くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

キュロット

2007年02月25日 | ファッション
ウェッジソールのサンダル、カプリパンツ、キュロット…私が中学生のころから就職したての頃までに流行った品々がまた戻ってきている。20年サイクルくらいで流行は繰り返すのかな。『バブルへGO』なんて映画も出来たりして、アノ頃は若かったなあと感慨に浸る我が世代である。下半身デブだった私でさえ、ボディコン来て六本木のディスコへ行ったもんね~。

ミーハーな私は、サンダルも服も流行のものは必ず買っていた。特にキュロットは動きやすいから大好きで、毎日のように着用していた。だからキュロットが廃れてしまったのがとても悲しかった。それが、やっと最近復活の兆し。丈の短いものから長いものまで春物にも店頭にたくさん並んでいる。ところが、昔のまんまというわけではないのだなあ、これが。今のは“腰”で履くようになっていて、微妙にデザインが違うのよ。で、結局、セールで冬物を1枚買っちゃった。もうおばさんだから丈が長めのやつをね。でも、着てみたらやっぱり懐かしいのよ。やっぱり好きなのよ。箪笥の奥深くに眠っているものもひっぱりだしてみようかな~。

ひとつだけ、果たして戻ってくるのかなあって思うものがある。それは、肩パット。80年代はみ~んないかり肩だった。肩パットを外して着ているものもあるけどなで肩の私にはダボダボしてしまうのよね。さてさて、今度は新たに何が出てくるのかな~。

色とりどり~

2007年02月24日 | 日常あれこれ
文化村の前にもLushがあり、近くを通ると香料の香りがただよってくる。昨年はじめて触れた手作り石鹸の世界。本当にたくさんの種類がある。液体と違って地道に泡立てていく過程も楽しかったりして。使ってみて気にいったのはアイシングブルーというミント系の石鹸(写真左下)だったけど、今日は、違ったものにも挑戦。緑色のがシーベジタブル(写真奥)で黄色と茶色のはサンドストーン(写真右下)という名前の石鹸。ライムとラベンダーのいい香りでバスタイムはリラックスよ~

ひばり

2007年02月24日 | 観劇
 「ひばり」
 作:ジャン・アヌイ
 演出:蜷川幸雄
 出演:松たかこ・益岡徹・橋本さとし・小島聖他
 bunkamuraシアターコクーン

松たかこは神託を語る少女が似合う。凛としていて、清らかで、それでいて力強い。オルレアンの少女、ジャンヌ・ダルクは神託を受け、兵を率いて祖国のために戦うが、魔女裁判によって火刑にされてしまう。昔、小学生の頃に伝記を読んだことがあるがうっすらとこんな記憶だけが残っている。

物語はジャンヌの裁判劇だ。その中で今日までの経緯が語られる。舞台の回りには裁判官や司祭といった証言者たちが取り巻いて座している。ジャンヌは何故、自分のやってきたことが裁かれるのかわからない。神託に従っただけで何一つやましいことはしていないのだから。火刑という極刑に処されるほどの罪が見当たらない。まわりの大人達はジャンヌが死刑にならないように、「人間は罪深い生き物だ」ということを宣言させて丸く収めようとするがジャンヌには、そんな偽りなど認められない。「人間こそ神様が創った奇跡なんだ」と主張し続け、ついには自ら死を選択するのだ。

ジャンヌの清さに打たれながらも、確実に自分は、舞台を取り巻く大人側の人間であることが妙に哀しかった。生きることにおいてあれほど、純粋になれない。家族もいるし仕事もある。命を投げ出すことなんかできない。組織が大事か、人間が大事かという作者の問いかけは現代人にとっても切実なのだ。

蜷川さん演出だから、当然、古典なのだろうと思っていて観ていたら、案外、言葉が新しい。プログラムを見てみたら、作者のジャン・アヌイ氏は1987年に没した20世紀の人だった。現代の人もこういう戯曲を書くんだなあと当たり前のことながら新鮮に感じた。日本だったら誰にあたるのかな。「胎内」の三吉十郎さんなんか近いのではないかなあなんて思った。

