くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

95kgと97kgのあいだ

2009年03月29日 | 観劇
「いいかあ、たった2キロだ、2キロなんだ~!」
青年は叫ぶ!
そう、たった2キロ…だけど、とてつもなく大きく重たい2キロでもある。

蜷川幸雄率いる「ゴールドシアター」公演が、故郷さい芸を出て、にしすがも創造舎という元中学校を改装したところで再演された。昨年、さい芸で観たときも、戯曲が抽象的で難しいなあと思ったが、どこか心に響いてくるものがあったのでリピートした。

無気力に並ぶ若者の行列の前に現れるかつて若者だった者の行列。彼らは、砂袋を背負い、必死に歩きはじめる。リーダーの号令に背くことなく。

命の継承、生きる力

演劇が訴えるもの、演劇の大テーマ、そんなものを漠然と感じた。

「想い出は語るものではない、つくるもんだ」
だけど、想い出は彼らの歴史だ。近代日本を背負ってきたという道のりだ。機関銃を乱射されても、笑いながら立ちあがり、砂袋を背負って進む老人たちの体は傷だらけなのだ。生きることは傷つくこと。無数の傷をかかえながらも突き進んでいく。

やっぱり涙が出た。私は、何に、涙したんだろう。老いと闘い必死に生きるゴールドシアターの奮闘とこの戯曲は不思議なほどマッチしている。彼らの芝居や動きは1年前よりも確実に進化しているのだ。人間の力ってすごいなあと素直に思って感動した。人間、確実に老いていく。でも老いることは怖くないのだ、年輪を重ねることは素晴らしいことなのだということを示された気がしてとても清々しい気分になれた。

初めて訪れる、西巣鴨、地図を片手に、開演ギリギリにすべりこんだ。自由席だから一番後ろの席になる。そしたら、間後ろに蜷川さんが…。イギリスから帰国して休む間もなくいらしたんだね。でも、とてもお元気そう。いつもの黒一色の服のインナーと靴ひもに効き色として赤を入れてらした。ゴールドシアターの時はとてもうれしそうなのは気のせいかな。来週はムサシの方にも現れることだろう。


ムサシあれこれ

2009年03月28日 | 藤原竜也
ファンクラブで取れた、平日チケット、なんと席はE列で前から4列目。後にも先にもこれが最高席。朝一からの仕事もとてもはかどった。さ、電車を逃さないように無事に職場を脱出できるかな、何もなければいいなあと心配していたところ、わっ、不安的中!ちょっと保護者との混みいった話があり刻々と時間が過ぎていく…。そうよね、人生、良いことばかりじゃない。駅まで走っても微妙な時間になってしまった。でも、この日は、運が見方してくれた。車通勤の先生に駅まで乗せてもらえたから、余裕で電車に間に合ったのだ。与野本町でパンも買えたし席についてからも一息いれる時間があった。ひたすら神様に感謝だわ~。

テーマ音楽が流れて、いよいよ開演!右ブロックだったのがたまに傷だけど、ほんの数メートル先に竜也君も小栗君も立っていた…。これは、夢か現実か、ぽわ~んとしてしまったよ。

さいたま公演もあっという間に折り返し地点を過ぎて皆さん、芝居そのもにも余裕が出てきた。もう、五人六脚の場面なんて暴走しすぎだよ。やりたい放題、したい放題。鋼太郎さんが仕掛ければ、負けず嫌いな竜也くんが仕返しをする。そのうえをさらに萬長さんが仕掛け、小栗くんや大石さんも便乗してわけがわからん。途中、吹きそうになりなら、アップアップで台詞をかわす小次郎、武蔵がとてつもなくおかしい。

小次郎は相変わらず小栗くんのままだけど、竜也くんはよりムサシになっている。二人のタイプの違いが如実に表れていてこれまた興味深い。つくづくベストコンビだね。

で、私が感じた「ムサシ」のツボをたわいもなくつらつらと…

オープニング
荘大なテーマ音楽♪チャララ~、チャララ~、チャララ~♪
の合い間に入る、“ヒョロロー”という尺八の音

舟島の決闘でハラリと落ちるムサシの柿色の鉢巻。あの仕掛けはどうなってるんだろう。

竹林と禅寺が出来上がっていく場面転換。これ、素晴らしい!

