くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

ヨイトマケの唄

2006年07月30日 | 映画
桑田圭祐氏が歌うこの唄を聴くと…、何故か泣けてくる。

ある日、小学校でヨイトマケの子どもは汚いといじめられた主人公は、学校を逃げ出し泣きながら家へ帰ろうとする。その途中、泥にまみれ汗を流して働く母の姿を目にした。

「いじめられた」って抱いてもらいながら、母に慰めてもらうつもりだった。
だけど、その姿を見た瞬間、甘えてはいけないと学校へと帰っていく。母の姿そのもに教えられた。なにも泣くことはない。ヨイトマケは恥ずかしいもんじゃない。胸を張っていろと。

私の父も、鉄筋工だった。朝早くから、現場へ出かけていき帰りも遅かった。休みもあまりなく泥だらけの仕事着が毎日、洗濯場においてあった。私が育った昭和40年代は日本経済の高度成長期でもあり、勉強して大学を出て良い仕事につくことが第一の価値観の時代だった。「うちはブルーカラーだから」って、母が言っていたっけ。スーツを着て会社に通うホワイトカラーの友達のお父さんたちが羨ましかったこともある。職人というのは、妙に、頑固で無口でもあるし。

だけど、そんな父の姿が、私の中に職人気質を育てた。さぼる事を考えるより動けって教えられた気がする。

いまや、ヨイトマケもガテンな仕事として認められ、女性だってどんどん進出している。労働の喜びを実感できる仕事って、自分も幸せでいられる。体を動かしているから体力もついて健康でいられる気もする。

気がつくと、私も汗水たらして働いているが、この仕事がつくづく性に合っていると満足している。



プチ自慢

2006年07月29日 | 藤原竜也
ちょっと自慢しちゃいます。
我が家には…、藤原竜也くんの初期のイメージビデオ、Junkがあります。
当時、17歳の竜也くんの直筆サイン入りで~す。
入手先は、譲ってくださった方に、迷惑がかかるので言えませんっ。
オークションに出したら、高値がつくかなあ。
でも絶対だしませ~んっ。

さてTop Stage最新号、立ち読みでやめておこうかと思ったけど竜也くんが5ページも載っていたから買ってきちゃった 次回作『オレステス』について熱く語ってます。

「ハムレットに似ているけど、イギリスの芝居と演出も違うだろうしもっともっと自分を解放していかなければならないような気がしている。使うエネルギーも、ものすごいだろうし、今までにない感情を表現しなければならないだろう…」
写真と共に、すでに戦場に赴く兵士モードになってる~。

「稽古場の状況を見ても、蜷川さんのカンパニーに勝るところは数すくない」
「何か強烈な世界があるもの、自分に与えるエネルギーが強いもののほうがやりがいを感じる。その方がやり遂げたときの達成感も大きいし、観てるお客さんに与える感動も大きい…」
ん?もしかして、前作、「ライフ・イン・ザ・シアター」の現場が物足りなかったのかい?そうだとしても、あの淡々さが、いつものエネルギー放出芝居に対してとても新鮮で私は好きだったけどな。時には静かに内へ向かう芝居もして欲しい。

最後に…
「…もしかしたら観る人にも高度なものを要求されるかもしれませんよ。何の知識もなく観に来てしまったら寝てしまうくらい(笑)」だって…

9月の観劇前にもう一度、原作を復習しなくっちゃ




虫刺され

2006年07月29日 | 保育園
私はどちらかというと虫に好かれる体質みたい。母は「A型は血が甘いからよ~」なんて言うがホントかい?誰か、舐めたんかい?まるで根拠がない。血液型に関係なく刺されやすい人っているものだ。

初夏から初秋にかけて、何度か、“蚊”と格闘する夜がある。寝入りばな、耳元で「プ~ン」「プ~ン」しばらくすると、足や手がかゆくなってきて眠れなくなる。電気をつけて確認すると、さされた跡が数ヶ所…。そんな時は非常に頭にくるもんだ。だけど、明るくなると、奴はどこかへ消えてしまう。「もう寝ちゃえ!」って再び電気を消すと、今度は仲間を連れてまた枕元に「プ~ン」とやってくるもんだから、「私は眠いんだかねっ」と完全にぶちきれる。またまた電気をつけて布団の上に座って殺虫剤を片手に待機。しとめるまで寝るもんかっ!それが夜中の3時だったりすると哀しくなるよ。

子どものころ、蚊にさされてぷくっと腫れたところに爪で線をつけて「おとうふ」って作ってなかった?これって、かゆさを拡散させるためかなあ。でも、そんなことしてもかゆいことにはかわりがない。我慢できずに掻いて掻き壊してしまった痕が今でもかすかに残っていたりする。キャンプかなにかでアブに刺されたことがあったけど、あれは最強だ。刺された足首が象の足のように腫れた。腫れがひいた後も思い出したようにかゆくなる日がだいぶ長く続いたものだ。