全体を通じてまさに、“松たかこの松たかこによる松たかこのための舞台”になっている。その中で脇役陣は傍観的立場からいきなり芝居に入らなければならない。そのテンションの持って行き方がとても難しそうだ。情けない国王シャルルを演じる山崎一さんが印象的。無能なんだけど、純なところもあり、屈折してしまったところもある人物を好演していた。

そのほか、長老役でゴールドシアターの役者さんも出演。やっぱりひとりひとりに味がある。それぞれが経てきた人生がかもし出す存在感。居ながらにしてこの舞台を大きくサポートしていた。

青空に自由に飛翔するひばり…それはまさに純粋無垢なジャンヌの象徴なのだ。


ゲートボール

2007年02月24日 | 日常あれこれ
近所の人に誘われて、母が突然、ゲートボールを始めた。昨年夏に乳癌の摘出手術をし、その後、放射線治療に通う。検査の結果、ホルモンレセプターが陽性だったので、今はホルモン剤を服用中だ。このホルモン剤、若い人には副作用が出るということも聞いたが、閉経後の母にはあまり関係なかったみたいだ。今は、すこぶる元気なのである。週に2回、朝もはよからいそいそ出かけていく。しっかり道具もそろえて、俄然やる気になっているのだ。

昔はゲートボールと言っていたが、今は「グランドゴルフ」と言うらしい。保育園近くの公園にもお年寄りがよく集まっている。一頃は、ちょうど、園児がお散歩に出かける時間に決まって公園を占領してたりしたものだ。「子どもが遊べないのよね」って言ったら「大丈夫、お母さんたちは子どもが来たらすぐにどくから」だって。老人側もその点は気を使うようになったんだ。公園は公共物だものね。

母たちは団塊の世代よりもさらに上の世代。戦前、戦中、戦後と生き延びてきた人達だ。今の子どもにもそして私たち世代にも足りない“生きる力”を生まれながらに身につけている。ホント、たくましいなあって思う。加えて、煩わしいくらいおせっかいをやきあうし。でもきっと、こういうことってとても大切なことなんだよね。自分のことばかり考えていちゃいけない。ゲートボール、いやグランドゴルフ仲間と明日は町内のお掃除をするそうだ。

病気から立ち直り、生き生きと人生の晩年を過ごす母…。
この人の娘に生まれて良かった。

前祝い…

2007年02月24日 | 日常あれこれ
鼻が出て、頭がづきづきと痛む。花粉症か風邪かわからない。ちょっと“やばいかなあ”と思い、いつもの夜更かしをやめて、昨夜は12時前に就寝。おかげで今朝はすっきり目覚めたがちょっと喉が痛い。あと一日、がんばらなきゃって仕事に出かけた。ところが、雨が降ってきたら、喉の痛みがなくなり、睡眠をたっぷりとったこともあり、体調が回復してきた。やっぱり、風邪じゃなくて花粉症のせいだったらしい。

明日は私の○歳の誕生日。だから、今日は、○歳最後の日なのである。ま、この歳になっちゃえば、誕生日なんぞどうでも良いのだが、せっかくだから好きなことをしようと、懲りずにエアロに行った。週末は疲れも出るので、いつもステップ1本にしているが、なんてったって○歳最後の日だから、その後のリズムシェイプにも出ちゃった。体調が今一歩だから、ちょっと不安もあったけど、エアロの神様が降臨してきて、アドレナリンが噴出した!なんか、だるいのも吹き飛んで元気になっちゃった。

で…、帰宅後、早速、飲んじゃいました。スーパードライ、500ml

何気ない日常にささやかな幸せを感じた夜だった…

motivation

2007年02月20日 | 藤原竜也
「モチベーションが上がらない…」
仕事が煮詰まった時に良く使う。

【motivation】動機を与えること。動機付け。誘因。

仕事の中で自己実現することが理想だが、思った通りに事が運ばないのが現実で、「なんでこんなことが出来ないんだろう」「言いたいことが上手く言えないんだろう」「もっと勉強しなくちゃいけないのに」とあがいている…。

