くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

ピラティス忘年会

2008年12月31日 | ピラティス
動いて
飲んで
食べて
歌って
踊って~踊りつかれ眠るまで~騒ぐ~
(酒と泪と男と女のメロディーで)

うほっ、毎年恒例、ピラティス仲間の忘年会。まずは、マットクラスで汗を流すはずだったけど、会場となった横須賀中央にある老舗のバレエスタジオが思いのほか寒くてなかなか汗がでてこない。内容はアドバンスだったけど、初めての方もいたのでもっぱら、“オヤジーズ”さんたちの模範演技に見入っていた。彼らがしごかれた熱気のおかげでスタジオもあったまってきた。見てるだけじゃなくてこっちもがんばらにゃあ。おいしいお酒を飲むために…。スドックシリーズを山場にお腹を使って背骨を動かしているうちにじわじわと暑くなって気がついたら汗をかいていた。

レッスンが終わり外に出たらスタジオより暖かい。横須賀の町は外国人が多いから年末の雰囲気もちょっと違いいまだクリスマスな感じだ。デパートから第九が華やかに流れていた。さて、北久里浜に場所をうつし、お好み焼き屋さんを貸しきって忘年会がスタート。ここのおかみさんと先生とは旧知の仲なのだ。もう80歳をゆうに超えて、曾孫さんもいらっしゃるそうだが、髪は黒ぐろお肌はすべすべの和的美人で、背中はしゃんとしているし、しゃきしゃき動いてかっこいい。年1回しかお会いできないけど私は密かにおかみさんファンになってしまった。

ピラティス仲間は年齢不詳だ。もちろん本当に若い子もいるけど、同世代や年上の方も多い。みんな生き方がしっかりしているし、健康にも関心を持っているから、表情も明るいし活き活きしている。ピラティスで背骨をひとつひとつ伸ばす訓練をしていると次第に姿勢がよくなって意識して体のバランスをとる癖がつく。頭をあげて胸を貼って生活することで精神的にも前向きになれる気がする。私も時々電車を待ちながらも、両足に均等に体重がのっているか頭は背骨の延長線にあるか腹は引き上げられているかなんてチェックしてたりするもんな。ピラティスって生活の中に浸透していくものなのね。

たらふく飲んで食べた後は2次会のカラオケに突入。最近、行ってないなカラオケ。歌の入れ方わからんよ~。ペンみたいなので画面を選べばいいんだ~ってしばし驚く。適度な疲労と眠気も相まって、妙なテンションで盛り上がる。ここでも、踊り、時にバラードを歌いまくる“オヤジーズ”が大活躍だった。このパワーがあったら不景気なんかもふっとばせるかな。

無事にお開きになり最終ちょい前の電車でおとなしく帰路につく。仕事納めが終わった車内はこころなしか空いていた。

激動の2008年もいよいよフィナーレだ…。

Oh! 肩コリ~!

2008年12月29日 | 日常あれこれ
大掃除も適当に済ませて、たらたらと過ごしている。今年の正月は流行の巣ごもりに決めた!といっても動かないと冬眠になってしまうから、適当に出かけている。ま、ほとんどスポクラだけど。それも今日でエアロ納め。ガンガン走れて楽しかった。明日のピラティスで年内は打ち止めかな。また元旦開いているいるジムを探そうかなあ…。

休みに入っても肩コリがする。仕事以外にちょっとばかし思い当たる要因はあるんだよね。自業自得じゃ。なんか右側の肩甲骨がピクピクしている。で、今年最後のご褒美よとばかり、ロミロミマッサージ75分コースに行っちゃった。

ロミロミマッサージとは…

ハワイ語で「揉む、手のひらから伝わる愛」といった意味を持つ『ロミロミ』。王族の身体を癒すマッサージ、心を浄化する神聖な儀式として、カフナ(隠された力・専門的な力をもった人々)と呼ばれる者にのみ継承されてきたハワイ伝統のヒーリングマッサージ。基本の考えは、海、太陽、風、大地・・・といった自然から取り入れたエネルギー『マナ』を相手に伝えることにより身体を癒すというものです。手順としては、ひじから指先までを使った全身の体重移動によるオイルマッサージで筋肉のコリをほぐし、血行を促進してリンパの流れを改善し、疲れや痛みを取り除いていく。ロミロミマッサージは、深いリラクゼーション効果をもたらす、世界で最もスピリチュアルなヒーリングとされている。