私自身、たくさん虫に刺されてきたから、虫なんかどうってことないと思っていたけど、最近の若いママは虫刺されにとても敏感なのだ。小さい子ほど、虫に刺されると、患部が腫れる。ひどい子は水ぶくれになり、それがやがてトビヒになったりする。トビヒになると大変だ。皮膚科に言って、お薬を処方してもらわないと治らない。治るまで、時間もかかる。トビヒは伝染性のものだから、保育園も休まなくてはならない。ということはママも仕事に行かれないという悪循環が起こる。

されど、トビヒ、たかがトビヒ。トビヒと言えども侮れないのだ。だから、保育園で蚊にさされようものなら「うちの子は虫に弱いのでさされないようにしてくださいっ」と言ってくる人もいる。でも~、知らないうちに迷い込んで、知らないうちに刺されているのが蚊の常でして…刺されないようにするなんて不可能だ~ 窓をしめてクーラーを入れたり、蚊取り線香を炊いたりと努力はしてますよ。刺されたら、すぐにお薬もつけているし…。こればっかりはどうにもできないよ~

自然界のものをあんまりシャットアウトしすぎても、いけないと思う。ある程度、毒にも雑菌にも触れておかないと、抵抗力もつかないよ。乳幼児のママたちは子どもを全ての悪から守る正義の鉄火面になる。だって自分の分身だものねっ、子どもって。この間の研修でも言ってた。精神的へその緒がまだつながっている状態だと。だけど、子どもも一人の人格として成長し歩きはじめているのだから、鉄火面を少しずつ、どけてあげるのも保育士の役目なのかもなあ。

芸術の王道

2006年07月23日 | 日常あれこれ
デスノート前編がめでたくヒット。後編の撮影終了後、舞台「オレステス」の稽古に入るであろう、藤原竜也くん。まだ、次回作の稽古も始まっていないのに、早々と次々回作が発表されている。今度は野田秀樹さんだって。「オイル」以来、久々のNODA MAP。共演は宮沢りえさんに渡辺美佐子さん。またまたチケ取りに励まなきゃっ!結局、今年も舞台3本あったなあ。散財ぶりは去年とかわらないじゃん。

それにしても、デビューから10年、寺山修司、唐十郎、シェイクスピア、ギリシャ悲劇と蜷川さんに鍛え上げられ、野田さんとも組めるなんて、演劇界の王道を突き進んでるよなあ。

王道というと、何故か、池田理代子女史の「オルフェウスの窓」という漫画を思いだす。ベルばら後に連載された、歴史や芸術をテーマにした大スペクタルロマン。恋愛模様も大人っぽくて、サスペンス的要素もあって、結構ハマったもんだ。ベルばらに続いて、宝塚作品にもなったけど、あまりヒットはしなかったんだよなあ。

登場人物の中にイザークという青年が出てくる。彼は貧しい苦学生だったけど、有名な教授にピアノの才能を見い出され、ウィーンへ留学する。一度は世界の脚光を浴びるが、第一次世界大戦の渦に巻き込まれ、指を壊して転落…。酒場のピアノ弾きに身を落とす。ひとたび、大衆音楽に身をやつすと正統なタッチは戻らない。だけど、彼にとっては生きるための仕方がないすべだった。そんな彼には自分を愛してくれた娼婦、ロベルタが残した一人息子のヨーヴェルがいた。そしてヨーヴェルは才能を受け付いていた。幼い息子をピアノの前にすわらせて彼は力強く愛情を込めて言う。「君は、父が果たせなかった王道を行くんだ」って。

果てしなく凡人に生まれてきた私は、才能というもの憧れる。芸術の王道は選ばれたものにしか辿れないある意味、孤高の道。天才には天才にしかわからない世界があるんだろうなあ。だけど、才能だけでは世の中、なりゆかない。人生経験を積んで、人間としての幅も広げていかないと。多くのものを失ったイザークが、昔の暖かい仲間に支えられ、息子に夢をつないでいこうとする姿に痛く感動したもんだ。

今は、押入れの上にしまいこんでしまった漫画だけど、引っ張り出してまた読んでみたくなった。

早起きの休日

2006年07月22日 | 日常あれこれ
1週間が終わると、ほっとして土日は少し寝溜めをする…。1回起きてから、またとろとろする時間が心地良いんだなあ。主婦の方はそんなことしてられないと思うけど。

でも、今日は、いつもと一緒の時間に起床し活動開始。遊びではありませんっ!久しぶりに研修に行ってきた。どんな仕事でも、勉強し続けるって大事よね。でも、去年は、卒園児担当で、その他にもたくさん仕事があっからいまいち、心にゆとりがなかった…というか27人分の保育記録にいっぱいいっぱいで、研修記録まで書いてられない~という、なんともプロ意識に欠ける理由で研修には行かなかった。