鎌倉の地名、いくつ、出てくるかな~。
大町、小町通り、鶴岡八幡宮、雪の下、佐助、由比が浜…
さすが、ジモティな井上さんだ。

果たし状の「ちゃちゃきこじろう」

白石加代子様、蛸の舞の「わ~さ~び~!!!!!」

言わずもが、「五人六脚」
芝居で吹き出す、竜也君なんて初めて見たわ~。小栗くんも後ろ向いて笑ってるじゃん。

これも言わずもが、「擦り足のタンゴ」

吉田鋼太郎様、「孝行狸の謡」
タイタス、リチャード三世、マクベス…名だたる名作のタイトルロールを演じた鋼太郎様とは思えない。「天保十二年のシェイクスピア」と同様なボケ役。オレステスとは一味違う、竜也君とのバトルも必見!

皇位継承第一八位の場面。小栗小次郎が壊れていく~。

幽霊に説得されてムサシと小次郎が刀を納めるところ。

無言で旅支度をする二人のラスト場面と「友人です」の一言にじ~ん…。

そして、再び、1幕と同じ口上が始まって暗転する。復讐の連鎖を断ち切るための連鎖。ムサシと小次郎の決闘を阻止した亡霊たちは、成仏したかのようにみせて、また結界を結び、同じように争う人たちを和平へと導くのかなあと感じてしまった。

それでも、もぐらたたきのように出現する争いの目。折しも、テポドンが発射されようとしている。この世界に亡霊たちの祈りは届くのだろうか。

TVnaviの竜也君がかっこよくて思わず、お買い上げ~。すっかり「ムサシ」の顔つきになっている。流れたという噂のある、「バカボンド」の映画化、絶対、ぴったりだったのにな。ムサシの髭は似合っていたよ。セットも出来ているんだから企画を再開してほしいなあ~。今を逃すのはもったいなすぎる~。



元気ばりばり~!

2009年03月28日 | 日常あれこれ
今週は土曜日までぎっしりお仕事。バスツアーに行ったり、職場の送別会があったり、懲りずに早番の日、埼玉まで「ムサシ」を観にいったわりにはすこぶる元気な私。その間、ピラティスもエアロにもやったからまともに家に帰ってないじゃん。夕食は、もっぱらベーカリーやコーヒーショップで済ませてしまったよ。あ、スープストックも行ったかな。1か月の間に、何をやっても疲れない時って、たまにあるんだよね。でもそのあと、思わぬ、しわ寄せがきたりするから要注意だわ。

本日、仕事が終わり、やっとこさ解放的な気分にひたる。でも、立ち寄ってしまうのはスポーツクラブ。だって、送別会で食べすぎたんだもん。行こうかなあと迷っている時は大概、ウェアーとタオルを持ってでる。シューズは借りれば大丈夫だからさ。行きたいときにに行かないとなんかストレスがたまるんだよな。

仕事終わりだと、いつものエアロは間に合わないから、ドトールでケーキセットなんぞ食べてくつろいでから行ったら、次のスタジオプログラムも逃してしまい1時間以上時間があいてしまった。で、ほとんどいかないマシーンジムでトレーニングに励む。トレッドで軽く走って汗をかいてから、腹筋、背筋、スクワットなどを、順番にやっていった。元来、自分で数えるのが面倒くさくて敬遠していたマシーンだけど、今日は、ハマった。ひとりでやるのもなかなか楽しいじゃん。休憩もできるしね。自分の弱点でもあるもも裏と内もものトレーニングに力を入れる。これ、毎日やれば強くなるかな。

筋トレをしたら、さらにアドレナリンが噴出したので、そのままエアロでがんがん動いた。やっぱり、音楽に合わせて動くエアロは楽しい~、最高!