…というものらしい。

といっても、そんなに神秘的なものではなく、心地よいオイルマッサージだった。オイルの香りも自分で好きなものが選べるので、さっぱりとレモングラスにしてみた。パンツ1枚になるのがちと恥ずかしかったが、始まってみれば、そんなことは忘れてしまうくらい至福の時間が流れた。肩甲骨回りはもちろんのこと、脚が気持ち良かったなあ。多少、むくみがあったのかもしれない。一番最後に頭から足にかけて体のセンターラインに手を翳された。これが例のエネルギー「マナ」注入ってことなのかな。なんだかほんわか暖かくなった気がして、やっとこさ肩も軽くなった。

帰り、寝具のバーゲンをしていたので、枕を新調する。テンピュールだの羽毛だのいろいろ出ていたがよくわからないから、売り場のおばさんの「これ、人気あるわよ」の一言でウレタン製の備長炭入り枕に決めた。

…元旦は寒くなるみたいだ。結局、冬眠になっちゃうかもな。

クリスマスケーキ

2008年12月26日 | 日常あれこれ
26日からお休みがもらえることになり今年は早々とクリスマスで仕事納め。夢の10連休がスタートするかと思うとなんだか気が緩む。はあ、思いっきりケーキを食べてみたい。夢はケーキ、ワンホールのど真ん中をなんの迷いもなくスプーンですくってみたい。デパ地下や名店街をうろうろしてみるとおいしそうなケーキが目白押しだ。なるべく小さめのものがないかなあと見てみたけど、どれもこれも3500円くらいする。私の拙い欲求のために3500円を一瞬のうちにチャラにするのかと思うとなんか罪深いような気もしてきて諦めてバスに乗った。

…でも、でも、一年に一回あるかないかのことじゃん。昨日はエアロも2本がんばったし、今日はお仕事もがんばったし…。思わずバス停近くのセブンイレブンに入り、2100円のケーキを持ってレジに向かっていた。2100円ならいいかってね。

ジャジャジャ~ン!!!


こんもりした生クリームは、まだ誰も足を踏み入れていない雪山のよう…。
早速、スプーンですくって食べた。ささやかな夢がかなったわん。なんて、幸せ~~~
中に大きなイチゴとババロアが入っている~。コンビニのケーキもおいしくなったもんだ。意気込んで食べていたが、半分食べたらさすがにげっそりした…。また明日の楽しみとっておこう。

…ということで、今朝目覚めて、朝食をセーブし残り半分を食す。一晩たってもウマかった。コレステロールと血糖値が上昇したところで、やっとこさ家の大掃除を始める。日ごろあまりやらない本棚とかクローゼットの上とか天袋とかを整理していたらハマってしまっていつまでたっても終わらない。床もワックスをかけてピカピカにした。こんなにお掃除がはかどったのもきっとケーキのおかげ。だってお腹が全然すかないんだもん。恐るべしケーキのカロリー。すっきりして夜は職場の忘年会。昼抜いた分、またまた飲んで食べちゃったよ。この連休、生活が乱れそうな予感。ほどほどにしながら楽しもうっと。

イベントエアロ

2008年12月23日 | スポーツクラブ
イベントエアロの参加した。その名も『Hot Hot X'mas
我がスポクラの美人&人気&実力派イントラさん3名による合体企画。ローインパクトありハイインパクトありヒップホップありの1時間30分でとっても楽しかった~。最後、みんなで“チューチュートレイン”を踊って盛り上がる。欲を言えば、あと2,3回エアロのパートを繰り返したかったわ~。何故って完全にできなかったんだもん。

参加賞はお馴染み黒いヴァームとクレアチンウォーター↓


これ初めて飲んだけど、ちょっと苦かった。ヴァームも飲んじゃったから、効果のほどは定かじゃない。90分、快適に動けたけどね。

営業のおにいさんも張り切ってエアロに参加してた。見るからに鍛えてる感じだけどウェアーが新しそうだからエアロは素人かと思ったらすごい上手いでやんの。コリオもすぐに覚えて軽やかにステップを踏んでいてかっこよかった。

じゃんけんで勝った人にはプレゼントもあった。案の定、1回戦敗退で早々と諦めていたら…、人数が足りず敗者復活戦になり、最後の最後に買っちゃったよ。我が人生にはなかなかめずらしいことだ。めでたくインナーをゲットした!

