くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

今さらトレッド

2010年06月26日 | スポーツクラブ
スポクラ歴、12年目にしてトレッドミルで走り始めた。そもそも、スポクラに通い始めたきっかけは、眩暈で1週間仕事を休んだことだった。あれ以来、三半規管コンプレックスで、動くものに対するトラウマがある。ジェットコースターとかも避けていた。トレッドも何回かはやってみたけど、あの降りた瞬間のふわっと感が怖い。まるで船酔いのような感覚で足ががくがくする。このまま倒れこんだらどうしようと、手すりにつかまってしまう。それは一瞬のことにすぎないのだけど…。

下腹が育ちつつある今、ちょっとばかし違うことをしてみようと久しぶりにトレッドに乗った。最初は時速4㎞ぐらいで、ゆっくり歩き初め、徐々に速度を上げていく。最高6㎞くらいでたらたら15分くらい走り、そのあと、急にとまらず、また徐々に速度を下げていく。トータル30分くらいかなあ。思いのほかふらつきもなくて、大丈夫だった。そしたら、毎日やってみたくなったわけ。今日は7㎞まで上げてみた。実際、フルマラソンタイムだとどのくらいんだろうなあ…。

ということで、今週は、だいたい、30分ランで、距離は2.5キロ、カロリー消費150㎉ってところかな…。正しいフォームで走れてないし、無理をすると足裏が痛くなる。なんか、ふくらはぎとか腰とかをまた痛めそうだけど、めげずにハマッてみたい、ランニングにね。

2番目、或いは3番目

2010年06月26日 | 観劇


ナイロン100℃ 35th SESSION
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:犬山イヌコ、みのすけ、三宅弘城、峰村リエ、大倉幸二、松永玲子、村岡希美
   小出恵介、谷村美月、小川たまき、マギー 他
下北沢本多劇場

物語の舞台は廃墟になってしまった街、地震でなのか、はたまた核戦争でなのかなんで壊されてしまったのかはわからない。そこへ、奉仕軍団みたいなのが、やってくる。なんだか、この軍団、変な集団なのだ。チェーホフの舞台衣装なんぞを着ていて、どこぞの宗教勧誘みたいだ。彼らの街も、どうやら破壊されているようだが、この街が一番ひどいから助けに来たらしい。この街のひどさに比べたら、自分たちの街なんか2番目か3番目くらいだと…。

ところがどっこい、この街の人々はさほど、困っている風でもないし、水も枯れずに出る。奉仕軍団のかすかな優越感みたいなもんは崩れ去る…。

ケラさんと小出くんに興味があったから、観に行ってみたが、う~ん、お話がどうもちんぷんかんぷんで、面白いのだけど、私にはようわからんかった。ちょっとホラーの要素もあって長塚的な感じもした。ストーリー云々よりもひとつひとつの台詞の中から人間の本質とか風刺とかナンセンスを漠然と感じるような作品だった。

小出くん、出番は少ないけど、客演として重要な役どころをまかされてる。でも、周りの役者陣が達者だから、そんなにインパクトが残らないんだよなあ。映画「パレード」の小出くんは実にナチュラルで良かったけど、舞台ではまだまだだ。舞台というのは、本当に実力とか経験が如実に出てしまうし、ごまかしがきかないんだなあって思う。小出くん、今年は精力的に舞台に出ている。雑誌か何かで、蜷川演出で初舞台を経験して、「何かあってもここに戻ってくればいいんだ」と語っていた。小出くん、俳優として今やらなければいけないことをちゃんと理解して挑戦いる様だ。賢い人だもんね。将来、面白い役者になりそうな予感がする。



で、この舞台で一番、目立ってインパクトが強かったのが、ぼけ老人役の大倉幸二さん。
もう、素晴らしいの一言。古田さんに匹敵するセンスの持ち主だね。一瞬、ぼけた振りをしているのかなと思ったがやっぱり本当にぼけている様で、間の外し加減やギャグのタイミングが絶妙だ。またこのじいちゃんに会いたいって思ってしまった。



ロビー中央の一番目立つところに竜也くんからのお花があったよ~。


目覚めたら勝利!