気づいたら、今週は、全然、ビールを飲んでいないよ~。送別会もおとなしくしてたしな。さ、久々に、飲むぞ~、スーバードライ!

バスツアー その2

2009年03月25日 | 旅行
お腹もいっぱいになり、バスに揺られながらうとうとしたり、お互いの近況を話たりする。女5人よれば、仕事のことや家庭のことなど話はいろいろ尽きないものだ…。

さて、お次はメルヘンチックにお花つみ~

 

スターチス、金魚草、ポピーを合わせて、5本の花を摘むことができる。なるべく開いてないのを切るように言われた。ちなみに、3日後の本日、ポピーがやっと開いてきれいに咲いた。他の花も新鮮だからしゃきっとしている。

ハウスの入口にこんな色紙が飾ってあった。


んだ、んだ、有言実行あるのみだ。私もやらなくっちゃ、新年度までに保育経過記録…とふとお仕事を思い出しちゃったよ。

ハウスのお花はもちろんきれいだったが、道端の菜の花も満開で負けてない。



いちめん菜の花
いちめん菜の花
いちめん菜の花…

黄色って明るくていいよね。春だなあ…。

お花のあとは、デザートのイチゴ狩り~
 
かわいいイチゴちゃんがたわわに実っている!食べた、食べた、たらふく食べた。あきひめ、紅ほっぺにさちのか。さっき、あんなにお腹がいっぱいだったのに不思議と入っちゃうんだよ、イチゴって。甘くて美味でした。

グルメツアーだから食べるのがメインだけど、ちゃんと観光名所にも連れて行ってもらった。崖観音。その名のとおり、崖にある観音様。よく、こんなところに作ったもんだ。


そんなこんなであっという間に時間が過ぎていき、お土産もたくさん買い込んで帰路につく。雨が降ってきて春の嵐になったので、アクアラインはついに通れなくなり陸路を進む。幸い、ひどい渋滞にも巻き込まれず、気がついたら横浜についていた。無事に解散場所に到着。で、「夜ごはんどうする?食べてく?」ってことになり近くの中華料理屋さんでまたもや食べる。パワフルだわ、私たち。

おいしいものをたくさん食べて活力をもらえた気がする。お仕事があって、遊びにも行かれるという幸せに感謝しなくっちゃね。

バスツアー その1

2009年03月23日 | 旅行
バスにすわっていれば、目的地に連れ行ってくれて、そこそこおいしいものが食べられて、お土産も買えるバスツアー。この楽ちんさ加減が結構、良かったりするもので、女5人で参加した。

べちゃくちゃ、グーグー
パクパク、ゲラゲラ~

こじゃれた“アラフォー”なんぞではなく、立派な“おばさん”グループでっせ、わたくしたち。たくましく、食べて、買いまくってきた。

今回は“房総食い倒れ”のグルメツアー。東京都アクアラインを通って海ほたるで最初の休憩になった。



もちろん、休憩なんかしてられない。メロンパンを買いに走る!お店にはいろいろな種類のメロンパンがどっさりあって、ついついお盆にのせてしまったよ。プレミアムメロンパン、おいしかった~。

強風にあおられ、速度規制の中、バスは順調にすすみ、予定より早くお昼になった。朝、早かったからその点は大丈夫、すでにお腹がぺこぺこだ~。メニューはこのツアーのメインでもある海鮮焼き~
おっ、動いてる、動いてる、まだ生きてるよ…


早速、あみにのせて焼くと…



アワビがぐるぐる回り始めた。これぞ、踊り焼き~
「わあ、かわいそ~」とか「きゃ~、熱そう」なんて言いながら、新鮮な海の幸をパクパクといただく私たち。

まさに“命”を食べる人間の図。ありがたや~、ありがたや~。

ムサシの謎

2009年03月21日 | 観劇
仮チラシだと思っていたのが本チラシになっちゃった。脚本がギリギリだったせいもあるのかな。でも、栗山民也演出の「ロマンス」の方はちゃんとしたちらしがあったしなあ。意表を突く意味もあって、敢えて、こういうチラシにしたのかな。ちなみにデザインは竜也くんの写真集を手掛けた長友さんらしいけど。



