新丸ビル

観劇の後は、恒例の東京おのぼりさんめぐり。今回は新丸ビルへ行く。渋谷は混んでいたけど、東京駅は空いていていいなあ。新幹線の時刻案内とか、東京みやげとか見ると、ここから故郷へ帰る人、逆に上京してくる人がいるんだなあと、人生模様を想像しちゃったりして。

新丸ビルは、丸ビルの真向かい。丸ビルだってついこの間、新しくなったばかりなのに、またまたど～んと建てたものだな、東京都さん。BEAMSの看板が一番に目に飛び込んできた。BEAMSさん、この頃、至るところにあるなあ。若者に受けているみたいだけど、私はあまり好きじゃない。

ビル内はBEAMSをはじめ、東京ミッドタウンと違って、なじみのある店が多く入っているし、若者向けな感じがした。高いけど、背伸びをすれば手が出るお店なのだ。レストランも要予約の高級なところばかりじゃない。ディナーも４０００円くらいからありなかなか良心的だ。たまたま、入ったRIGOLETTOというワインバーがついたレストランがとっても良かった。店員さんのサービスも満点だし、お料理もおいしいし、お値段もリーズナブルで、リピーターのなっちゃいそう。

食事が終わったら下の階のブティックはほとんど閉店していたので残念ながらウィンドーショッピングは出来なかった。お芝居が終わったのが遅かったから無理もない。通りすがり、開いていた店で皮のブレスレットを衝動買いした。いろいろな色や柄のブレスを自分の好みで組み合わせることが出来るやつ。実は以前、銀座で見つけて、気に入っていたんだよね。で、夏バージョンの違う組み合わせが欲しかったんだよね。そしたら、銀座と同じ店だったからびっくり、これはチャンスと思わず、買っちゃった。

目の前は東京駅、ちょうどよく東海道線があったから、なんときっかり１時間で帰宅できた。時間があえば、我が家から東京までって近いのよ。ま、こんなことはめったにないんだけどね。

良いお芝居を観て、おいしいものを食べて、ささやかなお買い物ができて、リフレッシュできた週末だったなあ。

薮原検校

すごい役者さんだ、古田新太さんて。正直言って、あまりハンサムじゃない。体型だって弱冠、中年太り気味。だけど、舞台の上では不気味な程の存在感。たっぱもあるし眼光も鋭い。表情、間、台詞まわし、動き…、全てが新太流で、いろんな奥の手を出しながら観る者を惹きつけてしまう。恐れ入りました。

薮原検校は、盲の上、極悪非道の人殺し。だけど、新太検校は時にとても愛らしかったりする。それでいて、妙に、臆病だったり、哀しかったり、ずるかったり、とっても人間臭かった。やっぱり、自分に正直の生きている人って魅力的なんだよな。だから、羽目を外すことなく、自分を偽って、品位の鎧を着て生きてきた段田さん演じる、対称的なエリート検校に嫉妬されたんじゃないかって。

人間、無理をし過ぎるといつか爆発したくなる。無理をしないで、悪事に溺れていくのはいけないけど、ラスト、検校の身体が三段斬りにされるところなんか一種の集団ヒステリー状態を感じたよ。そんな、おどろおどろしいラストも明るいテーマソングで締めくくり。テーマは深いけど、肩が凝らずに楽しめた作品だった。

見終わって、ふと、検校の破滅キャラは、写楽と被るぞって思った。女が好きで、ライバルがいて、最後は処刑。首をつられる場面なんかも同じ。ただ、写楽は濡れ衣、検校は確信犯！堤さんは２枚目、古田さんは？枚目で、演出も違うんだけどね。でも、同じコクーンで似たような作品が２作続いたんだなって思った。これは敢えて意図したものか偶然なのか。自称、コクーンフリークとしては、同じような作品が続くよりも違ったものが観たい気がするけどね。

作・いのうえひさし、演出・蜷川幸雄、音楽・宇崎竜童と言えば、かの天保コンビ。今回も、じじくささがばっちりマッチしてた。宇崎さんの音楽は単純なんだけど頭に残るのよね。舞台袖で生演奏しているギター奏者がかっこよかった。３本のギターを巧みにあやつり、時に三味線風に、時にアコースティックに、時にリズム取りまでしてしまう。語り手の盲太夫役の壤さんと共に、彼のギターの力はこの芝居に重要な役割を担っていた。あっぱれなギター侍さんに拍手！

