くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

スノーホワイト

2012年06月30日 | 映画



お友達から頂いたワーナーの映画観賞券の期限が今日までだった。そこで、近くのワーナーの映画館へ行ってきた。こゆ~い、舞台役者さんたちが出ている「テルマエ ロマエ」が見たかったのだけど、東宝映画はダメということで、「スノーホワイト」にした。

昔々、童話のお姫様が大好きだった。「スノーホワイト」の白雪姫、不思議な国のアリス、シンデレラ、人魚姫…、絵本を見たり、“お話レコード”を聞いたりしたもんだ。そう、あの時代は、レコードね。小さなプレーヤーを買ってもらって自分でかけるのが楽しかった。特に、サリーちゃんの主題歌と、きれいなディズニーバージョンの絵が描かれた白雪姫の“お話レコード”は私の宝物だった。

さて、映画の方は、そんな幼い頃の夢を強烈に打ち砕くイメージだった。なんか、逃亡する白雪姫がきちゃない…。(女優さんはきれいなんだけどね。)どうして、何年も幽閉されていたのに体力があるんだろうとか、あの海に飛び込んだら生きてられないだろうとか、ところどころ突っ込み所も満載だ。さらに暗い森へ逃げ込んだ白雪姫は、小人達だけではなく“シシガミ様”にも出会っちゃう。これ、まさにもののけ姫じゃ~んって思った。小さな妖精達はもろコダマだったしね。

毒リンゴを食べた、白雪姫は、白馬に乗った王子様に助けられる筈なのに、王子様は出てこない。助けたのは狩人だった。狩人のおじさんは白雪姫をそっと逃がしてあげた位しか記憶になかったからおったまげた~。映画の狩人さんは、妻に先立たれて飲んだくれているやさぐれ男だけど、イケメンでかっこいいんだよね。王子様かと思った、幼馴染の公爵の息子よりも強くて渋い。



毒から目覚めた白雪姫は、父の復讐と王位奪還を目指して決起する。軍を率いる甲冑姿の勇ましさは、ジャンヌダルクかナウシカかってところだ。結果、女王を仕留めて勝利をおさめ、めでたしめでたし~。戴冠式の白雪姫はすっかり大人の女性で美しい。で、この後、誰と結婚したんだ?って謎のまま終わっちゃった~。

印象に残ったのは、味のある小人さんたちと、若さに執拗なまでに執着し続ける魔女の女王様。
「鏡よ、鏡、世界中で一番美しいのはだあれ?」
CGを駆使して一瞬で老け顔になったり、崩れ去ったり、もうすごい存在感。ヒールな役ほどおいしいのよね。シレンとラギでいえば、ゴダイ様だね。



そうそう、なんか、この映画、新感線チックな感じもした。舞台化もできそううだなって。魔女は天海さんとか松雪さんとかどうかな?
頭の中が新感線色に染まっている今日この頃…、あさってはいよいよ大千秋楽だ~。


シレラギ症候群?!

2012年06月24日 | 藤原竜也

なんでかわからないけど、「シレンとラギ」はハマる。何度見ても飽きない。この感覚、その昔、「ベルサイユのばら」にハマって何度となく読み返したのに似ているなあ。もう台詞も覚えてしまうくらい読んでいるけど、しばらくするとまた読みたくなる。そのうち好きな場面とかが決まってきて、そこへ向かってテンションを上げながら読む。宝塚で舞台化されても同様で、組ごとキャストごとに見比べたりしたよなあ。劇画世代のはしりには、どこか懐かしい感覚なんだよね。

先日、最前列センターで観た「シラレギ」は、いささか目のやり場に困った。み~んな、私の前できめ台詞を言ってくれる。竜也くんが来た時なんぞは、直視できんかった。下手花道は振りかえらないと見えないし、フラッシュする照明はまぶしいしで、ベスト席とは言えないかも。ただ役者さんの細かい表情とか小技とかがよくわかって楽しかった。「潮干狩りの女」ことマシキ役の中谷さとみさん、竜也君の唇を奪って密かにガッツポーズをしていた~。なんかペナルティでもあるのかな?

モンレイ&マシキ親子、大好きだ~。最後、ボロボロになっても死に切れず生きようとするでしょ。食べ物をむさぼるところは、笑えるシーンなのにジーンとしてしまう。

橋本じゅんVS古田新太のホモ攻防も見逃せない。乙女チックなじゅんさんがかわいい。一途なところは、モデルとなっている楠正成に通じるのかも。三宅さんの虫好き王様ギセンちゃんも最高だ。三宅さんって、野田マップの「ロープ」で入国管理局の人を演じた人だよね。ナイロン100℃出身なんだね。あの不思議な間は大倉孝二に通じるものがある。

そして本日は、後方下手席、この位の方が舞台全景がわかって落ち着いて観れるもんだ。2回公演のソワレだったけど、だれも疲れもなくて、殺陣もものすご~くスピード感が増していた。全体的にくるくる回るのが増えた。派手に見えて効果的だしカッコいい~。竜也くんの声はマイク越しでも絶好調で劇場に響きわたっていた。