2010年06月25日 | 日常あれこれ
日本全国津々浦々、寝不足の朝。

だのに、私は疲れに負けて爆睡…

すっきり目覚めたら、日本が勝利していた…
 

夢は現実になった。最近、世の中、閉塞状態で、悪いニュースばかり。こんなに、すっきりと清々しくて嬉しいニュースは久しぶりじゃないかな。心のどこかで、「だめだろうなあ」なんて思っていた。貪欲に勝ちにいった侍ジャパン、やればできるんだ。こういう粘り強さって今の若者はどこかに忘れてしまってないかい?草食じゃなくて、ガツガツな肉食にならなくっちゃ。

本田選手は優勝を見据えているんだね。一躍、時の人になっても、決して浮かれず、冷静なナイスガイだ。日本の若者も捨てたもんじゃないね。

勇気と感動をありがとう。

お仕事もエアロも終わって、マンゴープリンとビール(変な組み合わせだけど…)で乾杯だよ~ん




メタボへの道…

2010年06月19日 | 日常あれこれ
毎度、おなじみの健康診断に行ってきた。去年はコレステロール対策で、お豆腐生活を続けてみたりしたが、なんか、今年は、節制する気にもなれなくて、どうでもいいやって、過ごしていた。だって、なんのための検診かって、職場に出すためなんだもん。悪い数値が出たって、「別に~、で、辞めればいいの」って感じだもんね~。でも、やっぱり、ちょっとは気になったから、木、金とエアロに行って、夜はおそばでビールは我慢した。

結果は如実に数字にあらわれた。ほい、体重と腹まわりが増加…。女性のメタボラインは現行の90㎝から80㎝になるという噂もちらほら…、とすると、かなりやばいラインになってしまうじゃん。

アラフォーから、アラフィフへ、最近、ホルモンバランスが崩れているのがよくわかる。それに、腰を痛めたから思うようにエアロができなあった。

んにゃっ、そんなのはいいわけだ。

西新宿の串カツやで串カツ19本食べたのはお主ではなかったか。
コーヒーショップでケーキや焼き菓子を食べたのもお主ではなかったか。
ジャガリコを買ってきては、ペロッと食べてしまうのもお主ではなかったか。
寝る前に、ワインをぐびぐび~と飲んじゃったのは誰だ、それも、お主ではなかったか。

注)ムサシ風

ほい、なるべくしてなった結果どす。コレステロール、血糖、その他何がひっかかるやら~。で、不思議なことに、老眼間際だと思っていた、視力だけは回復。よ~く、見えちゃった。

メタボショックな心をかかえながら、久しぶりにピラティスのグループリフォーマークラスに参加した。そしたら、先生から「下腹~!」と何度も注意された。やっぱり、確実に育っちゃったみたいだわ、下腹が。エアロだけじゃもう落ちないのかも。マラソンくらいやらないと。悲しいかな、太りやすい体質なんだわ。何気に、ぐやじい、夏に向けて痩せてやる~。

ムサシ雑感

2010年06月13日 | 藤原竜也
なんだか、この1ヶ月間、「ムサシ」のことしか考えてない。

文藝春秋の井上ひさし「絶筆ノート」は読んでいて辛かった。本当に病は突然で、進行が早かったようだ。発病後、半年に及ぶ、抗がん剤治療は壮絶で、悲しいかな、効果も現れないまま逝ってしまわれた。

「苦しいけれど、自分は作品の中で『たとえ人生が残り一日でも、どんなに苦しくても人間は生きなきゃいけない』と書いてきた。そう書いた以上、自分のことばに責任をとるために頑張らなきゃいけない」

「戦争や災害だと、たくさんの人が同じ死に方をしなきゃいけないんだ。ひとりひとり違う死に方ができるというのは幸せなんだよ」

最期まで過酷な運命をかされ、なおかつ闘い続けた井上ひさしさん。その生き様は、そして数々の作品の中にある珠玉の言葉と憂国心は、これからも日本文化の中に生き続ける…。

井上さん、去年の暮れごろはいくらかお元気になられた時期があったようだ。こまつ座のスタッフと今後の仕事について会議をしていたそうだ。竜也くんがトマトを送ったのもこの時期だったのかなあ。きっと、新作「木の上の軍隊」はいけると思っておられたのだろう…。

「ムサシ~ロンドン・NYバージョン」は、28歳になった藤原竜也くんにとっても画期的な作品となった。大人の俳優への進化と、演劇界を背負う使命…、井上さんの死を乗り越えてさらに前進しようとしている。

