蜷川さんを追いかけた週末、最後はやはり身毒丸なのだ。どんな芝居を見ても、今は身毒丸に帰りたくなる。いや、帰らなきゃいけない。
公演も折り返し地点をすぎ、いよいよ直線コースに入った気がする。なんか、すべての瞬間を止めてしまいたい。今日の身毒は、切なかったな。ずっと泣いていた。穴のシーンからラストまで、迫力も凄味も増していた。撫子の女の全てを目覚めさせてしまう身毒。二人のからみがかなり色っぽい。 竜也くんだから、白石撫子もあんなにかわいくなれるんだろうなあ。二人の信頼関係はゆるぎない。でも、まだまだ竜也くんに負けていない、白石さんにベテランの余裕が感じられる。演劇の道は果てしないのよと体現しているようでもあり、プロフェッショナルなんだなあって思う。役者藤原竜也にとって、最初が白石さんと、蜷川さんだったということは、厳しいけれど幸せな重みでもあるんだなあ。
如法暗夜の墓の船。
いつか、いつですか、ゆうべか、今夜か、前世でしょうか、
私たちだけが、舵も櫓もない船に乗せられて、波に流されました。人の海に漂い出ました。世間という名の蓮華灯籠。
ラストの撫子の台詞が響き涙がでてきた。 そして、雑踏にまぎれ、闇に消えていく二人…。
カテコは3回、割れるような拍手。だけど、竜也くんは笑顔があまりない。身毒丸を生きてしまったから?それとも、雨が降って、花見という名の飲み会ができなくなったから?(参考:共演者さんのブログ)竜也君にとっても特別なこの作品だから、ラストまで瞬間瞬間を大切にしたい想いがあるのかもしれない。
公演も折り返し地点をすぎ、いよいよ直線コースに入った気がする。なんか、すべての瞬間を止めてしまいたい。今日の身毒は、切なかったな。ずっと泣いていた。穴のシーンからラストまで、迫力も凄味も増していた。撫子の女の全てを目覚めさせてしまう身毒。二人のからみがかなり色っぽい。 竜也くんだから、白石撫子もあんなにかわいくなれるんだろうなあ。二人の信頼関係はゆるぎない。でも、まだまだ竜也くんに負けていない、白石さんにベテランの余裕が感じられる。演劇の道は果てしないのよと体現しているようでもあり、プロフェッショナルなんだなあって思う。役者藤原竜也にとって、最初が白石さんと、蜷川さんだったということは、厳しいけれど幸せな重みでもあるんだなあ。
如法暗夜の墓の船。
いつか、いつですか、ゆうべか、今夜か、前世でしょうか、
私たちだけが、舵も櫓もない船に乗せられて、波に流されました。人の海に漂い出ました。世間という名の蓮華灯籠。
ラストの撫子の台詞が響き涙がでてきた。 そして、雑踏にまぎれ、闇に消えていく二人…。
カテコは3回、割れるような拍手。だけど、竜也くんは笑顔があまりない。身毒丸を生きてしまったから?それとも、雨が降って、花見という名の飲み会ができなくなったから?(参考:共演者さんのブログ)竜也君にとっても特別なこの作品だから、ラストまで瞬間瞬間を大切にしたい想いがあるのかもしれない。