MUSASHIの中にあるUSAの上にかぶさる二連の山?
舞台の幕もこれなんだよな。開演前にじっと見ていると、この何気ない文字の中に深い意味が隠されているような気がしてきた。Uが涙みたいに見える気もするし。切られたうさぎが「う」と「さぎ」になっちゃって飛んでいったというお能に結末もにもつながっているのかなあなんて思ったりして。

「復讐の連鎖の鎖は人間が作ったものだから断ち切れるんですね」
「人を恨むな、三毒は己の中にこそある」

何気ない言葉がずしんとあとから響いてくる。

最初に観たときは、わかりやすいけど、井上先生、やっぱり時間切れだったのかなあなんて失礼にも思ってしまった。殺陣がタンゴになるおちなんかも三谷さんの大河ドラマ「新選組!」で似たようなのがあったし、結界石がなくなって亡霊が出現するのもどこかの小説で読んだ気がしたから。でも、2回目はそんなことはさておいて、すごくよく練られているしよくまとまっているなあって感じた。わかりやすいのだけど、奥が深い戯曲なのだ。

むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく

これ、名言だよ。

「おとしよりの言うことを聞きなさい」

説得力があるなあ。あなたに言われると。

すっかり井上「ムサシ」の虜になった私は、吉川栄治氏の原作なんかどうでもよくなってしまった。



鎌倉

2009年03月20日 | 日常あれこれ
井上ひさしさんは鎌倉在住らしい。そういえば、雪の下や二階堂近辺はお屋敷が多いよなあ。芸術家が多く住んでいらっしゃる。

だから「ムサシ」は鎌倉が舞台になっている。私にとって鎌倉は幼いころから身近にあった土地だ。馴染みの地名がたくさん出てくると、なんか嬉しいし懐かしい気分になる。大仏様とハイキングは、数えきれないくらい行った。就職後も保育園のお別れ遠足で何度か引率した。今は、ピラティススタジオに行くので、時々、小町通り近辺に立ち寄っている。観光地化されてお店もめまぐるしく変わっているが、不思議と町自体の佇まいとか風情はあまり変わらない気がする。

海も山も楽しめる鎌倉だが、私はどちらかというと山派だ。マリーンスポーツはできないし、泳ぎもダメだから海は眺めるだけ。でも、切通しの間や海岸線から眺める海は絶景で飽きることがない。20代後半になって寺めぐりにはまり、本当の古都の良さがわかるようになった。

舞台でも出てくる、竹林は報国寺あたりだろうか。小さなお寺だけど、お抹茶を頂きながらそよそよと竹が揺れる様子や蝉しぐれを聞いていると心が穏やかになるものだ。あと、銭洗い弁天近くの佐助稲荷もいい。小次郎が狐の面をかぶって登場するところ。赤い鳥居が幾重にも重なる石段。あの静寂はなんとも言えない。

その昔、幕府があって一時は“首都”だった鎌倉はまさに小京都という呼び名がふさわしい。コンパクトにまとまっていて見どころがたくさんある。

私のお気に入りスポットは…

覚園寺…藁ぶきの屋根に風情が…
報国寺…竹林
佐助稲荷…赤い鳥居の連続性
釈迦堂切通し…自然のなせる技。どうか崩れないで~。
まんだら堂跡…無数の無縁仏たち。このひとつひとつに人生があった。今は入れないのかな?
瑞泉寺…ときどき映画とかで登場する石段。水仙がきれい。
極楽寺…何もないけど名前が好き。
長谷観音…見晴らしが最高。

あげだしたらきりがなくなる。
ちなみにこの歌も大好き!


