くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

声のお仕事

2010年04月29日 | 藤原竜也
映画、舞台に加えて、ナレーションのお仕事も精力的にこなしている竜也くん。以前、ファンクラブ会報でだったが、ホリプロのT部長さんが、「竜也には声の仕事をもっとさせたい」とコメントされていた。地味な仕事だけど、着実に俳優としてのキャリアにつながっていく。誰でも出来そうで、実は出来ないことでもある。やはり、独特な声の持ち主でないと、耳に響いてこないものね。

竜也くんの声は、ハスキーがかっていて、細いように感じるけど、実はとても深い。白石さん曰く、体の奥の方からでてくる声なのだ。ナイナイの岡村くんも「“あ”の出し方が違う」なんて言ってくれた。私が初めて、竜也くんの生声を聞いたのは、「ロミオとジュリエット」だったが、劇場全体に、歯切れのよい声が伝わってきてとても心地良さを感じた。セリフがしっかりと届く、それでいて力強さもある。これは、持って生まれたものもあるのだろう。

韓国ドラマ、アイリスの吹き替えも、「声の仕事」の流れだよね。豪華と言われる、ボイスキャストだが、メイサちゃんも城田くんも舞台畑で鍛えられている人たちだ。だからこそ、吹き替えが務まるんだろうね。それでも、声優としては、慣れていない部分もあるから、反響も賛否両論みたいだ。ブログめぐりをしていると、ビョンホン氏と違和感があるという感想が多い。私は、ビョンホン氏としてではなく、キム・ヒョンジュンという役柄には、若い竜也くんの声でいいんじゃなかろうかと思った。

韓国ドラマは、初めて見たけど、個人的には“ビミョウ~”な感じ。最初、大映ドラマのようなのかと思ったら、一昔前の、トレンディドラマのようでもあり、ハリウッド的なものもありでごちゃごちゃしている。ちょっと、引き気味で見てしまった。最近の日本ドラマは、視聴者にとって主人公が身近で、現実的、日常的な話が多い。それに比べると、韓流の主人公たちは、ドラマチックで完全無欠キャラなんだよね。主演俳優=大スターという往年の図式がまだ生きている気がする。実際、ビョンホンさんはかっこいいし、テヒさんもきれいだもんね。流し眼とか、さわやかな笑顔とか、ビョンホンファンにはたまらないドラマだろうね。

ボスの奥さんの声を聞いて、「何かが違う、これがプロの声優さんなんだ」と思ってしまったのは気のせいかな。声のお仕事も、奥が深いんだ、きっと。この経験が、これからの舞台でどう活かされてくるかな。ゆくゆくは、苦手な歌も克服して、ミュージカルなんぞもやって、大竹しのぶさんみたいにたくましくなってもらいたいわ~。

終電の優しさ

2010年04月25日 | 日常あれこれ
週末の夜、ちょっとばかし羽を伸ばして夜遊びをした。

「鶴瓶噺2010」で、涙がちょちょぎれるほど笑った後、レストランでディナー。先輩のお誕生日をお祝いしながら夜もふけていき…、品川駅についたのは12時近くだった。さ、これから東海道を下って帰らなければならん。まず、横須賀線の最終が先に出発するが、4分違いの東海道線の方が早い。時間に余裕があったから、贅沢にグリーン券なんぞを買ってしまった。電車が到着して、「これで、無事に我が家に帰れる~」と安心してシートを倒し、ぼけ~っとホームを眺めていると、「発車時刻を過ぎましたが、山手線からお乗り換えのお客様を待っての発車になりますので今しばらくお待ちください」とのアナウンスが入った。山の手線が到着して、ホームに駆け足で人がなだれ込んできた。

そんなお客さんが乗り終わるまで、何度も繰り返し、チャイムと汽笛の音が流れる。品川駅のチャイムは『鉄道唱歌』なんだよね。そのメロディーを聴いていると、鉄道が開通した頃、明治時代への郷愁を感じてしまったよ。



カンテラを持って、待ち続ける駅員さんの後ろ姿、背筋が伸びていてかっこいい。人並みがまばらになると、しゃがんで、階段の上を見て、もう誰も降りてこないことを確認してから最後の発車の合図をする。

家路につく人を運ぶ、最後電車は、ダイヤに追われることもないから、できるだけ多くの人を待っていてくれる。そんな優しさに感動した。今日も一日、たくさんの人を運んでくれた電車たち、安全を守ってくれた駅員さん、お疲れ様でした~

まさかの当選!