はあ、これで手元のチケットも大楽一枚になった。しっかり、指定休を入れてもらいお休みは確保した。ほい、来週はこれを励みにお仕事頑張るぞ~。だって、すっかり観劇貧乏になっちゃったからね…。


トワイライト

2012年06月23日 | 日常あれこれ



重松清さんの小説「トワイライト」を読んだ。
小学校の卒業記念に埋めたタイムカプセルを開封するために26年ぶりに母校で再開した同級生達のお話だ。36年ぶりに小学校の同窓会があった私には実にタイムリーだなあって読みたくなったのだ。加えて、重松さんは同世代だしね。
私の同窓会はわいわいがやがやと飲んで話すだけだったけど、小説の方はなかなかドラマチックな展開だった。でも長い何月の間にいろいろなものを抱えているっていのはたぶん同じなのかな。結婚、子育て、リストラ、家庭問題、病気、介護…、そんな深刻ではないにしろ何もないわけはないだろう。

かつての小学校時代の関係と、今の関係が交錯していく。主人公がタイムカプセルに入れた太陽の塔の模型。70年代と言えば大阪万博でその象徴が太陽の塔なのだ。子どもの頃、思い描いた未来は輝いていた。しかし、実際の未来は色褪せている。重松氏は私達世代を「70年型少年少女」と言っている。アポロが月面着陸し月面ステーションなど宇宙基地が出来る未来を想像する一方で、ノストラダムスの大予言が大流行して、1999年で人類が滅ぶと信じていた。この矛盾の中で、学校を卒業し就職をし、気付けば人類は滅びることなく人生の黄昏時を迎えた。

太陽の塔の未来の顔はきょとんとしているけど、現在の顔はおっかない顔をしている。それは、未来には勇気を持ってくるのはできないからだ。勇気は今の自分からしか湧いてこない。だから、現在の顔は勇気を持って困難に立ち向かう顔だったんだとリストラされた主人公が息子に伝える。

勇気は今を生きている時しか出てこない。勇気があれば希望が持てる。そうやっていろいろな問題を抱えながらもがき続けるのが人生なんだと思う。

我が小学校の同窓会は消息が知れた人がどんどん増えて(笑)、またまた7月に第二回めをやる予定だ。あの頃には戻れないけれど、みんなと話していると埃まみれの砂利道、ギラギラした夏の熱さ、川が流れる音、ローラースケートをした路地等、断片的に景色や空気感が蘇ってくる。懐かしさとはなかなか居心地がいいものだ。

さあ、あの頃の未来を頑張って生きよう!


腰痛

2012年06月23日 | 日常あれこれ

先々週だったか、低気圧が近づいて急に肌寒くなった日、突然、腰が痛くなった。
「ピキッ」とか「パキッ」となったのではなく、どよ~んとした鈍通が続く。別に、重いものを持ったわけではない。強いて言えば8キロ走ったことぐらい。でもその後は、休みもあったし無理はしていない。

いつも通っている接骨院へ行ってマッサージを受けた。幾分、筋肉がほぐれたが、治療が終わってうつ伏せから起きる時が半端なく痛かった~ こんなの初めてじゃ~
翌日も仕事が終わってから接骨院は駆けつけたら、院長先生が直々に見てくれた。
「あのね、年をとって無理をするとね、こう筋肉の奥の方が痛くなるんだよ。普段からストレッチとかしておかないと、低気圧が近づいたりするとガ~ンとくる。自分は今62歳だけど、毎朝、ストレッチをしていないと仕事にならない」と言って白衣の下のサポーターを見せた。「ねっ、こうやって気をつけながら80歳まで働く!」と喝を入れられた~

「はあ、は、80歳までですか…」としか答えられなかった。うつ伏せ姿勢から「あたたたたた・・・」と立ち上がる自分が情けない。日常生活で仕事をしてしっかり動いているから、それ以上の運動はオーバーワークになる。それよりしっかりストレッチをして気をつけないといけない年になったということだ。サポーターを借りてよろよろと帰宅した。

観念して、スポーツクラブはお休みし、毎日接骨院に通ったよ。お陰で4,5日で痛みがなくなり普通になってきた。少しは動こうと10日ぶりに走った。無理はせずに4キロ、そのあとじ~っくりストレッチをしてお風呂につかった。
はあ、でも今度は太ももが筋肉痛じゃ~。

生活習慣病、メタボには運動が必要。→運動すると筋肉痛。→やり過ぎるとあちこちガタがくる。
これからはこの負の連鎖と戦い続ける。えらいこっちゃね。こうやってあちこち痛くなるのも生きてる証拠なんだって自分を励ましながらね。


ぐでぐで~

2012年06月11日 | 日常あれこれ

ぐでぐで~、ぐだぐだ~。
更年期まっただ中の体調は、常に濁点がついているようではっきりしないもんだ。

スポクラに通い始めて15年になる。始めたばかりの頃はまだ30代だったからエアロを週に7本やっても大丈夫だった。だけど、このところ、とんとんと体力が落ちて週3,4本ペースをなんとか保とうと頑張っている。走り始めてからは30分で5キロランはかなりきついから、エアロ2本分位あるかなあなんて勝手に多く見積もっている。