さて、さて、もう一つのお楽しみといえば、パンフレットに載っている、蜷川幸雄×藤原竜也の対談。もう、じっくり堪能させてもらった。電車の中から家へ帰って寝るまでの間、何度も見ちゃったよ。イギリスで充実した中身の濃い留学生活を送っている竜也くん。演劇の勉強もしっかりしている。それも一流の先生について。妥協を許さないところがらしいところ。お金も有意義に使っているのね。確実に身になっている。写真の表情が大人っぽくなったもの。

僕は一生、蜷川幸雄という存在を自分の中に背負って行くんだなと…眠れぬ夜に思ったという竜也くん。

そうじゃないと、世界を相手にしていかれない。

自分の進むべき道、目的に迷いもなく突き進んでいく。まるで確信があるように。たぶん…、あるのだろう。まだまだ不確かだけど、ここまでいってやるという確信が。デビューして１０年、こんなにも成長し大人になったんだね。

訃報が続く・・・

昨日の夏空とは打って変って、ひんやりとした風が空を横切っていった。
また、新しい１週間が始まった。さあ、今週もがんばろう！

無事に仕事を終えて帰宅、TVをつけたら、農相が自殺したという話題。
追い詰められちゃったんだね。
だけど、死んだらいかんよ。死んだら、そこで何もかもがプッツリ途切れてしまうじゃん。

やるせない思いでネットをながめていたら、ZARDの坂井和泉さんも亡くなったって。病気だったんだね。澄んだ美しい歌声にクールで憂いをおびた表情。どことなく儚さを身にまとった女性だったよなあ。いい歌をたくさん残して、人知れず、消えてしまった。

ご冥福をお祈りします。

たかが足、されど足

ピラティスのプライベートレッスンで、股関節が固くて上手く開かない私を見て、先生が呆れ顔…。「ちょっとそこに横になって」と言って、私の足を引っ張って回してたり、ふくらはぎや足の裏を押したり揉みほぐしたりし始めた。その痛いのなんのって、思わず「いたたたたっ」って声をあげたら、「大丈夫！」と、ますます先生は嬉しそうにぐにぐにと押してくるまるで、足裏マッサージにも行ったような感じだ。

でも、「はい、見てごらん、どう？」と言われて、我が足を見てみたら、不思議とまっすぐになっているではないか。なして、なして～？？？

先生曰く、私の足は、日頃、労わってもらえなくてとってもかわいそうな足なんだって。だから、もっと目を向けて触ってあげなさいって。足の裏とか足の指が使えていないから、痛いんだって。人間、足の指と足の裏を使ってしっかり大地を踏みめていないから骨盤が歪んだり、姿勢が悪くなったりするそうだ。足ってとっても大事なところなんだって。

言われてみれば、常日頃、足の指になんか意識さえしていないよなあ。ペティキュアも一度塗ったらはげるまで塗りっぱなしにしちゃうし。一日に何度か、自分の足の方を向いてしっかりお腹に力をいれて指で押してあげるといいんだって。

たくさん生きてきても、気づかないで通りすぎてしまうことや、やっていなかったことってたくさんあるんだね。五体満足に生まれて、普通に動かせば、当たり前のように歩いたり走ったりできる足だけど、その“当たり前のこと”が、実は大いに感謝しなければいけないことなんだね。

でも、自分に甘い私、「いたたたっ！」ぐらいで辞めたくなっちゃう。がんばってもみもみしてあげなくっちゃ。

限定５台！

ついに掃除機が壊れた！多分、１５年以上は確実に使っている。あまりごみを吸わなくなってから久しいが、大抵、拭き掃除をしてしまうのであまり不自由することはなかった。が、この間、掃除をしていたら、なんだか焦げ臭い。掃除機のモーター部分を触ったらびっくりするほど熱くなっていた。まさか、ごみから発火して火事になんてことにもなりかねないので、あわててスイッチを止めて醒めるのを確認。もうこれは使わない方がいいなって判断した。

「掃除機、壊れたよ～」と言ったら、母が早速、どこぞからパンフレットを集めてきた。でも私は近くの「○ックカメラ」で買うんだって決めていた。だってさ、ポイントつくもん。それをスイカに換算できるでしょ。コクーンまでの往復交通費になるってわけよ。それで、私も負けじと店頭からちらしをもらってきた。あるじゃん、あるじゃん、本日限定５台のサイクロン掃除機が。これで充分だと、両親をねじふせて、早速、買いに行った。

