

2007年10月20日 | 日常あれこれ
ちょっと、波乱含みだった仕事も一段落。自分的にはかなり凹んだ。時が解決してくれるだろうとじっと待っていたら、事がいい方向に転がってくれた。子どもの頃からそうだった。良いことの後には悪いことがある。悪いことがあれば、必ず良いことがある。そうやって道は開けていった。

年をとると、悪いときはじたばたしても始まらないと、開き直れるようになる。へそ曲がりの私は、そういう時のほうが元気だったりする。ま、あとからそれなりにつけはくるんだけど。人間って、無意識にバランスを取ろうとするらしい。

だから、好きなエアロで汗をかく。歯をくいしばって、「こん畜生!」って思い切りエアロをやるとすっきりする。私は、強いんだぞって錯覚できる。今日は、続けてピラティスのパーソナルも受けた。ピラティスってメンタル面も反映されちゃうから、身体が元気でもだめな時はだめ。精神的に乱れてると、自分の身体とも向き合えない。そんなことも確かめられた。

思いっきり動いたら、食べたいものを食べる!こういう時はコレステロールなんて気にしない。さらに、好きなお芝居で浪費…。明日は初松尾スズキさん、「キャバレー」だっ!!

泣けた・・・

2007年10月18日 | 観劇
イープラスの得チケお知らせメールをスクロールしていたら、「レインマン」再演の文字が飛び込んできた。友達が見て、「とても良かった」って言っていたんだよね。あの名作映画がどんな舞台になっているのか興味津々。出演者もいいし、会場も近い。A席でもいいやって観に行ってみた。

受付で申し込み番号を告げると、「今回、演出の都合でA席はなしになりました」となんとS席を頂いた。それも、前方の通路前席だよ~。前にさえぎるものが何もない。イープラスさんの先行でもこんな良席、取れたことないよ。なんかラッキーだった。

お芝居の方は、映画のシーンとシンクロするんだけど、映画とはまるで違った空間が広がっていた。演出は、鈴木勝秀さんだったのね。最近、精力的に活躍している。蜷川さんのように主張してないし、ケラさんのような独特さもないけれど、シンプルな中になんかしっかりした強さが感じられて私は結構、好きだ。木立のような背景に幾何学的なついたて。それが回り舞台によってさまざまな場面に変化していく。照明と音楽が実に効果的だった。

橋爪さん、さすがです。難しい自閉症の役を、時にかわいく、切なく、演じている。3回あったカテコも、うち2回はレイモンドのまんまで登場。なんかすごいこの役を大切にしている感じがした。3回めでやっと、素の橋爪さんになって、笑顔で掃けていった。対する、椎名さんも、行き場のない気持ちをぶつける屈折した青年を好演。理解しあえるようで、理解しあえないもどかしさ。ふと何かが通いあったような瞬間。


僕は泣かなかった。
でも、かわりに雨が降っていた。
僕は泣かないから、
かわりに神様が泣いてくれたのかもしれない…。

ラストシーンのこの台詞と橋爪レインマンの後姿に涙腺が決壊…。
雨がこんなに優しいなんて。だからレインマンなんだね。
神様はすべてをご存知できっと愛してくれている。

人生、いろいろあるけれど…、時に雨に癒されることだってあるんだよ。なんだかとっても暖かい気持ちになれる舞台だった。

ガラスの森美術館

2007年10月14日 | 旅行

朝から温泉につかり、遅めの朝食をたくさんいただいてからのんびりホテルをチェックアウトし、美術館めぐりにでかける。 まずは、ツアーについていたので、ガラスの森美術館へ。リフォームをしたようで入り口からガラスに木が立ち並び、ファンタスティックなイメージが広がっている。これ、夜、ライトアップしたらきれいだろうなあ。  

          

          

中の展示はヴェネチアガラスの世界・・・
          

          

          

こんなのをガラスで作ってしまうなんてすごいよなあ。この職人技の極意を盗むために、刺客が送られたりしたそうな…。凄い世界だよ、中世ヨーロッパって。

          

おや?これは、もしかしてカーニバルの仮面じゃないの。ヴェニスの商人を思い出すなあ。

            


ハロウィン

2007年10月14日 | 旅行

そろそろハロウィンだね。欧米のキリスト教社会の行事なのに、この頃、ずいぶんと日本に定着してきたもんだ。箱根にもここかしこでオバケカボチャが笑っていた。

         

         

         

ハロウィンって俗にいう日本のお盆みたいなもんだと聞いたことがあるがどちらかというと節分に似ている気もする。季節の代わり目に忍び込んでくる“魔”を追い払う。こんな愛嬌のあるかわいいオバケカボチャがいたら、悪魔もきっと笑ってくれそうだね。

         
          おまけ、こんなのもいたよ~。

         

       