2010年04月18日 | 藤原竜也
一昨日、Daさんから突然、明後日行われる「アイリス」制作発表の記者会見にご招待とのお知らせがあった
ほい、藤原竜也くんが、主演のイ・ビョンホンさんの声をやるドラマどす

場所と時間は未定、招待数はたったの10名だ。ま、当たるわけがないと思いつつ、一応、応募だけはしておいた。当選者のみ、翌日11時までに連絡があるそうだ。開けて、土曜日、案の定、11時を過ぎても音沙汰なし。やっぱりダメだったんだなあと諦めて出かけてしまった。ところが、帰宅後、夜メールを見ると、な、なんと、当選メールが来ているではないか。11時ってのは23時のことだったのかい?

わお、10名の中に入っちゃったよ。場所は赤坂のTBS、9時30分集合だ。これは、行くっきゃないっ。こんなチャンス、めったにない。

というわけで、意気込んで、早起きをして行ってきました~



集合場所に並んでいると、スタッフさんから、どこからの当選かと名前を聞かれ、整理券を渡された。たぶん、イ・ビョンホンファンが多いんだろうな。何せ、「Da」からは、たった10名だから、ちと心細い。番号順に並んで、控室に連れて行かれて待っていると、お隣から「藤原竜也の…」という声が…。おっ、同志発見!思わず、「私もです」と声をかけてしまった。さすが、竜也ファン、品のある素敵なマダムで、いろいろお話もできてうれしかった。

さて、いよいよ、会場に入り、定刻に会見が始まった。まずは、イ・ビョンホンさんとキムテヒさんが2ショットでご登場。韓流マダムの歓声が上がる。さすが、いい男ぶり、なんて言ったらいいのかなあ、大韓民国のというか大陸の微笑みが、神々しくて、しばしポッカ~んとしてしまったよ。

そのあとに、我らが竜也君もご登場。黒のスーツが大人な感じ、相変わらずスリムだなあ。ツンツンしている髪型も決まっている。早速、ビョンホンさんと親しげにこそこそ話している。もしかして、英語で話しているのかな。国際派だね、竜也君
続いて、黒木メイサさん、城田優さん、南沢奈央さん、魔裟斗さん、松方弘樹さんも登場し、一気に華やかな雰囲気になった。前列にいるお仕事モードのカメラマンさんたちが一斉にフラッシュをたいて撮影しまくる。記者さんは結構若い人が多いけど、カメラマンって年いってるおっさんが多いのは気のせいかな。う~ん、職人な感じがした。

あくまでもこの日の主役は、ビョンホン氏ということで、竜也くんはちょっと控え目。というか、記者会見自体、あまりお得意分野じゃないのよね。プロデューサー女史のこのドラマにかける熱きお話の後、キャスト陣の挨拶が始まった。

以下、思い出すままに竜也くんの発言。

このドラマの吹き替えをやるにあたって

原作の雰囲気や世界観を壊さないようにがんばります。
魔裟斗さんと松方さんとご一緒できて嬉しいです。(←ファン目線になっとる)
ありがとうございました。

イ・ビョンホンさんについて

素敵な方だなと…

キム・テヒさんを前にして

興奮しております。

作品の中で気に入っているところは?

全部です。(特にってとこを聞かれてるのに~)

役柄について

ビョンホンさんと、演技がすばらしい。(むむ、噛み合ってない)

通訳の方の力もあるが、ビョンホンさんの発言は明確でわかりやすい。韓国という国について、作品への思い、伝えたいことなどを語っていた。それに比べると、竜也君の発言は少なかったなあ。そこらへん、不器用さと、年若さということで、らしいと言えばらしかった。ぐだぐだ言うまえに、「じゃあやれよ」ってファンはじゅうじゅうわかってますから~。

キーパーソンを演じる松方弘樹さんが、お茶目に会場を沸かしてくれた。あんまりしゃべるとストーリーがわかっちゃうんだって。酸いも甘いもわきまえた大人の貫録だねえ。

そのほか、詳しくはこちらで


アイリス」21日、水曜日スタート!
韓流ドラマ初観戦だ~。

壊れた~

2010年04月17日 | 日常あれこれ
いつものごとく、パソコンの電源を入れたら…、何故か、幾筋もの縦じま模様が現れて、うんともすんとも言わなくなっちゃった~
なんなんじゃあ、これは
昨日の夜まで、さくさくと動いていたじゃん。あまりにも突然するぎる~。
そうね、悪いことって、いつも突然起こるものよね。
再起動を繰り返しているうちに、なんとか立ち上がったので、エラーメッセージなどを言われるままに送信し、アップデートなんぞも行ってみたが、再び電源を落とすとダメになっちゃうのだ…もう、この根性なしめ~