このツキはなにがなんでもとっておきたい。だって今日は「ムサシ」の抽選発表日だもん。先ほど、ホリプロさんから当落メールが届いたやった~、平日だけど2公演取れた 無事に幕が開けば観れるんだ~!!!(噂では井上ひさしさん書けてないらしい…)早番とって、埼玉までがんばるぞ~。

さあ、さらにこのツキ、来年まで続いて、宝くじが当たるといいなっ。

眩暈

2008年12月20日 | 日常あれこれ
10年くらい前に、激しいめまいを経験した。朝、目覚めると世界がまわっていた。それもゆらりゆらりではなくぐるぐると猛速度だったから目も開けられなかった。目を閉じていてもぐるぐるは治まらず、寝がえりをうつと回転がかわった。動くと気持ちが悪い。いつもどおり、お腹がすいてトイレにも行きたくなるが立つことができなかった。それが1週間ほど続き、徐徐に回転速度が落ちてようやくおさまった。

目の前で無数の蝶蝶が羽ばたいているような、はたまた無数の扇が開いていくような光景を見た。今思えば不思議な体験だった。更年期のはじまりだったのか、飲み始めた降圧剤のせいだったのか原因はよくわからない。詳しい検査もせずに今日に至っている。

エアロを始めてから三半規管も老化するという話を聞いた。だから時々、回って鍛えなきゃきけないと。確かにエアロで回る動きをするようになってからめまいはあまりなくなった。だけど、時々、ふわりという感覚に陥っったり、ゆっくり回りがまわることはある。なんか首の後ろに違和感があってまわりそうな気配がするんだよね。それが結構怖い。また立てなくなったらどうしようって思ってしまう。

一昨日、ひたすら上を向いてすす払いをしたせいか、夜更かしをして寝不足のせいか今朝起きたら一瞬ふわんとした。世界が回っていないのを確かめて活動を開始したけどなんだかおかしい。顔を洗って、髪の毛をぬらそうと頭を下に下げたら、景色が回っている。あせってその場にしゃがみこんだ。あ~、びっくりした。疲れているからかなと午前中の外出をキャンセルして横になっていた。お陰で回復してきたので午後からピラティスで汗をかく。頭を下げるのがこわかったけど大丈夫だった。帰りに整体で首まわりを引っ張ってもらう。肩もこりこりだった。

来週が終わればいよいよ大型の年末年始休みに入るということで少し気も緩んだからかな。最近、無理が効かなくなってきたことを身にしみて感じる。

マクベス~AUN~

2008年12月20日 | 観劇
吉田鋼太郎様主催劇団「AUN」のマクベスを観にいった。久し振りの恵比寿、駅前の人の多さにくらくらした。年の瀬なんだなあ。おまわりさんが道を尋ねた女の子たちに「荷物、置いてっちゃダメだよ、すぐ持っていかれちゃうから」なんて言ってた。日本もぶっそうになったものだ…。

吉田氏のシェイクスピアは、古典の中に現代的なセンスがキラリと光る。前回のリチャード3世も衣装が皮ジャンでバットを持っていたし、音楽もロックだった。そんな独特なカラーは今回も存続していたけど、いろいろな場面でかなり凝った演出があった。なんか見るたびに豪華になっいるしこだわりも増している。セットは黒と白のモノトーンだけどブラックライトを使って短剣を光らせて象徴する。他の照明も本格的できれいだなあと思ったら原田保氏が担当だった。音楽も今回はオリジナルかなあと思ったら「ロミジュリ」の笠松さんじゃないの。CDが売っていたから思わず買っちゃったよ。なんだかんだと、だんだん蜷川チックになってないかい?豪華にしようとするとみんな蜷川化するんだな。

今回、マクベス夫人に安寿ミラさんを迎え、他キャストも豪華。「古畑シリーズ」で竜也くんの少年時代を演じたり、「タイタス」等に出ていた子役の西本健太朗くんも出てきた。しばらく見ないうちにずいぶん背がのびたもんだ。彼ももう16歳なんだね。舞台役者をめざすのかな。安寿さんは、とてもほっそ~くてきれい。それでいて迫力あった。

マクベスもリチャード3世同様、権力欲に取りつかれ破滅していく物語。しかも夫婦で。“悪”に徹しろと小心の旦那をけしかけた妻が、狂って真実を暴露してしまう。人間、欲をかくと録なことがないんだね。

Tomorrow, and tomorrow, and tomorrow
Creeps in this petty pace from day to day
To the last syllable of recorded time;
And all our yesterdays have lighted fools
The way to dusty death. Out, out, brief candle!
Life's but a walking shadow, a poor player
That struts and frets his hour upon the stage
And then is heard no more.
(あした、あした、そして、あしたと、しみったれた足取りで日々が進み、ゆきつく先は運命に記された最後の時だ。振り返ってみれば、きのうというきのうは、すべて、愚か者たちをちりにまみれた死へと導くむなしい明かり。消えろ、消えろ、つかのまの蝋燭!人のいのちは歩き回る影法師、哀れな役者にすぎぬ。精一杯出番を勤めるが、それが終われば、なにも残らぬ。)

