くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

どん底

2008年04月28日 | 観劇
カチューシャ
訳詞者 関 鑑子・丘灯至夫
  
りんごの花ほころび 川面(かわも)にかすみたち
君なき里にも 春はしのびよりぬ 

岸辺に立ちてうたう カチューシャの歌
春風やさしく吹き 夢が湧くみ空よ

カチューシャの歌声 はるかに丘を越え
今なお君をたずねてやさしその歌声 

りんごの花ほころび川面にかすみたち
君なき里にも 春はしのびよりぬ

頭の中に、この歌がぐるぐるとめぐっている。ケラさん演出の「どん底」、原作はゴーリキーでロシア文学と聞いただけで暗くて固いイメージが先に立ってしまう。途中、寝ちゃったらどうしようなんて心配だったけど、そんなことは全くの杞憂だった。全2幕、3時間30分の大作にしては、とても笑えたし退屈しなかった。そして、なおかつ人間の本性について考えされた。とにかく上演台本が素晴らしい。古典を、現代に生き生きと蘇らせたケラさんの手腕に恐れ入った。とても共感できたし、すっと言葉が入ってきた。

屋根の下と屋根の上で物語は展開する。暗い屋根の下では、それぞれに過去をかかえ、重荷を負った行きどころのない住人達が巣食っている。時にいがみあい、争いながらも、励ましなだめ合う。苦労を知っているから人の痛みもわかる。ばらばらなようで、共同体でもある不思議な関係なのだ。そんなある日、どこからか現れた謎の老人が「希望」や「未来」について語りはじめ彼らの心を動かす。

ところが、周知のことであった泥棒と大家の妻との不倫が破たんしそうになり不穏な空気が漂い始める。一見、明るい屋根の上では、エゴむき出しの争いが繰り広げられやがて破滅が訪れる…。泥棒は大家を殺し、妻は妹と泥棒を陥れようとし、さらに妹も、姉と泥棒を悪者にしやがて発狂する…。

再び、暗い屋根の下。病人は死に、アル中の役者は自殺し、いつものどん底生活がもどってくるが、老人が語っていた一縷の望みを持とうとやがて住人たちは団結する。ケラさんがオリジナルで作ったというセルゲイという人物は、人間がもつ悪意や邪心や罪といった闇の部分を象徴するような存在で、彼らはカチューシャの唄を力強く合唱しながら彼を追い払うのだった。

君なき里にも 春はしのびよりぬ!

どん底にあえぎながらも、地下の住人たちは、それぞれに愛おしい人たちであり、生きるたくましさを備えている。生きることは苦しく辛いけれど、それでもなおかつ生きたいというエネルギーが勝る。

この「どん底」は、 ケラさんの代表作になるんじゃないかな。よくここまでやってくれたと思う。ロシア文学への敷居が低くなった。

最終的にゴーリキーと握手できる作品にしたかった。自分の「どん底」をつくることから逃げなかった。だから、少なくとも、自分からは堂々とゴーリキーに握手を求めて手が差し出せる。そして、ゴーリキーも「ま、いいんじゃないの」と手を伸ばしてくれるんじゃないかと語るケラさんの言葉に、やり遂げた自信を感じた。

がんばれ!れんげ!

2008年04月25日 | 日常あれこれ

保育園の前は道路をはさんで一面、田んぼが続く。お天気の良い日は、散歩に出るが、田んぼには四季折々の自然がいっぱいだ。毎年、GWには“れんげ祭り”なるものが開催される。祭日はもちろん休みなので、見たことはないがこいのぼりも上がるらしい。今年も間もなく行われるが、ちょっと田んぼに異変が起きている。確か、去年はれんげが咲いていたと思ったが、今年は…、肝心のれんげが見当たらない。

                  

なぜか、ペンペン草が大繁殖しているのだ。

                    

秋の台風で稲がなぎ倒されてしまったからかな。稲刈りでは、綺麗に刈れたところとまるでダメなところがあった。自然界は、厳しいな。強いものが生き残る。

なずなに埋もれて、ちらちらとれんげも咲いてきたが、とても祭りには間に合いそうもない。いっそのこと“なずな祭り”にしちゃえばいい。


トゥーランドット

2008年04月20日 | 観劇

赤坂ACTシアターです!
         