箱根

2007年10月14日 | 旅行

神奈川県民の私にとって、箱根は小さい頃から馴染みの観光地。家族で、遠足で、旅行で、研修でともう何度、尋ねたことか。ロープウェイ、遊覧船、温泉たまご、美術館、豊かな自然とおいしい空気、気持ちよい温泉等、尋ねる度に楽しませてくれるし癒してくれるところなのだ。

久しぶりとなった箱根は1泊だけのプチ旅行。ロマンスカーに乗り、ついた箱根湯本の駅は相変わらず変わっていない。午後出発だったので、早々にお宿入り~。地中海料理を堪能し、マッサージをしてもらい、お風呂に入って至福の時を過ごしちゃった。

      

      
      まずは前菜から~♪いろんな味が楽しめたよ~

      
      本日のメインディッシュはブイヤベース。
      もうスープの中に魚介の旨味が溶け出していて、思わず「まいう~!」と唸
      ってしまったよ~

      
      こちらの、ステーキもお肉が柔らかくておいしかった~

      
      やっぱり、デザートは別腹よねっ ぺろりとたいらげました。
      ごちそうさまでした




虫けら

2007年10月08日 | 日常あれこれ
小学校4年生の時、風変わりな先生が担任だった。年のころは40歳過ぎ、顔は悪くないのに独身だった。話すとき、どもった。それが彼のトラウマだったことは言うに及ばない。加えて、酒好きで、よく怒った。まじで酒乱なんじゃないかって思ったよ。言うことを聞かなかったからかどうか良く覚えてないけど、「おまえら、ナンセンスだ!」なんて意味不明なことを口走りいきなり給食のアルミ缶を投げ飛ばす。授業をボイコットしてプレハブ校舎の屋根の上で寝ていたりもした。今だったら、教育委員会に訴えられて、即刻、処分だろうに。

だけど、私は先生が嫌いじゃなかった。最初は恐かった怒鳴り声もいつしか慣れて、あ~あ、また始まったよぐらいしか思わなくなった。怒鳴らない先生はとてもシャイで笑顔がかわいくて優しかったし。

先生が一番、力を入れていたというか教えられたことで覚えているのは大関松三郎詩集「山芋」を題材にして、文集を作ったことだ。詩集を読むたびに、「いいなあ、これ…」と感慨にふけっていた。

今、思えば、先生の中にも教育に対する迷いとか疑問とか反論等があったのかもしれない。感性が鋭くて純粋な人だった。

私の中には、表題作の山芋より何故か虫けらが鮮明に記憶に残っている。

虫けら

一くわ
どっしんとおろして ひっくりかえした土の中から
もぞもぞと いろんな虫けらがでてくる
土の中にかくれていて
あんきにくらしていた虫けらが
おれの一くわで たちまち大さわぎだ
おまは くそ虫といわれ
おまえは みみずといわれ
おまえは へっこき虫といわれ
おまえは げじげじといわれ
おまえは ありごといわれ
おまえらは 虫けらといわれ
おれは 人間といわれ
おれは 百姓といわれ
おれは くわをもって 土をたがやさねばならん
おれは おまえたちのうちをこわさねばならん
おれは おまえたちの 大将でもないし 敵でもないが
おれは おまえたちを けちらかしたり ころしたりする
おれは こまった
おれは くわをたてて考える

だが虫けらよ
やっぱりおれは土をたがやさんばならんでや
おまえらを けちらかしていかんばならんでや
なあ
虫けらや 虫けらや


世の中、不条理なことだらけだとういうことに気づき、大人になるにつれてそれを暗黙に認めてしまっている。仕方ないじゃん、だってどうにもならないんだからって。

すなおでやさしいこ人になってほしいな。
でも、それだけじゃダメ。
はっきりと“いいことはいい”“悪いことは悪い”といえる人間になってほしいな。

卒業文集に書いてある先生の言葉を今さならながら、かみしめる。

あれから30余年…、先生、お元気ですか?



バイオリズム

2007年10月08日 | 日常あれこれ
昨日は大楽の興奮が覚めやらず、結構夜更かしをしていたのに、6時前に目が覚めた。仕事のときにいつも起きている時間にぴったりと。今日は、月曜日の休日。1週間のリズムを体は覚えこんでいるんだね。こういうの、バイオリズムともいうのかなあ。

バイオリズム【biorhythm】
生体に見られる諸種の昨日や行動の周期性。1日周期・1年周期およびその中間のものなどがある。睡眠と覚醒とは、約1日を周期とするバイオリズムの典型。

と辞書にはある。

そのバイオリズムが心身ともにちょっと低下中。治ったと思った風邪が週末ぶり返しあわてて、また風邪薬を飲んじゃった。

やっぱり年なのかなあと思う。にゃっ、女性の平均寿命まではまだまだって思い直す。上がったり、下がったり、行ったり、来たり、時にはめぐったり、立ち止まって待ってみたり…いろいろな波が押し寄せてくるのが人生なんだよね。