クライマックスにこの台詞が背景に浮かびあがる。マクベスの人生を象徴する台詞。吉田さんの伝えたいことがよくわかった。

他に魔女の狂ったダンスが斬新。この場面、マクベスは恐れおののくのだけど、あまりの狂いぶりに思わず笑ってしまったよ。あと、幻影をスクリーン映像で見せる場面なんかもあった。

カテコで鋼太郎様が「今回は美しく妖精のような、妖精といったらちょっと年をとっていますが…、安寿ミラさんをお迎えして…」なんて、挨拶していた。おいおいそれは失礼だろ。吉田マクベスとミラさん、ベストカップルでしたよ。

帰り道、駅前で年末ジャンボを売っていた。今日で最終日なんだ。思わず買った。おばさんが、くじを招き猫の頭でなでて「当たりますように」と願をかけながら渡してくれた。

結局、私も欲をかいてしまう…。
で、今朝は「ムサシ」先行の電話が全くつながらない…。

ポリッシャー

2008年12月20日 | 保育園
ただいま、保育園は大掃除中。保育におけるお掃除は、清潔な環境を整えるために大切なことだ。子どもも一緒に日ごろ使ったおもちゃやテーブル、椅子などを掃除する。子どもは、拭けば拭くほど、“ピカピカになる”と純粋に信じている。飽きることはあっても、限度や諦めや妥協を知らない。だから小さな雑巾で何度も何度もこすり続け「ほら、ピカピカになったよ!」と誇らしげに見せに来る。なんでも自分の力で出来るって嬉しいことなんだね。

一方、保育士は天井のすす払いから、窓ふき、蛍光灯と分担しながら進めていく。床は水ぶきをしてからワックスをのばし、仕上げにポリッシャーをかける。このポリッシャーというのを私は今までやったことがなかった。去年、試しに初挑戦してみたが、ものの見事に振り回され、もったまま1回転した…。若い先生はいとも簡単そうにかけているのになあ…。力を入れすぎても抜きすぎてもダメみたいなのだ。




今年も再度挑戦したが、やっぱり初日は振りまわされた。なんでもすぐに出来ない私、なんだかトラウマになりそうだ。でも出来ないと悔しい。めげずに再々挑戦したところ、やっとこさこつがつかめた。廊下が“ピカピカ”になってなんだか涙がでるほど嬉しかった。でも、これ1年に1回しか登場しないんだよな。来年までつかんだ“こつ”を覚えておかなくっちゃ。

干支の置物

2008年12月14日 | 日常あれこれ
予報通り、“真冬並みの寒さ”になった。そうか、まだ“真冬”じゃないんだね。12月は初冬になるのかな。その12月も半分過ぎた。気づけば、今年も2週間ちょっとで終わってしまう。

来年の干支の置物を早めに買って部屋に飾っておくと良いことがあるらしい。ここ数年、一番小さい鈴型のを買うことにしているが、時期を逃すとたちまちなくなってしまう。12月に入ってから買わなくちゃなあと思って売り場へ行ってみたら案の定高いのしか残っていなかった。それに、なぜか牛は単独じゃなくてつがいとか親子が多い。ネットショップにはまだたくさんあったが、たかだか300円前後のものに高い送料をかけるわけにもいかない。ということでこれで妥協した。



黄金の開運玉にすりすりしているウシ君。ふると“カラカラン”といい音がする。しかし、これ毎年買っていたらどんどんたまっていくよね。十二支集まったらどうすればいいのだろうと思って調べみたら、2月11日が陶磁器メーカーさんによって干支置物供養の日に制定されてるんだって。十と一を足すと土になることで、一年間の厄をとってくれた置物を感謝して土に戻すという意味があるそうだ。

ちなみに家の南西を背にして飾るのが良いらしい。テレビ台に並べてちゃご利益ないかな。この大変なご時世、担げる縁起は担いでおきたいということで、来年の幸せを願いましょう…。

固まる……

2008年12月13日 | 保育園
今日は保育園のクリスマス会 朝からお日柄もよく行事日より。私が担当の0,1歳児クラスは幼児組の聖劇にちょっこっとだけゲスト出演し、クラス発表で“赤鼻のトナカイ”をやる。