モチベーションが上げられず、新たな仕事を求めて、職場を辞めていく人もいる。そこまで踏み切れずにとどまっているものもいる。では…、変らない環境に身を置きながらも、なおかつ違ったことにチャレンジし、有意義な仕事をしていくにはどうしたらいいのだろう。それには、勉強して新たな課題を自分に課していかなければならない。だけど…、その気さえも起こらない時だってある。そんな時は思い切って仕事とはまるっきり違った世界に触れてみると、案外、新鮮な気持ちになれたりするものだ。

振り返れば、我が人生、結婚によって環境が変ることもなかった。職場を変えたこともない。その中で成長し続けることは難しく、停滞する時期も多々あった。今だっていろいろ思い悩んでいる。8年目に2週間だけ、海外研修に行かせてもらったことがある。自分にとって視野を広げるチャンスになった。子育てひとつをとってみても世界にはいろいろな考え方がある。“福祉”に対する取り組み方も国によって全く違う。それぞれ良い面もあれば悪い面もあった。

それからはなるべく一つの考えに偏らず、多様な角度から自分の仕事を捉えるように心がけている。幸いなことに、成長し続ける小さな命たちは日々、思いもかけない言葉を発し、行動をしてくれるので、新たな課題を次々と与えてくれる。自分の考え方いかんによっては、今以上にもっと深く関われる筈の仕事なのでたとえ、モチベーションが下がっても上げるきっかけは見つけやすいかもしれないと安易に思っている。

なんかとりとめもないことを、ぐだぐだと書き連ねてしまったが、実のところ、私のことなんかどうでもいいのである。本題は竜也くんのことなのだ。ファンクラブのメッセージで近況報告があった。野田マップ「ロープ」の公演が終了し、竜也くんもしばらく充電期間に入った模様。彼の場合、厳しい世界に10代の頃から身をおいてきたので、一般人とは違うストレスや悩みがあったに違いない。少し前から計画していたことらしいので、実現できて良かったね。映画がヒットしても、慢心せずに勉強しようという姿勢が偉い。自分にとって何が一番大切なことなのかをきちんと見極めているんだね。そういうところも魅力の一つ。きっと息の長い役者さんになっていくのだろう。8月の舞台をファンは楽しみに待ってるよ~。

ボケボケな一日…

2007年02月18日 | 日常あれこれ
なんだか、今週末はどっと疲れが出た。バス旅行が効いたかな。座っていただけなのに、日頃、動いている私にとっては結構きつかった。腰だの、肩だの痛くなったもんな。

天気も悪いし、午前中は部屋の掃除をしたり、旅行の写真をプリントしたりしながらうだうだと過ごす。午後になって、やっと活動開始!いつも出ているエアロに出ようと家を出たら、バスが来ない。結局、間に合わず、次の筋トレのクラスからにしようと、ドトールで一服。ところが…、何を血迷ったか、3時45分からだと信じて疑わなかったクラスが実は3時15分からだった。一気にやる気が失せた。でもせっかく出て来たからにゃあ引き返すわけにもいかない。半ば意地になって、その後の格闘技系エアロに出た。痩身と体力維持を目的に始めたエアロなのに、最近はすっかりビールを飲むためになっている…。

格闘技系エアロは兄さんやおじさんがいっぱい。ひとりよがりな“北斗の拳”になり切れるところが楽しい。いつも2本のところ1本しか出れなかったけど、汗もたくさんかけたし、それなりにきつさもあったからやっと満足した。午後、家を出てから、ここに辿りつくまで、随分、時間の無駄遣いをしてしまったなあ。シャワーを浴びてロッカールームで荷物整理をしながら、靴を入れる袋に洗濯物を詰め込んでいる自分に気づく…。はあ、今日は、つくづく頭が働かない日だわ~。