近くの○ックカメラさんに聞いてみたところ、修理は最低でも2,3万はかかるそうだ。故障の原因解明に日にちを要する場合もあるし、金額もそれ以上になることもあると言う。評判が悪いVISTAをこのまま高額な修理費をかけて治すよりは、Windows7に乗り換えた方がいい気がする。

このコスミオくん、TV機能もついているし、画面もきれいだし、結構、気に入っていたんだよなあ。それが、たった3年でお陀仏なんてあまりにも早すぎやしないかい?試しに、「コスミオ 画面真っ暗」で検索してみたら、同じような故障例がわんさか出てきた。画面だけじゃなくてマザーボードやらも逝かれてたと報告している人もいる。同じ、東芝のダイナブックにも同様な例が出ているらしい。専門的なことはわからないが、CPUがCore2Duoだからって長持ちするわじゃないのね。初めて買ったWindows95の時からこだわってきたpentium信仰がここで一気に崩れ去ったよ。

拉致があかないVISTAを諦めて、以前愛用していたNECのノートを引っ張り出してきた。久しぶりに電源を入れたら、「カラカラカカラ、ブ~~ン」とハードディスクが動く音がすごい。でもちゃんと使えて嬉しかった。ブログもアップできたし。液晶画面も古いし、動きもかなり重たいけど、XPは丈夫で健気だわ~。

TVも砂嵐、パソコンも壊れた。
最近の私にはTVよりもパソコンの方が重要。ネット依存症だし、チケットやピラティスも予約しなくちゃならないし。ということで、TVは諦めてパソコンを買おうかなあ…と考え中。最近はだいぶコストダウンしているようだけど、思わぬ出費になっちゃうなあ。

井上ひさしさん

2010年04月11日 | 藤原竜也
今朝、何気にネットをつないだらいきなり目に飛び込んできた。

井上ひさし氏死去

ショックだ~一昨日の慌ただしい、竜也くんの新作舞台発表、思えばなんか違和感があった。ムサシのアメリカ公演直後、またもや、井上作品に出演するなんて急すぎる。本当は、竜也くんにあてた、新作予定だったが、病気治療に専念するために再演ものになり、新作は1,2年後に完成させると…。

そういうことだったのか…。残念、無念だなあ。

昨年の「ムサシ」の時は、お元気そうだった。海外公演を目前にした悲報。せめて、「ムサシ」を見届けて欲しかった。どんな気持ちで「ムサシ」に筆を加えられていたのだろう。

ある意味、これが遺作になってしまうのかなあ…。
バトルロワイヤルの深作監督の時と同様、竜也くんはまたもや、巨匠の死を乗り越えなければならないんだね。宿命的なものを感じる。

「体をいとえ」
「おまえもな」

ムサシと小次郎の最後の会話が蘇ってくる。
井上さんも、幽霊一座の一員になって、天国から舞台を身守ってくださいね…

ご冥福をお祈り致します。

春の静岡路~その2~

2010年04月04日 | 旅行
おいしいお寿司やお刺身でお腹もいっぱいだ。午後は温泉だよ~
穏やかな沼津港を後にし、お次は御殿場の時之栖に到着。腹ごなしに少し散策をした。



桜がきれい、これぞ日本の春だなあ…。



星の王子様。“大事なことは心の目でみないといけないんだよ”ね。

 

鐘とか、歌碑もあったよ。

さ、温泉につかりにいこうと「天然温泉気楽坊」に入場。ここの売りは、「炭酸風呂」でつかっていると、体中に小さな気泡がついてくる。血行がよくなり、肩凝り腰痛が解消されるんだって。露天風呂も、トルマリン風呂とかも気持ち良かった~

風呂につかって、無料のマッサージチェアーに揺られながら、しばし休憩。の~んびり、ゆ~っくりしてるうちに外も暮れてきた。



夜桜もきれ~い~

ディナーは待ってました、御殿場高原ビールだよ~
風呂上がりのいっぱい、最高だ~。パスタやピザもおいしくて、満足、満足。いろんなおしゃべりに花が咲く。愚痴もいっぱいこぼしあったけどなんだかみんなでよく笑ったなあ。だって…、溜めてたら壊れちゃう。うん、また、来週から頑張れる、きっと…。