ふと、ドキュメンタリー「今裸にしたい男たち」の中で、初めての海外旅行みやげを携えて蜷川さんを訪ねた18歳の竜也少年を思い出した。

「10年たってもまだ28ですよ~」
「そうかあ、10年たったら、俺、75だぜ、もう駄目だな」
「そっ、そんなことないですよぉ」

10年経ちましたね、蜷川さん!
駄目じゃなくてよかった。愛弟子は支えてくれるほど、たくましく成長した。この子弟、森繁久弥と竹脇無我みたいになるのかなあ。

蜷川さんには井上さんの分の使命も果たしてもらい、これからも貪欲に疾走して欲しい。

ウィルス侵入

2010年06月11日 | 保育園
禅病ならぬ、ムサシ熱の余韻にひたりながら、お休みした分、あと一日、お仕事、がんばるぞと出勤したら…、なんと職員が5人もお休みだった。なんか、ノロウィルスが流行っているみたいなんだよね。昨日はみんな元気だったらしいが、突然、具合が悪くなってしまったそうだ。急性だからノロはこわいよね。

ということで、クラスの子との再会(ま、一日ぶりだけど)もままならぬまま、1歳児クラスのお手伝いに直行した。去年までみていた子どもたちと同じ年齢で、ひたすらかわいゆい。あの子たちもこうやって進級して元気でやっているかしらと想いを馳せてしまったよ。下のお部屋だと人見知りする子も、自分のお部屋だと大丈夫みたいで、泣かれることなく過ごす。なんじゃい、このババはって思ったかもね。

それにしても、なして今の時期にノロがでているんだろう。大抵、冬場が多かったのに。定まらない気候のせいもあるのかな。牛の世界でも口蹄疫なんぞが出てきてしまったし…。自然体系が乱れると、ウィルスも変化する様で怖い。めっきり聞かなくなった新型インフルはどうなってるのだろう。強い菌になっていないといいけどね…。

ムサシ~さいたま千秋楽~

2010年06月10日 | 観劇
「悲劇喜劇7月号」の井上ひさし追悼特集を読んでいると、氏の根底にある強い左翼思想みたいなものを感じる。幼いころ、わけもわからず楽しみに見ていた「ひょっこりひょうたん島」も高度成長期に浮かれた日本への警鐘が込められていたとは…。事実、今の日本は、ひょうたん島のように行き先を失っている。野田秀樹氏が、井上氏を「悪意の作家」と評しているのも興味深い。それもやすっぽい偽善作家ではなく手間暇かけて磨きあげた「悪意」がいつも作品に込められていると言っている。

となると、「ムサシ」もただ命を大切になんていうヒューマニズムだけではないように思えてくる。だってそんなことはわかりきっているもの。だけど、いつの時代も、人はそこまでなかなか辿りつけないではないか。わかりきっているはずなのに人殺しをするではないか。「ムサシ」の中にも戦後から現代に至る世界への風刺や象徴がたくさん盛り込まれているのではないか。能狂言でとことんいたぶられる「たこ」は原爆みたいだ。二大剣客は、東西冷戦時代のようでもある。としたら、五人六脚やタンゴは崩壊するベルリンの壁かもしれない。冷戦が終わってほっとしたところで、再び中東でリアルな戦争が始まり、9.11の自爆テロが起こる。浅川甚兵衛の切り取られてうごめく手はそんな一連の事件の象徴のようだ。なんかいろいろなことを考えながら最後の「ムサシ」を観てしまった。

ロンドン公演で五つ星をつけたインディペンデントの劇評は「そして深い哲学的な静けさへと誘う」と結んでいる。戦いをやめ、無言で旅支度をする二人。ムサシは小次郎を「友人」と言い、小次郎はムサシに「体をいとえ」と気遣い去っていく。ひたすら静かな日常、そんな営みこそ本当は一番かけがえがないものに違いない。ひとつひとつの言葉が、われわれ日本人にそして世界に呼びかけている、井上さんの「遺言」の様だ。

カテコは井上さんの遺影とともに出演陣はみんな穏やかでいい笑顔だった。勝地小次郎と一緒に登場した藤原ムサシが、何気にかっこよかった。だっていつもは、小次郎の後にムサシだったでしょ。だけど、今日は一緒。対等に戦った勝地くんの健闘をたたえているようで、「よっ、兄貴、やるなあ」って思っちゃった。もちろん、竜也ムサシは今日もどっしりと舞台の中心に在ってみんなを束ねていた。日本の劇評家さんも、もっとしっかりと評してよねっ。