だから、今回は、かなり力を入れて家を出た。
午前中は講義、話を聞きながら、様々な子ども達や保護者の顔が浮かんでは消えていく。あの子は今、こういう段階にあるんだとか、お母さんはこういう風に悩んでいるんだとか現実にある問題の意味や対処方法が明確化されていく。やっぱ、勉強するっていいことだわ~。

昼食後、「子どもと共に楽しむゲーム遊び」という時間があった。元気な青年がやってきて「ぼくは、はっきり言って、みなさんの眠気覚ましために呼ばれました」って盛り上げてくれた。この方、幼稚園教諭を経て、現小学校教諭という経歴の持ち主でさすが、リーダーシップをとるのや話術が上手い。加えて、幼稚園教諭や保育士の集団というのは、仕事がら、かなりノリが良い。人前で歌うこともわけないし、すぐに声をかけあって団結する。

手遊び、じゃんけんゲームに続き、いろいろな項目を言われ、思い当たることがある人は中央にある新聞紙をそっと踏んで帰ってくるというゲームがあった。「私は、園長先生を信頼している」「この研修は自分から来た」「研修費は妥当である」…云々、どれもこれも微妙な質問だ。こんなのもあった。「私の職場にはちょっと小うるさい先輩がいる」だって。今日の参加者は新人からベテランまで幅広い。若手が一目散にかけていった。私は・・・行かなかったというか行けなったよ。もしかして、小うるさい先輩って思われてるほうだから…

最後は“なべなべそこぬけサバイバル”。20人前後の小グループを作り、1分間でなべなべそこぬけが何回できるかを競うのだ。早速、主任クラスのベテランが仕切ってまとめに入る。「背の高い人が、二人くっついた方がいい」「出入りは、そこからねっ」とすぐに段取りが出来た。日頃、子どもの前でテンションを上げている面々だから、当然、手抜きなどせず、かなり真剣!チームのために汗を流してがんばった。でも、どんなに工夫しても7、8回が限度。8回のチームが優勝、あとはほとんど6,7回というところだった。

汗をかいて覚醒できたので、午後の分科会も眠くならずにすんだ。日頃、仕事で動きまわっているから、じっとしていると何故か睡魔が襲ってくるんだよね。たぶんじっとすることに体が慣れていないからだっ…と都合のいい言い訳~

さ、これから研修記録をまとめなきゃ。明日も引き続き、分科会だ!

バランスボール

2006年07月17日 | スポーツクラブ
猛暑が落ち着いて、梅雨空に逆戻り。 明け方、急に涼しくなってあせった。過ごしやすくて快適だけど、なんとなく体がだる~い感じ。夏祭りとジョギングエアロが効いたかなあ…

今日は午後から、筋トレ系のクラスに出る。 最近の筋トレは、いわゆるコアを鍛えるのが主流。これが楽そうにみえてちゃんとやると、とてもきつい。ゆっくりじわじわと筋肉を使っていく。骨盤や背骨を動かしたり、下腹や内腿など普段あまり使わないところを使うので時々、ぶるぶる震えたり、つりそうになったりするのだ…。

流行のバランスボールも登場。これ、ピラティスで初めて使った時は、全然、乗れなかった。ちゃんと腹筋を締めていないと、あっちへコロコロ、こっちへコロコロ、転がってしまう。 はたから見てると、非常に面白いが…、やっている本人は非常に悔しい。たかが、ボール1個に翻弄されるなんて… いっそのこと、1個買って家でも練習しようかと思ったけど…、狭い我が家にボールを転がしておくスペースはないと断念。スポクラへ行くたびに、乗ってコロコロしている。前から比べると少しは扱い方にもなれて、すわって足を離すくらいはできるようになったけど、まだ上に乗って正座はできない。生まれつき、バランス感覚がないからなあ。

というわけで、なんだかんだと、結構、汗びっしょりになった ジョギングエアロよりもきつかったかも。きっと、明日は筋肉痛だ…。

ゴーヤ

2006年07月16日 | 日常あれこれ
卒園児の保護者の方から立派なゴーヤを頂いた~

形といい色といい、まさに「一癖ありますよ~」って主張している。でもこのゴーヤくん、ベータカロチン、ビタミンC、カリウムが豊富で夏バテに効くんだって。苦味の素は「モモルデシン」といって、熱でほてった体を冷やしたり、整腸作用、血糖値を下げる 効果があるそうだ。加えて、ゴーヤのビタミンCは加熱しても損傷しない。偉いやつじゃのう。