今を自分らしく
楽しかった一日、感謝




春の静岡路~その1~

2010年04月04日 | 旅行
静岡に詳しい同僚が、ドライブに連れていってくれた~

買い物&グルメ&温泉のプチ旅行、天気もまさにお花見日和で嬉しいな。

箱根の山を越えて、お隣の静岡県に到着~。豊かな自然ときれいな空気。日差しもやわらかくて暖かだ。



きれいな水じゃないと育たないわさび。せせらぎの音が耳に心地よくてマイナスイオン全開な感じ~。

まずは、市場みたいなところでお買いもの。新鮮なお野菜とか、お菓子とか、漬物とか、いろいろ売っていて目移りしてしまう。とりあえずでっかい、生しいたけと筍を買った。外では、海鮮焼きがいいにおい~。お腹がすいてきた。やっぱりお寿司が食べた~いということで、沼津へ向かう。

 
こちらが友達お勧めのお食事処~。漁師のおかみさんたちが切り盛りしているらしく、なぜか従業員がきっぷのいい“おばちゃん”ばっかりでパワフル。そんなところも魅力的なのだ。ねたも新鮮で、お値段もお手頃。

  

生シラス、生エビ、近海握り、中トロ握り、蟹味噌汁、白子のてんぷら、海鮮かきあげ…4人でペロッとたいらげたが全部で7000円いかなかった。おいしかったなあ~、お寿司、満足、満足。

おみやげに干物も買っちゃった。明日から、お魚生活よ~。

ヘンリー6世

2010年04月03日 | 観劇



作:W.シェイクスピア
演出:蜷川幸雄
出演:上川隆也、大竹しのぶ、高岡蒼甫、池内博之、草刈民代、長谷川博己、吉田鋼太郎 
   瑳川哲朗 他
さいたま芸術劇場

オープニングから、真っ白な舞台に真っ赤な血だまり…、それを、掃除婦たちが、掃除し終わったかと思うと、今度は、肉片がボトンボトンと落ちてくる。

ばら戦争から百年戦争へ、欲望が渦巻く中世ヨーロッパのお話。国と国、家と家、権力者たちが、王座を奪い合う。忠誠を誓ったものが、瞬時に裏切り、陥れ、殺戮する。昨日の友は今日の敵、エゴが剥き出しで、掌返しのオンパレードだ。

ドロドロした人間模様の中で「ヘンリー6世」だけは人を恨まない。この人、生まれながらにして王座にいる。信仰も厚く、聖人君主なのだ。根が“おぼっちゃまくん”だから、嫁のマーガレットから、不倫はされるは、バカにされるはで尻に敷かれっぱなしだ。一見、印象が薄い役柄でもあるが、“秘密ちゃん”こと上川さんは、一貫して清潔な存在感を放っている。異質なヘンリーとその他登場人物の対比が鮮やかだった。

圧巻はやはり大竹しのぶさんで、ジャンヌダルクの少女役と、恐妻マーガレットを演じる。可憐さも妖艶さもだしながら連動する二つの役柄を成立させている。とにかく力強かった。鋼太郎さんをいたぶる場面なんて、二人とも濃くて、見ごたえがってお腹いっぱいだ。



フランス王とエドワードを演じ分ける長谷川博己くん、マーガレットの不倫相手として大竹さんと渡り合う池内博之くん、コンプレックスをばねにのし上がっていく悪キャラリチャード3世を熱演する高岡蒼甫くんといった若手も大健闘していた。その他、プリマドンナ草刈民代さんの独特のオーラもハマっていたし贅沢な舞台だった。

場面転換ごとに、肉片、紅バラ、白バラが象徴的に舞台に降り注ぐ。それを、何度も何度も片づける掃除婦はゴールドシアターの皆さまだ。蜷川さんいわく「歴史の後始末はいつも民衆がする」ということらしい。「またか」「もういやだなあ」「でも仕方ない」「がんばろう」といつの時代も民衆は絶望しながら再生していく。男は戦場で息絶えるが、残された女は、こうやって後始末をし、やがては子どもを産みまた新たな歴史を作っていく…。

あっという間の6時間、壮大な歴史ロマンを満喫した。