まだ、先にNY公演があるから責任重大だね。だって、最初、井上さんがブロードウェイに持っていきたかった作品だものね。アメリカの人々にも演劇の力が伝わりますように。

ムサシあれこれ

2010年06月06日 | 観劇
さいたま公演もあっいう間に終盤だ。なんだかんだと、日曜日は与野本町にいる。
「ムサシ~ロンドン・NYバージョン~」は、竜也君が完全に大人の俳優へと脱皮した記念作だと勝手に思っている。記者会見だって、竜也君がメインで、蜷川さんよりクローズアップされてたもんね。

何が、初演とまったく異なった印象を与えるのか。それは、小次郎のキャラだ。こんなにも薄汚く、復讐心に燃えて、壊れかかっているような小次郎に対比して、ムサシの強さが際立つ。極めたがり屋で、いろいろな道を極めてきたことも、35歳であることもなんの違和感がない。動の小次郎と静のムサシ、このバランスが絶妙で心地良い。

勝地小次郎、緩急がついてきてどんどん良くなっている。野良犬のように血なまぐさい小次郎をぶるけることで起きる化学反応を蜷川さんは最初から見込んでいたんだね。そして、勝地くんならやれるということも。海外では何が受けるかもよくわかっているからこその方向変換。最後の力を振り絞って脚本を手直した井上さんも蜷川さんの方向性をよくわかっていたんだね。

そんな井上さんが、いないことが悲しい。

生きていたころは、生きているということを、ずいぶん粗末に、乱暴に扱っておりました。

しかしながら、いったん死んでみると、生きていたころの、どんなにつまらない一日でも、

どんなに辛い一日でも、

どんなに悲しい一日でも、

どんなに淋しい一日でも、

とにかくどんな一日でも、

まばゆく、まぶしく輝いて見える。

私はこの場面が好き。当たり前のことだけど、そのことを実感できずに、人は日常を憂いている。愚痴ったり、自暴自棄になったり、落ち込んだり…。それも命あるからこそ出来ることだと。

井上さんの願い、しかと受け取りましたよ。

ところで、さいたま芸術劇場の垂れ幕、公演期間が5月15日(土)~6月15日(木)って書いてあるんですけど~。

ピキッ?

2010年06月01日 | 日常あれこれ
とある、日曜日、電車に揺られて居眠りをしていたら、なんか鼻がむずむずして、くしゃみが出た。

ヘックシュン!

と同時に右腰が「ピキッ!」となった。瞬間、「やばっ」って思った。あせってすわりなおしたけど、なんだか痛い。これが噂のギックリかしら~。立てなかったらどうしようと不安になる。降車駅について恐る恐る立ちあがったら、無事に立てて歩けたから、ちょっと安心した。

家に帰って、ストレッチやらマッサージやらいろいろしてみたけど、腰をそったりひねったりすると痛い。確実に何かやってもうたみたいだ…。キネシオがあったから、とりあえず、自己流テーピングをして翌日は仕事を乗り切った。机を持つのもベッドを出すのも、やけに慎重になってもうた。帰りに以前からよくお世話になっているスポーツ整形に行って、ことのいきさつを話したら、先生に「ぷっ」と笑われた~。「よくあります、くしゃみは危険です」ってね。加えて、「30代と40代は確実に違う、トレーニングも効率よくやらなきゃいけない」と諭された。

診断結果は筋挫傷だって~。骨ではなく筋肉の損傷、また肉離れやんけ。まさか、腰にくるとは思わなかった、それもくしゃみごときでなっちゃうなんて、何気にショックだな~。この日はピラティスの予約が取れていた。たぶん無理だろうと思ったけど、ご一緒しているお姉さまが会社関係から仕入れてくれた格安ワインを受け取る約束をしていたので、とりあえず、スタジオに出向く。格安といってもラベル落ちだけだから、中身は高級ワインだよ~。ほい、シャブリも入れて4本で3500円なり~。たぶん、1本分くらいの値段だよね。



ピラティスの方はいつものクラスはできなかったけど、せっかく来たのだからと個人レッスンでお腹まわりのエクササイズをしてもらった。引きあがらない我が腹、レングスがだせない。だからゆるゆるで挫傷しちゃったのかも。でも、力を入れてお腹を引きあげていると痛みがない。ピラティスってもともと負傷兵のためのエクササイズでもあったわけで、体が使えなくても鍛えることはできるって実感した。


はあ、これでしばらくエアロはお休みだわ~。ただいま、背中は縦横無尽のテーピング状態で、甲羅をしょってるカメにでもなった気分だわ~。つまんないから、痛みがひいたらプールにでも行こうかな~。