「○ックカメラ」の前には、よく朝早くから人が並んでいる。今時、こんな掃除機を買う人なんかそうもいるまいと思ったけど、念のため、開店前に行って並んでみた。今日はそんなに目玉がなかったのか並んだのは二人だけ。一応、整理番号札をもらって待っていると、開店５分前に店員さんが来て、売り場へ案内してくれた。というわけで楽勝で買えちゃった。「朝、早くからありがとうございます」ってねぎらってもらったけど、きっと心の中では「こんな早からこんでも、掃除機なんか売り切れないさ」って思ってただろうな。目的のポイントはしっかりつけてもらったからいいんだけどさ。

家電店を見ていると、いろいろ欲しくなる。いいなあ、ドラム式洗濯機、大きなTV、新しいパソコン。時々、イケメンのお兄さんをつかまえていろいろ話を聞いてみると、一生懸命、話して売ろうとする。「今が買い替え時ですよ～」って。それ、接客マニュアルに載っているんだろうなあ。みんな、礼儀正しいし、しっかり社員教育ができてるんだなあって感心する。「じゃ、家族と相談してきま～す、ありがとう」っていうと「是非、お願いします」って頭を下げられる。

実のところ、家電購入の前にリフォームが必要なのが我が家の現状。ボロ家に新しい家電入れても、床が抜けちゃうもんね。

地デジ開始までにはなんとかしたいなあ。

２００８年２月！

ついに、公式発表された。

身毒丸　ワシントン公演

竜也くんのデビュー作、１０年目にして再々演！またまた海外公演、今度はアメリカだぞ～。

発表によると、公演日は来年２月７日から９日らしい。

Oh! My God!

はい、見事に平日！ワシントン日帰りは無理だわ。その前にパスポートが切れてるし。NY公演の時のように、陰ながら、応援しますわ。

で、凱旋公演チケットをなんとしてでもゲットしてやる～

さてさて来週は「薮原検校」を観にいく予定。チケット取っておいてよかたわん。なんてったって、パンフに竜也くんと蜷川さんのビッグ対談が載っているらしい。気持ちは、芝居よりほとんど、パンフに向いている私。

「お気に召すまま」もやっとこさ静岡公演がゲットできた！
ヤッホー新幹線♪「こだま」に乗れる～。

「ヴェニスの商人」もなんだかんだ、たくさん取れた！これで一安心。

がっ・・・・

こわ～い、こわ～い、支払いが待っている～

ボーナスは無事に出るだろうか…。

５００円玉貯金をして、節約、節約！の日々を過ごさなくては…
宝くじも買っておこうかなあ…

保護色のように・・・

毎週、出ているジョギングエアロは代行だった。お気に入りのイントラさんはいるけど、私は絶対この先生しか出ないというほど、こだわりを持っていない。代行はどんな先生なのか逆に楽しみでもある。

今日の先生は、若くて背が高くて、動きがダイナミック。コリオは今流行りの回るエアロで難しかった。私には一回じゃ無理。１ブロックめしか出来なかったからちと不完全燃焼気味。

しかし、最近はなんでこうややこしいエアロが多いんだろう。ひたすら足を動かすから脂肪燃焼にはなるけど、強度はあまりない。その代わり、頭を使わないとできない。頭と身体の反応が違うのはやっぱり年のせいかな。出来ないと、密かに悔しかったりする。それが、出来るようになると気持ちよかったりする。だから、みんな、ハマっていくのかな？

夕方からは、法人主催の交流会。いわゆる、新人歓迎会を兼ねた食事会があった。若くてフレッシュな新人の挨拶を聞いていると、自分にもあんな時があったなあと懐かしく思う。異動した私は、ちょっと、意識して、今の勤務園の一員になろうとした。気持ちは保護色の虫になった感じ。ここでは旧知の仲間とは距離を保とうって。だって、一応、理事長、園長などお偉い方々がいるから同窓会気分で騒ぐわけにもいかないしね。

保護色になったのは気持ちだけで…、リクルートスーツの若手の中、ベージュのワンピの私は浮いてたかも～。だって、みんな絶対、黒っぽいぞって思ったんだもん。敢えて、明るい色でまとめてみたんだもん。

しかし、久しぶりの化粧にスカートだったなあ…。

通り雨

昼寝の時間、子ども達が寝入り、静まり返った午後、急に、雨雲がやってきてあたりが真っ暗になった。風が吹いてきて遠く雷鳴も聞こえる。「降ってくるかなあ」と外を見ていると、保育園の前の田んぼが「さあっ」と雨になる。しかし、ほんの数メートルしか離れてないのに、こっちはまだ降っていない。不思議な光景が数十秒間続いたあと、園庭が一瞬のうちに雨に包まれた。