ここ数日、梅雨明け前なのに猛暑続き。湿度も高くて、子ども達も職員も熱中症にならないかと結構、ドキドキした。クーラーを入れて、途中で水分補給。汗をかいているかどうかチェックした。午後からは光化学スモックも出て、目がチカチカした。室内も外も重苦しい空気。地面に熱気が這うようによどんでいた。

年々、厳しくなる夏の暑さに耐えうる体力を培うためにも、ゴーヤを食べよう!暑いところで生まれた植物は暑さに対する耐性をちゃんと身につけている。これぞ自然界からの恵みだよ。この苦さ、私は、大好き。最初は「うっ!」と思ったけど食べているうちに何故か、ハマるんだよね。

ということで、今夜のおかずはゴーヤチャンプルに決定!

白内障

2006年07月15日 | 日常あれこれ
母が白内障の手術をした。白内障って70代にもなると7,8割の人がなるらしい。母も突然、ものが二重に見えるようになってあせったらしい。今まで、あまり病院というものへ行ったことがない人なので、手術なんて言われてかなり舞い上がっていた。たかが、白内障の手術で、心臓麻痺でも起こされたら困るから、休みをとって付き添ってあげた。

実際の手術はものの20分前後で終了!ちょっと角膜を切って、水晶体をとりだし、人口のレンズを入れるだけ。放心状態で手術室から出てきたけど、痛くもなんともないしやってみたらどうってことなかったみたい。翌日、眼帯を取ってもらったら、違う世界が見えるって感動している。色が違うとか今まで見えなかった遠くが見えたとか…。げんきんなもので、もう片方の目も治すって今度は意気込んでいる。

しかし、現代の医療ってすごいね。昔の人はみんな見えなくなっていたのに…というかそこまで長生きできなかったのにね。

暑い・・・

2006年07月15日 | 日常あれこれ
ただいま、私の部屋の温度は34度を記録中!扇風機の風も生暖かい感じ。
でもクーラーはいれないっ!

今日は夕方から保育園の夏祭り。踊りを踊ってゲームをして花火をする予定。私は、花火の係りなもんで、BGMを選曲中。はっきりいって今、どんな曲が流行っているのかわからん!最近、印象に残る曲がないよなあ。若い先生から教えてもらったポルノグラフィティの曲にサザンをつなげてみたりして…。保育園の保護者の年齢層も20代から40代までと幅広いから、いろいろあっていいでしょ。あとはエアロの曲にしてみた。案外、いい曲が多いんだよね、エアロの曲って。加えてのりもいいし。

今年の夏も暑いのかなあ。こういう日は何をしても汗をかくものだから、いっそのこともっとかいちゃえばいい。だから、これからエアロに行ってやる~。お祭りに向けてテンションを上げていかなくっちゃ。これが終わると、ほっとひと息。職員もやっと交替で夏休みだっ!

あわれ彼女は娼婦

2006年07月13日 | 観劇
兄と妹の禁断の恋の話。
「ロミジュリ」と「赤い疑惑」がかぶる~。
実際、脇役人もロミジュリとかぶってた。梅沢昌代さんはまさに乳母どのだし、瑳川哲朗さんも神父さまだし。でもジュリエットママ役だった力石涼子さんは全く違った役。あの優しくて清楚なお母様とはうって変わった悪女で、イメージが全然違う。ダンスも披露してくれてびっくり~。すごいなあ、女優さんて。マキューシオの高橋洋さんも違ってたな。間違いの喜劇以降、アホ役がハマってる洋さん。たくさん笑わせてくれた。

三上博史さんは確か、寺山修司監督の映画でデビューしたんだよね。あのアングラな世界を経てきているから、妖しげな役が合う。だけど、前半のジョバンニは妹を愛するあまり苦悩する貴族の好青年で、何故に三上博史にこの役をさせたんだって思った。ところが、後半は一気に破滅へ向かう。ラストはタイタスを彷彿させる惨劇。妹の心臓が突き刺さっている剣で一族郎党を殺しまくる。血まみれになりながら…。なるほど、この狂気を蜷川さんは三上博史に演じさせたかったのねって納得した。

対する、深津絵里さんがとても可憐。初々しいお嬢様を好演している。最も、後半はかなり激しいところもあるのだけど。深津絵里さんを初めて観たのは「走れメルス」だったけど、今回の方が数段、迫力があるし合っている気がする。これからも舞台での活躍がおおいに期待できそうな女優さんだ。

今年は、悲劇づいている蜷川さん。「タイタス」の延長上にこの「あわれ」がある。さらにオレステスへと続いていくのか?でも、それはいやだっ!オレステスは全く新しい斬新な悲劇として観てみたい…。きっと、蜷川さんは意表を突いてきてくれるだろう。なんてったって、過去を突き崩して、先へ進む人だからね。