実際、0,1歳児の行事参加は難しい。お家の方が観に来てくれているからがんばろうという気持ちになるのは4、5歳ぐらいからだ。身も心も未発達の小さい子ほど、泣いて不安定になる。ママが同じ場所いるとなると「ママのところへ行きたい、どうして行っちゃいけないの?」と混乱する。期待して観に来る親ごさんも何もやってくれないととても残念がる。「練習の時は上手だったんですよ」と言ってもできることならなら自分の目で見たいのが親心だ。

さあ、いよいよ本番、朝の受け入れからなるべくいつもと同じ雰囲気で遊びながら落ち着かせ、少しでもやる気になってくれるようにひたすら“よいしょ”をして出番を待つ。ステージまでたどりつき、0歳児をおんぶからおろして準備OK!するするすると幕が開く…。

………………

その瞬間、全員固まった。いつもとまるで違う光景。なんで客席にママがいるんだ~カメラが光るんだ~0歳児の方がまだ何もわかっていないのでつられて拍手なんぞしてくれてた。歌が終わるまで、動いたのはごくわずか。保育士の歌声が空しく宙を舞っていた

少し休憩してから気をとりなおしてクラス発表だ。こうなったらかわいさで勝負よとトナカイのつのを頭にかぶり、鼻に赤いシールを貼って登場。少しは気持ちもほぐれてきたのか、“お返事ハイ!”はなんとかやってくれた。でも歌がはじまると再び固まった。ひきつる笑顔で歌う保育士たち。心の中で「やってよ~っ」って絶叫していた。さっきまで元気だった0歳児は、そろそろおっぱいとおねむの時間になり、ついに寝た… ステージの上ですやすやと 君は絶対、将来大物になるよ。

みんな予想はしてた、こういう場面。きっとお家の人が来たらやらないだろうなあって。だから、せめて泣かないでステージにあがって欲しい。その目標は達成できたはずなんだけど…、担任の欲目でやっぱりもうちょっとやって欲しかったよ。

来週、クリスマス会ごっこをしたら、みんなイキイキとやるんだろうなあ。他のクラスの出し物まで。驚くほど、子どもってよく観ているんだよね。数年後、「赤ちゃんの時はあんなだったのに」って言われる日がくることを信じてるよ。

ウヒョ~ッ!

2008年12月07日 | 藤原竜也
「かもめ&カメレオン」のDVDが届いて舞い上がっている。まずは「カメレオン」から鑑賞中。会いたかったわ~、ゴーロ



特典映像が本編より長い。竜也くん満載で、藤原ファンには嬉しい内容だ。数年前の「ムーンライトジェリーフィッシュ」もこんな感じだった。大作の間に小作をはさみこむ戦法。いよいよ年明け頃に、舞台「ムサシ」と映画「カイジ」をどっか~んと発表するのだろう。売り方、上手いよホリプロさん。だけど、ここ数年、このパターンばかりでちょっと先読みできちゃう感じ。

「ゴーロ」という役は自分の役者人生の転機にもなりえたと語る竜也君は阪本組にも感動した様子。一方、坂本監督も「15歳で寺山修司じゃ、思春期つぶれる」とか「良いも悪いも壊れてる、ひねくれてるとこもあるし」なんていいながらも「そういうところがいいんだけどね」と竜也くんを絶賛!「間口はまだ狭いかもしれないけどちゃんと奥行きがある子なんで、スクーリーンでもその力を発揮してほしい…、また全然違った役で組みたい」とラブコールしている。最後、「…ま、舞台が中心なんだろうけど…」とつぶやきながら。

映画監督も舞台演出家も素直な子なんかいらないのよね。ひねくれてるからこそ面白い。なんかわかるなあ、そういうの。観ている方だってなにか鬱積したものや陰がないと薄っぺらく思えるものね。竜也くん、同世代と話している時よりも、監督や、年配の役者さんと話している時の方が生き生きしてる。20代の中にいるとその存在自体が浮いてるもんな。

相変わらず、子どもみたいに爪かみをしちゃう繊細さと、どこからともなく漂ってくる色気や孤独感や貫録が入り混ざっている。多感な時期に厳しい環境にいたことで培われたものと置き忘れてきたものがあるのかな。思春期がつぶれてたとしてもそのエネルギーをぶつけて放出する場はあったわけで結果、華も開いた。竜也くんには壊れそうで、いや壊れていたとしても、根腐れしない強さがあるように思えるんだけど、果たして20代後半はどうなっていくのかな。役者としても人間としても興味深い。

予算委員会の場面でゴーロがつけているカメレオンバッジもかわいいけど、スタッフが着ているTシャツもいいじゃん。商品化されないのかな。