わあ、雲が通る瞬間に出会っちゃったよ。なんか、感動。雲は瞬く間に通り過ぎていき、陽が指してくる。今度は、天気雨だ。こういうときは、狐が嫁入りするらしい。田んぼの向こうの山あたりで、本当に嫁入りした狐がいるんじゃなかろうかと思われるくらい、なんともミステリアスで懐かしい感じがした通り雨だった。

雨上がり、何事もなかったように、蛙が「グワッ、グワッ」と鳴き始める。
水をたたえた田んぼにはつがいの鳥が仲良く、泳いでいた。

You Raise Me Uｐ

ずっと気になっている曲があった。エアロのクールダウンで使われる曲。どこかで聞いたことがあるような気がするし、高音の済んだ女性の声がとても心地よい。先生に聞いてみようかなと思っていたら、ある時、TVのCMからも聞こえてくるようになった。

思わず、お店で「あの、小雪が出ているTVのCMで流れている曲が欲しいんですが」と聞いてみたらお兄さんが、「あ、ケルティックウーマンかリベラ…」と言って探してくれた。リベラって蜷川さんが大好きなリベラでしょ。にゃっ、リベラじゃない。でも、同じ系列の曲だ。で、やはりケルティックウーマンというCDだった。迷わず、即、購入。お馴染みのケルトミュージックがたくさん入っていて嬉しい。ケルトもエンヤだけじゃなくて、こうやって若い世代に交代していっているのね。

で、私の目当ては「You　Raise　Me Up」という曲。単純な歌詞とメロディーなのに何故か心打たれる。

When I am down and oh my soul so weary
When troubles come and my heart burdened be
Then I am still and wait here in the silence
Until you come and sit a while with me

You raise me up so I can stand on mountains
You raise me up to walk on stormy seas
I am storong when I am can your shoulders
You raise me up to more than I can be

落ち込んで　心底うんざりした時
困難に見まわれ　心に重荷を抱えた時
私はここで　ただ静かに待つの
あなたが来て　そっと寄り添ってくれるまで

あなたが励ましてくれるから　山の頂きにも立てる
あなたが励ましてくれるから　荒ぶる海も渡ってゆける
私は強くなれるのよ　あなたの支えがあれば
あなたが励ましてくれるから　私以上の私になれる

ううっ…、泣けてくるな。
励ましてくれるあなたって…恋人だったり、友だちだったり、夫だったり、妻だったり、親だったり、子どもだったりするわけよね。「私以上の私になれる」…なんて素敵なことなんだろう。

ケルトの歌詞は力強くて愛が溢れている。アイルランドって苦難の歴史を経ているからこそ民族が団結しているし愛国心が強いみたいだ。より生きていること、生きていくことを賛歌し希望を持ち続ける。純粋に人の心を癒してくれるケルトミュージックから血塗られた歴史は想像できない。

ケルティックウーマン…、彼女たちの歌声には、夜明けの太陽を告げるような明るさがある。いまだ、イギリスとの和平には至っていないのに。

前向きに生きていかなくっちゃね。

反撃？！

さて、そろそろ反撃してもいいですか？

なんとも挑戦的なコピーが書いてあるポスターが駅にでかでかと貼ってあった。何だろうと良く見たら、ドコモのポスターではないか。

初めて携帯を手にしたのは１０年位前だった。それも無料プレゼントのPHS。その頃は、DDIポケット、今ではエッジというやつだ。このピッチ、おもちゃみたいな割には、電波もよく入ったし、通信料も安くてかなり重宝した。

ドコモに変えたのは３，４年くらい前。ジムの知り合いにNTTの人がいてキャンペーン中だからって乗せられたのだ。そして、ついに去年、FOMAにした。さすが、全国区のドコモさん、サービスが充実している。お財布携帯だの指紋センサーだの、たくさんありすぎてまだまだ使いこなせない。でも、案外、電波が入りにくい。地下なんかすぐ圏外になっちゃう。ピッチの方がよほど入った気がするよ。それなのに料金は高い…。

最近は世間的にもボーダフォンやAUやソフトバンクに押され気味というニュースが伝わってくる。ドコモさんも、そんな危機感を充分、感じているはずだ。まるで、まだ余力がありますよっていうコピーだけど、世間はそんなに甘くない。一体、どんな反撃を見せてくれるのか、ドコモ利用者としては一応、期待してますよ～。