         すぐ隣はTBS
         

竜也くんの「かもめ」で通うことになりそうだから?、下見がてら、今やっているトゥーランドットに行ってきた。なんて言ったら失礼よね。面白そうだから、チケットを取ってみた。でもとても高いから、A席で我慢、それでも高い。2階中央列くらいだったけど、舞台全景が見れてなかなか良席だった。今回は竜也くんいないしね。

さて、本題のトゥーランドット。こけら落とし公演だけあって、さすが豪華だ。キャストもさることながら、何が素晴らしいって、美術、照明、お衣装ですよ。劇場が大きいだけあって大迫力。動く階段セットが離れたり、くっついたり、はたまた、たたみこまれて平面になったりと実に緻密に計算されて作られている。龍をイメージしようなメタリックで立体的な緞帳も、時に木立のようになったり王宮の広間になったりする。それが、照明と重なり合うと、とても美しく繊細な感じがした。このセットに、キャストも幾分、かすんでいたよ。

有名なプッチーニのオペラにもなっているトゥーランドット。荒川静香さんのスケートで一躍、音楽が有名にもなったな。今回の音楽は久石譲さんのオリジナルだから出てこなかったけど。我がままで心を閉ざしたお姫さまが、勇敢な若者に謎解きをかけ、やがて本当の愛を知る。かぐや姫にも、ベニスの商人のポーシャにもリンクした。主演のアー・メイさんは台湾の歌手だそうだ。歌唱力で選ばれたのだろうけど、いわゆるミュージカルスター的な歌い方ではない。私は、限りなく、テレサ・テンを感じてしまったよ。たちつてとの独特な強さもね。アジアの歌姫、テレサ・テンは、ある年代にとっては特別な存在。私も「別れの予感」とか「時の流れに身をまかせ」とか大好きだもんね。蘇るテレサとして抜擢されたんじゃないかと思えるほどだった。

その他、目立っていたのは、我らが?北村有起哉くん。
                              
初ミュージカルだそうだが、つくづく、いろいろな演出家と仕事する人だよね。不思議とどの演出家にもはまってしまう。竜也くんのオレステスでは最初、浮いていたけど、最後はしっかり熱くなってたし。今回はいわゆる、シェイクスピアでいう道化役なんだけど、ひょうひょうとした軽快な雰囲気が独特なコミカルさを出していた。アドリブも余裕でかますし、声がいいよなあ。

中村獅童さんの存在感もすごかった。悪役がハマっていておっリュークじゃんって思ったよ。
                                           
ラストの大立ち回りもかっこいい。さすが、歌舞伎役者だね。萬屋一門の貫録がある。これって持って生まれたものなのかな。カテコでもひとり大サービス、舞台下へ降りたり、叫んだり、踊ったり・・・。「いいひとだあ」獅童さん。離婚でたたかれちゃったけど、芸のこやしにして邁進してよね。

早乙女太一くんにも注目してみたけど、う・・・ん、芝居はダメだな。私の中では次期、身毒丸なんてどうだろうなんて思っていたけど、まだまだ無理そうだ。彼は、女形でこそ輝く。大きな箱の中では、あまりオーラを感じなかった。でも、このミュージカル出演は大きな刺激になったんじゃないかな。これからを占う意味でも。
                            

安部なつみちゃん、大奮闘。ちょっと空回りしている感もあったけど、いい役だよな。さすがモー娘、馬力がある。よく動くし、声も大きいし、歌もがんばってた。カテコでは男性応援団のなっちコールが響いていた。
                                 