でも疲れは溜め過ぎるのも良くない。出る時には出しておかないと。この間、ピラティスのクラスで今話題の岩盤浴とかホットヨガの話題になった。こっちは、環境を変えて無理やり老廃物を出そうとしている面がある。これもあんまり良くないそうだ。人間ってある程度、疲れや老廃物を溜めておくことも必要らしい。自分の力でギアチェンジしながら汗をかくのが一番。楽をしてやせれるわけがない。だから、“あるある大辞典捏造事件”なんかが起こるのよ。それなりに、地道に身体を動かしてみよう。すぐには痩せないけど、慣れてくるとそれなりに充実感や達成感が感じられて楽しいよ。

はあ、今日のビールも上手かった~

日本アカデミー賞

2007年02月17日 | 日常あれこれ
前に“日本”とつくだけで、本家と格や権威の違いを感じさせられちゃうこの賞…。なんて言ったら怒られちゃうね。最近はハリウッドでも日本映画のリメイク作品が多いもの。大リーグのように、映画界も日米の差がなくなる日は案外近いかもしない。

どうせ、デスノートは選考外だからと思いつつも、チラ見した。松山クン出るしね。助演男優賞部門だけザッピング~。おや??松山くん、太ったんじゃないかい?どうしちゃったんだ?でも、やっぱり朴訥さ加減は健在。都会になんか染まって欲しくない。いつまでも天然の松山クンでいてね。

助演男優賞は笹野さんだったね。笹野さんといえば、総司の主治医、孝庵先生だったよなあ。その他にも、オダギリくん、佐藤さん、三谷さんと“組!”のメンバーがそろっている。竜也くんもいたら面白かったのにな~。

主演男優賞の渡辺さんにしても、寺尾さんにしても、ここ数年、すっかり映画界の常連俳優だなあ。その中で、ひときわ輝く時の人、助演女優賞の蒼井優ちゃん。やっぱりかわいいよねえ。清楚だし。一昔前の浅野温子さんとか原田美枝子さんとか石原真理子さんとかを彷彿する。大女優の予感かな。それにしても、女優オーラのある人ってなんでロングストレートのさらさらヘアーなんだろうって何気に思っちゃった。やっぱりロングへアー=美人の図式は今も昔も変らないものなのね。

♪さかな、さかな、さかな♪

2007年02月14日 | 旅行
最後は魚市場を見てまわる。新鮮なお魚がいっぱい。私が避けて通ってきたカニくんたちも整列してる~。量も多いし値段も安い。買って帰りたいけど遠いから無理。クール宅急便にしても送料が高くつく。

でもでも、さすがこのミステリーツアー、ちゃんとお土産がつくのである。それも発砲スチロールの箱がど~んとひと箱。中にはズワイガニ、甘エビ一キロ、魚の干物、いわのり、イカの塩辛が入っていた。これはかなり豪華で嬉しかったな。特に両親が大喜びをしてくれたし。

このツアー、リピーターが多いそうだ。周りを見回したら、かなり年配の人もいた。バスにすわっていればいろいろなところに連れていってもられるし、そこそこの食事もついているし、お土産もたくさんもらえる。明日はどこへ行こうかしらって考えなくていいから楽なのである。自由に行動したい人には向かないかもしれないけど、年配者には嬉しいツアーなんじゃないかな。たまにはこういう全面的他力本願な旅も面白い。お肌もすべすべでかなりリフレッシュできたしね。

良寛さま

2007年02月14日 | 旅行
越後出雲崎『天領の里』という資料館を見学。ガイドさんが館内を詳しく説明してくれたが、真面目に聞いていたら時間がなくなりそう。聞き流しながら、勝手に他を見学をするわがままな私たちだった。

入口に良寛さんがいた。手まりで子どもと遊ぶ良寛さん。これがよく知られている一般的な良寛像だし、実際もそうだったのだろう。でも、私の頭の中には、去年観た鞠谷友子さんの一人芝居「弥々」の場面がぐるぐると廻っていた。男としてもっと生々しい良寛像が。この荒海を見て、弥々をめぐる人間模様がうなづけたりして。それにしても、鞠谷さんのお芝居はすごかったなあ。鞠谷さんはきっと、この先、年を重ねても「弥々」を演じ続けていくに違いない。鞠谷さんが自身の父親から受け継いだ大切にしている世界をぼんやりと想った。