レプリークBis

2009年03月14日 | 藤原竜也


6年前

そして…



6年後、現在

断然いいわ~、今の方がみんな

小栗くんの存在感なんて雲泥の差よ。目覚ましく成長したもんだ。さすが今が“旬”だけある。お見事!

ちなみにお値段も、6年前680円だったのが、今は1429円+税!
小栗くんの伸び幅より値上がりしてる、絶対!
でも、買っちまった私。だって、これは永久保存版って思ったんだもん。中身も3人の対談と蜷川さんのインタビューと濃いし写真も素敵だったんだもん。

対談の中で明かされるライバルの謎。竜也くんは小栗くんのことを時にライバルになるけど特に「あいつに勝ちたい」とか強く意識することはないそうだ。

そして…

芝居を作るために、すごく戦っているもんね。それ以外で戦う必要はないよ。

といっている。

なんか納得。まず“己に勝つ”ことを目指す。低次元なやっかみや嫉妬などではなく、より高次元なベクトルで捉えているんだな。それは小栗くんも然りで、目指すものがぶれずに自分の中にはっきりとある。だからこそ輝いているしかっこいい。

蜷川さんが藤原竜也は“野良犬”で、小栗旬は“家で飼われている犬”と言っているんだよね。で、若手のオーディションをして獲得したい俳優は“野良犬”型らしい。ノイズの多い俳優、野良犬のように不快がっている俳優がいいと。この発言、興味深い。やがて竜也くん中心になるであろう次世代演劇界の布石を敷いているように感じてしまった。(←完全にファンの欲目)


春の嵐…

2009年03月14日 | 日常あれこれ
13日の金曜日、春の嵐が吹き荒れ、まさにジェイソンが出没しそうな昨夜未明だった。冬が終わろうとしている。

例年のごとく、職場の人事異動発表があった。思いだすなあ、異動が決まった2年前のことを。でも、もう2年も過ぎてしまった。ついに3年目に突入だ。“石の上にも3年”とはよく言ったものだ。道は必ず開けてくるものだと最近になってやっと感じられる。人生、どうにかなるもんだ。

子どもの行為は自己表現で、心が動いて行為になる。はたからみれば「何やってるの?」と思えることにも必ず理由がある。子どもの行動と同じように、世の中には偶然なようで必然なことがある。振りかえってみればすべて意味があることとも言える。それを自分の身になるようにしてけば良い。なかなか難しいけどね…。


ライバル

2009年03月09日 | 藤原竜也


舞台「ムサシ」で共演の藤原竜也くんと小栗旬くんを周囲はライバル同士という。年、人気、実力…はたからみれば、文字通り、好敵手だ。

蜷川さんもはっきり“ライバル”だと言っている。だから、ダメだしも公平にしているそうだ。竜也くんには、ネチネチネチネチネチと恋人のように、そして小栗くんは友だちのようにバサッリと斬るらしい。

共演の吉田鋼太郎さんも「稽古場のふたりはライバル心むきだしで、時にそれが空回りするほどすごい」なんて語っている。

当の小栗くんも、各方面でライバルは「藤原竜也」なんてよく言っていた。

それなのに…、竜也くんは、自分に持っていないものを持っている小栗くんに「嫉妬」もするけど、「ライバル」ではないと言い張る。それは何故?ANNでも「おれらさあ、ライバル心とか全然ないよね」なんて小栗くんに同意を求めてた。小栗くんも「ないよね」なんて相槌を打っていたけどさ。何をしてライバルじゃないと言うのかそこのところがよくわからん。竜也くんが考えるライバルの定義って何かこだわりがあるのかな。そこが、坂本監督がいう“ひねくれている部分”だったり蜷川さんいう“添え木がしてある盆栽みたいなやつ”ってことに通じていそうだ。要は、まっすぐじゃないってこと。面白い子だよ、藤原竜也くんって。

でも、二人はどこからどう見ても立派なライバルだよね。同じ演劇界で戦う同志とも言えるけどね。