最後は、岸谷さん。彼は、以外とクールなんだね。演出とかも手がけているから、クリエイティブな人なんだろうね。歌も殺陣も、かっこよかったけどね。
                                          

なんか、支離滅裂な感想だな。祝祭音楽劇と銘打ってるだけあって、まさに祭り。亜門さんも蜷川さんに負けず劣らず結構、派手好きなんだ。帝劇というより四季チックな要素が強かったかな。

さて、ここで、竜也くんはストレートプレイをやるのかい?なんか、劇場がおおきすぎやしないかな。日生より大きい気がするよ。まさか、歌わないよね。マイク、つけるのだろうか。私は、マイク、嫌いなんだけどな。身毒丸も終わっちゃったし、初の栗山演出に期待が高まる。2カ月後、果たしてどんなトレープレフが現れるのだろう。


七分丈

2008年04月19日 | 日常あれこれ

背が低くて手足が短い私は、標準サイズが合わずいつも丈をお直しする。切られた生地代、安くして~って思っちゃう。だから、カプリパンツやら、七分丈のシャツやブラウスは大歓迎。どっちにしろ、人よりは長めにはなるんだけどお直しがいらないから。

だけど、最近はこの七分丈、ジャケットやコートにまで登場している。       

                       
  
    

ユニクロでもトレーナーやカーディガン七分袖



昔もこんなの流行ったっけな。可愛いといえば可愛いけど、はおり物まで丈が短いというのに私は抵抗がある。だって、寒くないように上着は着るんだもん。短い袖では用が足らないじゃないの。でも今はその短い袖から長そでを出して重ね着するのよね。一歩間違えると、「お嬢さん、シャツがでているわよ」ってことになりかねないじゃん。

こういう発想しちゃうのが、おばさんなのよね。流行にもついていかなくっちゃ。でもとりあえず、上着はちゃんとした長袖にこだわりたいわ。
     


傘がっ・・・!

2008年04月19日 | 日常あれこれ
なんか、すっきりしない天気が続く。束の間の晴れ模様も、午後になると雲が出てくる。やがて、低気圧がヒステリックに通り過ぎる。

昨日なんか台風なみの大嵐だったもんね。それがちょうど、通勤時間に当たると、電車が止まりはしないかと心配になる。だからいつもより早く家を出た。無事にバスが来て、定時の電車に乗れたから安心したが、駅から職場まで歩くのが大変だった。曲がり角を曲がるたびに風向きが変わるから、傘が折れないよう気をつけなくちゃいけない。強風をうけながらも、なんとか耐えていた傘だったが、林道を抜けて、たんぼ前の道路にでた瞬間、一陣の風が吹き去り、あっという間におちょこになった。はあ、2本も骨が折れちゃったよ。

傘にはジンクスがある。降らないだろうと思って持っていかないと、必ず雨になる。反対に、持っていくと降らないことが多い。単なる偶然なのだろうけど不思議だな。で、持っていかないで雨になると、ミニプラとかで、安い傘を買う羽目になる。これも大いなる無駄遣いよね。そんな傘を職場にも何本か置き傘にしてあるから帰りは助かったけど。

めまぐるしく変わる異常気象だから、しばらくミニ傘を持ち歩いていた方が無難そうだ。

本屋さんで・・・

2008年04月15日 | Weblog

時間つぶしに、本屋さんをうろうろ。当たり前のことだけど、本の数だけ、物語や、思想や、歴史があるのよね。一生のうちに、どれだけの本に出会うのか、人それぞれでもあるけれど、私は読書家じゃないから、あんまりたくさん出会ってないな。うかうかしているうちに人生、終わっちゃう。時々、読書してない我が人生に焦燥感を感じたりして…。

「親と上司は選べない」

ぼけっと、山積みになっている文庫本をみていたら、 いきなりこんな題名が目の中に飛び込んできた。世の中、いろいろな職種があれど、抱える悩みは皆さん、共通なようで…。 思わず、買ってしまおうかと思ったけど、これは次回にとっておいて、違う2冊にした。

