お芝居にハマってからというもの、コンサートにはすっかり行かなくなった。その昔は、ABBA、サザン、ユーミン、岡村孝子、真田広之から寺尾聡まで、ちょこちょこコンサートに出かけたもんだ。最後に行ったのはもしかしてユーミンかもしれない。その時買ったTシャツはすでに仕事着になりだいぶぼろになってきたからかなり前のことだ。
抽選に当たってチケットが頂けたので、久~し振りのコンサートに行ってきた。
こちらのシカゴジャパンツアーだよ~
私らの世代には涙が出るほど懐かしい。輝ける1980年代初頭、ABBAやベイシティーローラーズなんかに憧れながら、ちょこちょこと洋楽ヒットチャートなんぞを聞きかじっていた10代の頃、今でも心に残っている歌がある。
「素直になりたくて」この曲大好きだ~。
あれから何十年と経った。シカゴの面々は、途中でメンバー入れ替えなどもありながら、それぞれ年を重ねていいオヤジになっていた。メタボ腹と薄くなった頭も全然かっこいいじゃん。そのサウンドは健在でつくづくプロやなあって圧倒された。ブラス担当のオヤジーズ、すごい肺活量だ。トロンボーンおじさんのたくましい二の腕に痺れたよ。
最近、昔懐かしいアーティスト達が日本に出稼ぎに来ているけど、それは確固たる自信があるからなんだね。50代、60代になっても現役でますますパワーアップしているもんね。そんなコンサートに来ている人達も、ん?私も含めてなかなかの年齢層で70年型少年少女がたくさんいた。あの頃洋楽に目が向いていた人達は積極的に海外に出て行ったよね。私にはそんな勇気もなく小さな日本の小さな地域を動き回るだけだったな。皆さんちょっとおしゃれで英語とかもわかってらしてインテリな雰囲気も感じたりした。中には、若い世代もいて「良かった~」と感動していた。音楽は世代をそして世界を超えて伝わるものよね。
こんなに完成度が高いコンサートが無料で観れちゃってなんか悪い気がしたから、ベストCDを買おうとしたら私の前ですでに売り切れだった。皆さま、それなりにお金にも余裕がある年代だから、高いグッズがどんどん売れる。プログラム2500円、Tシャツ3500円、CDだって2000円から4000円弱だもんね。でも青春を懐かしむと同時に、老後を現役で生きるアーティストに刺激を受けて、この位出してもいいかなあって思ってしまったよ。今度アマゾンで探してみようっと。
お・ま・け
新生、東京駅!
きれいだった…