先週末、久々に5キロ以上を目指した。仕事帰りだったけど、なんか走れそうな気がして、一時間弱で8キロ以上走っちゃった。もうちょっと頑張れば10キロ行けたけど、次の日も仕事だから辞めておいた。アクエリアス+水を補給し、そこそこにストレッチをしてからシャワーを浴びてバスに乗った。自宅近くにきて、少し気持悪くなって冷や汗が出てきた。低血糖?脱水?なんだかわからないから、水分とチョコレートを補給した。ま、なんてことはなかったのだけど…、どっと疲れが出てきて夕食も食べずにすぐに横になった。熱があるとかだるいとかではないのだけど、なんとなく気分がすぐれない。だけど、眠れない。まんじりともせずに一夜が過ぎていった…。

翌日の仕事はなんら変わりなく出来て安心した。土曜日はピラティスのチェアーでたっぷり絞られたけど、まだまだ大丈夫じゃ~んと調子に乗って、ビールとワインをがぶ飲みしたら、日曜、見事に二日酔いになってもうた~。そう、年を取ると、むちゃぶりが出来なくなるもんだね。振り返れば8キロランがオーバーペースだったみたいだ。結局、午前中はダウンしてしまって時間が無駄に過ぎていった。はあ、こんな思いは二度としたくないもんだ。

午後は無事に復活して、お友達と「シレンとラギ」に行ってきた~。竜也くんの格好良さに癒された。具体的にどこがかは良くわからなかったけど、確実に流れが良くなってまた印象が変わった。あんなに完成度が高くても進化は可能なのね。古田さん曰く「和を乱している」という北村有希哉くんのキャラが随分としっかりした気がしたな。メリハリが着いたというか全体的に締まった。もう、道ならぬ恋に苦悩する竜也くんは無敵だね。

帰りにヒカリエに行ってみた。面白雑貨がたくさんあって楽しかった。酢重ダイニングというお店で用心しながら飲んだけど、これまたお料理が最高においしくて幸せだった~。和牛のたたきと銀だらは超おすすめだよ~。

さてさて、次回の「シレンとラギ」は多分、人生初、最前列センターなのだ~。
今から、浮足だってしまうよ。ほい、しっかり地に足をつけて、お仕事、お仕事だね。


癒しの湯

2012年06月03日 | 日常あれこれ

日本人は風呂が好き~。ほい、私もお風呂大好きだ~。
物心ついた頃、入っていた家の風呂は、なんと、石炭をくべて焚く風呂だった。これぞ、昭和40年代ね。そう、石炭を定期的に買っていたんだよなあ。そいで、お父さんが薪をを割って火をつけてくれた。幼き頃、窯の蓋にお尻をかすってやけどをした思い出がある。自分でやってしまったから、親には言えなくて、数日後、母に発見されて、「何、この水ぶくれ、なんで言わなかったの!」って怒られた。オロナインを塗ってもらい、結局お医者さんに連れて行ってもらったっけなあ。

それからしばらくして、ガス風呂になった。カチッって火をつけると、青い炎がリアルに燃えていた。そんな風呂に高校生ぐらいまで入っていたかな?引っ越してからは、外窯の風呂になり、リフォームしてユニットになってからは、「お風呂が沸きました!」ってしゃべる風呂になった。

そんな話は前置きで、家から自転車で15分もかからないところにスーパー銭湯があったのだ。こちらの湯の市さんね。畑の中の道なき道を通っていくのだけど、ちょうど一山向こう側のこんな近くにこんないいところがあったとは感動もんだ。早速、つかって来たよ。祝日料金でちと割高だったけど、売りの炭酸泉でしょ、日替わりの草津の湯でしょ、寝湯に露天に、本当に気持よかった~。ぼけ~っとお湯につかっていると、日頃の嫌なことやあれもこれも忘れるもんだね。マッサージをしてもらい、ところてんを食べて帰ってきた。

しつこいけど、自転車で10分余りだよ、これはハマりそうだ。つくづく自転車に乗れるようになって良かったわん。近くには建設中の保育園があった。以前勤めていた保育園とおなじ業者が請け負っている。F市の保育園はこの業者が独占らしい。これが談合っていうものなのかな。ここだったら、通勤楽だろうなあ。お風呂も近いし。でも、定員140名はきついだろうなあ。加えて夜、山道を登って帰るのも恐いなあなんて、あらぬ想像をめぐらしてしまう。保育業界、給料は下がれど人手不足なのだ。子どもは減っているのにこんな時代がこようとはね。でも、もう転職はいいや。今のところも面白くなってきたし、定年まで地道に頑張るしかない。

我ながら、贅沢な休日を過ごしてしまった。ひと風呂浴びた後のお家ビールとワインは格別に上手かった…。明日から、またお仕事頑張ろう。かみつき、ひっかきを阻止して、かわいい子どもたちとたくさん遊ぼう。次回は、平日休みの時に、また行きたいなあ~。