「感じない子ども
こころを扱えない大人」

ちょっと、仕事にも通じる内容だし・・・

「女性の品格」

ベストセラーだし・・・

ひまつぶしだったのに、結構、真面目に選んじゃったな。





同姓だけど・・・

2008年04月13日 | スポーツクラブ
ここ数年、スポクラの日曜日のスタジオプログラムが充実していない。来期こそは以前のような活気がもどってくるのではと期待していても、お気に入りのイントラさんはどんどん辞めてしまう。ついに今春は午後がガラガラだ。ここ数週間、日曜は観劇日になっていたから、新しいプログラムがどんなだかよくわからない。

実際、イントラさんを抑えられなかったという現実もあるが、その他に、この業界も外部のイントラを雇うよりは社員による自社プログラムで賄おうという流れがあるようだ。その方が人件費を抑えられるのかな。どこもかしこも、せちがらい世の中だなあ。

午前中、うだうだしてしまったので、唯一つ昔から残っている、ステップエクササイズを逃した。そこで、午後、もう1本ある、ボディーステップというのに出てみた。自社プログラムで振りも曲も決まっているやつだが、甘くみていたら結構、きつかった。続いて、新しく始まった初級エアロが、男性インストラクター担当で名前が、なぬ、藤原○○だって~。友人が、4,5年前、デビューした人で結構面白いよと教えてくれたので、早速でてみた。年のころも竜也くんと同じくらいと見ゆるが、当然のことながら、同じなのは苗字だけで、外見はまるでかけ離れていた。ま、爽やか体育会系でみるからに体操のお兄さんだった。でも、体はしまっていてイントラとしては合格ラインでないかい?内容も基本に忠実でなかなか良かった。

しかし、イントラさんも、こうやって値ぶみされてるなんていやだろうな。スポクラも長年会員やっていると、実情が見えてきたりするのよね。フロントさん、がんばって来期はもう少しプログラムを充実させてよね。

黒いヴァーム

2008年04月12日 | スポーツクラブ

スポクラではお馴染みのヴァーム。運動する前に飲むと汗がたくさん出て体脂肪が燃える。でも、私はあまり飲んだことがない。だって、正直まずいんだもん。それに、あるベテランイントラさんが、「たかだかエアロ1本くらいだったら、水で十分。スポーツドリンクはいろいろ入っていてカロリーが高いからかえって太るのよ。ああいうのを飲む人はフルマラソンとかを走る人だけ」と言っていた。それは、最もだと思った。カロリーだけじゃなく塩分も多いしね。だから、それ以来、私は、よほど、疲れている時とか空腹時以外はスポーツドリンクを買わず、いつもお茶か水にしている。

いつものジョギングエアロへ行くと、スタジオ前でスタッフのお兄さんが「黒いヴァーム」を1本くれた。新しく出た。スーパーヴァームというやつで、今日は試飲を兼ねた体感レッスンだった。イントラさんをはじめスタジオにいる人が早速、一気飲み。「おいしいわよ~」というマダムの言葉にのせられ、私も飲んでみた。なるほど、普通のヴァームより確かにおいしい。パインジュースの味がした。 さてさて、効果はいかに?

私は、普通の人より、あまり汗をかかない方だが、ウォーミングアップが終了すると、じわじわと額から汗が出てきた。やっぱりいつもより早く体が温まっている感じだ。ローインパクトからハイインパクトへ移る頃には、Tシャツの襟首が濡れてくる。はたと回りをみると、みんなすごい発汗している。自家発電というか、グリル料理の油がしたたるがごとくの状態で、いつも暑いスタジオがさらに熱気で熱くなった。

さすが、スーパーがつくだけあってすごい。燃えた~って気になった。


さらば、身毒丸…

2008年04月12日 | 藤原竜也

巷に雨のふるごとく 
われの心に涙ふる 
かくも心ににじみ入る 
この悲しみは何やらん?

与野本町は優しく、時に激しい春の雨。花を散らし、去りゆく寒気を引き戻す。「行ってしまうな、終わってしまうな」と。

やっととれた、大楽の席はA席で1階の最下手付近だった。いつもと違う、会場の雰囲気。誰もが、この身毒丸の行く末を見届けようとしている。ついにこの日がやってきてしまった、幕が上がれば、走りだしてしまえば確実に終ってしまう。

開演間際、蜷川さんがすぐ近くにやってきた。「こちらでご覧になりますか?」と聞いているのは演出助手の井上さん。わお、A席といえどもすごい席にすわっちゃったよ。さらに、会場暗転とともに、ものすごく、高価そうな望遠カメラをバズーカ砲のようにかついだ、もじゃもじゃ頭のおっさんがすうっと目の前に立つ。あやや、篠山さんではないか。千秋楽は密着なのね。写真集に載せてくれるのねと胸が高鳴る。バリバリの“お仕事戦闘モード”の紀信さんはとても若々しくてかっこいい。なんか以前よりスリムになったんじゃない?鍛えているのかな?連続シャッター音を聞きながら余計なことまで気になってしまった。

最後の身毒丸は、とてもきめ細やかで丁寧な感じがして清々しかった。誰もがこの瞬間を愛おしく演じていた。高ぶるものさえも抑え込んでしまうような、それでいて静かな説得力があり、一場面、一場面が観るものの心を震わせる。客席にいても、不思議な異空間につれていかれるようだった。演劇って、こんな魔力があるものだということを実感した。

蜷川さんがよく言う舞台の上に立ち昇る透明な抒情が確かに見えたもの。

ぼくは母さんを忘れないよ。
父さんが忘れても、世界が忘れても、ぼくは母さんを忘れないよ。

今日の、この舞台は決して忘れないから、みんな。
 
          

忘れられるために出ていくのです・・・

だけど、しっかり、心に刻みつけ目に焼き付けたから。

          

ひとつの時代が終わる、寂寥感と…、感謝、そして、涙。

確かな予感がした。
いつか、必ず、違うキャストやスタッフによって身毒丸は再演はされる。
だけど、この先、今日のような舞台に巡り合うことはない。

そして、この身毒丸は伝説になった。

カテコになり我に返る。篠山氏はスピーディーに舞台前に移動して竜也くんを激写。明るい笑顔の竜也くん。仮面売りのおじさん、お父さん、そして白石さん、蜷川さんと握手をしたり抱き合ったり。劇中歌が流れ、紙吹雪が降って盛り上がる。

11年前、身毒丸を生き抜いた少年は、すでに立派なプロの役者になっていた。ある種、今回の復活は藤原竜也の成長物語でもある。演劇界が生んだ奇跡。この役との決別が新たな一歩へとつながっていくんだね。


父帰る

2008年04月10日 | 日常あれこれ
なんだか長い入院になってしまったが、父が無事に帰ってきた。症状がひどかったのはほんの1週間くらいだったが、糖尿病の余病が他臓器に及んできているので、数値が落ち着くまで出してもらえなかったのだ。ま、結果、腎機能の方があまり回復しないままなんだけどね。糖尿病腎症で、透析の一歩手前らしい。

そこで、食事制限が厳しくなった。まず、高血圧、心臓病には塩分がダメ。次に、糖尿病には高カロリー、高タンパク質がダメ。で、とどめ、腎臓にはカリウムがダメだそうだ。なんだ、食べられるもんないじゃん。主治医は、「ま、坊さんのような食事ですね」と苦笑い。味気のないものを少しずつって、まるで赤ちゃんの離乳食のようだわ。人間、歳をとると赤子に戻るというけれど、病気をすると食事までもこうなってしまうのね。あんまり、制限しすぎても、今度は精神的にはりがなくなって、ボケられても困るので、適度にということにしてあげなくちゃね。でも、父を基準にした食事を続けられたら、こっちも成人病を予防できそうだ。

今年から、一般健診にもメタボが入るそうな。飽食国、日本ならではだね。皆様、飲みすぎ、食べすぎに注意ですぞ。