くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

相対的浮世絵

2010年03月22日 | 観劇
 

作:土田英生
演出:G2
出演:平岡祐太、袴田吉彦、安田顕、内田滋、西岡徳馬
シアターコクーン

相対とは…
1.向き合っていること、向かい合うこと。
2.相互に関係を有すること。対立すること。
3.他に対して在るもの。一定の関係、一定の状況においてだけ妥当するもの。

生きているもの⇔死んでいるもの

逃げられたもの⇔逃げられなかったもの

想いでしか語れないもの⇔現実をかかえているもの

この世⇔あの世

相反する存在がぐるぐるとまわりながら、いつしか本音をさらけだし人間の本質を暴きだす。本当に大切なことはなんなのか、果たしてどちらが良かったのか考えさせれる。

火事で死んでしまった弟と友だちが、生き残った自分と友だちに会いにくる。生き残った側にはどこか後ろめたさがある。友だちを残して、逃げてしまった。助けに戻らなかった。死んでしまった側には、生きているものへの恨めしさがある。当たり前のようにあるはずだった未来が突如、断ち切られてしまったことで、生への未練が残る。

初めは、ただ、会うことだけが目的だった。4人で青春時代の楽しい想い出話が出来れば良かった。しかし、生きている側は、年月を重ね、それぞれ悩みをかかえていた。自分は会社の金を横領していたし、教師である友だちは生徒に手を出していた。死んだ側は、必死に二人を救おうを奔走し、彼らの人生を丸くおさめようとするが、想い出話をするうちに、いつしか、何故、自分たちだけが死ななければならなかったのか、生きていればできたことがあったのにと悔しさをつのらせていく。

死んでいる側が姿を見せられる掟は、怨んではいけないこと、生きているものの人生を変えてはいけないこと。窮地を救ってもらった彼らは、これからも弟と友に会うために、全てを元にもどさなきゃいけない。そこで、人間の欲が出る。お前らは死んだんだ、俺らは生きていかなきゃいけない。もう会えなくてもいい…。

だが、彼らは、再度、思い直して、人生をリセットする。会社も学校も解雇され、妻にも離婚される。そんな、彼らを見届け、死んだ二人は消える。

生きることはつらい。死んでいたらこのつらさは味わうことはなかったかもしれない。だけど、死んだら、想いでしか語れない。やはり、生きているということはかけがえのないことだ。彼らが死んだ時、罪悪感しか感じなかったのに、全てを奪われて、ボロボロになってやっと本当の別れが出来た。裏切られた方も裏切った方もそれぞれの辛さがあるのだと。世の中、相反するものが、多々あって、いつも行ったり来たりしている。それは時に背中合わせでもあり、瞬時に逆転することもある。人生は、実に摩訶不思議になものだ。やっぱり、神様が操っているのかなあとも思う。

若手イケメン、勢ぞろい。平岡くんは初舞台らしい。まだ、未知数かなあ…。内田くん、安田くんは経験豊富で、ひとくせある役どころを上手くこなしていたが、それにも増して“はかまだっち”の存在感がなかなか光っていた。声が太くてよく響く。ミュージカルもいけそうだ。彼も、もう30代半ばなんだね。貫禄がでてくるわけだ。是非、舞台にどんどん出てほしいわ~。

西岡さんは、死んだ側にいるけど、彼らが暴走しないように、優しくコントロールしてあげる。コミカルで軽い役柄だが、なんか、本当の“お父さん”のようだった。

地味~だけど、心に残る舞台、こういうの結構好きだな。


嵐の連休

2010年03月22日 | 日常あれこれ
土曜の夜から大嵐、強風に家が揺れる~、雷が響き渡る~
一応、春の訪れをお知らせくださっているのかしらね。それにしても、激しすぎる。明けて、日曜日も相変わらず強風は続く。遠くの景色が紗をかけたように、どんよりかすんでいる。花粉、黄砂、その他空気中のもろもろが、撹拌されているみたいだ。なんだか恐ろしいわ~。

強風にあおられながら、美容院へ行く。バス通りに最近できた小さな美容院。6週間以内だとカット、カラーが割引きになり、かなり良心的な値段なのだ。ショートカット&白髪染めの私には最適だわと通い始めた。オーナーは同世代のシングルマザーの方で、明るくて良い方だし、腕もいい。カラーなんて、1カ月以上、持っているから、今回は根元だけ染めてもらった。やっぱり、自分でやるより楽だわ~。

加齢と花粉のせいで、ここ最近、体力、知力が低下中 
またまた異動で、荷物整理やら書類整理やらでブルーになっている。私の心のうちも、ちょっとしたプチ嵐だわ。加えて、ヨガで痛めた肘がまだ治らない。テーピーングをしていたら見事にかぶれちゃって、腕にはうねうね模様のテープの後が残っちゃった。はあ、肘ってこんなに長くかかるのね。皆さま、ご用心を。

連休最終日、嵐がさって、穏やかな朝だ
スイッチを入れ直さなきゃ。ということで、久しぶりにお芝居を観に行ってきま~す

やばっ…

2010年03月14日 | スポーツクラブ
先週の日曜日、初級のヨガのクラスに出て、「魚のポーズ」なるもんをやった。先生の説明を、寝ぼけ眼で聞いていた。ヨガって、最後に寝られるのが心地よいんだもん。ああ、もうすぐ最後だと思って、適当にポーズをとった気がする。

ぎゅっと肘に力をいれてこ~んなポーズ↓をね。



終わった時は何でもなかったのよ。でも月曜日あたりから、なんか肘の外側が痛くなった。筋肉痛と違う感じがする。火曜日、スポーツ整形に行ったら、ちょっと筋肉が炎症していると言われ、超音波をあててもらった。日常に差し支えがあればテーピングをしますよと言われたけど、大丈夫だろうろと判断して帰ってきた。たぶん、筋肉痛みたいにすぐに治るだろうってね。

ところが…、なかなか痛みがひかないんだ、これが。かれこれ一週間も痛い。仕事で雑巾を絞る時が、辛い。固く手が握れない。肘は曲がるし、物も持てる。見た感じも腫れてないし熱もないから骨ではないだろう。だけど、ちょっと心配になって、いつも見てもらっている整体の先生に、再度、見てもらったら、やはり同じ診断で親指の付け根から伸びている筋肉の炎症らしい。で、今度はしっかりテーピングをしてもらった。どうしても使うから痛くなるそうだ。使ったらアイシングをして、その後、血行をよくするために温めて揉むといいそうだ。

こんなところに、こんな筋肉があったのね。人生で初めて、痛めたところかも。はあ、何事も、油断は禁物だわ~。


手紙

2010年03月14日 | 日常あれこれ


さっきから、リピりまくっている。

“人生のすべてに意味があるから…
 恐れずにあなたの夢を育てて”

ええ、歌だわ~

15の私、夢があったかな、漠然と、音大にいきたいなあとか、漫画をかきたいなあとか思ったし、それがだめなら、福祉の仕事につきたいって考えていた…。人の痛みも知らなかったくせに。

仕事での夢はかなったはず…。

これからの人生のすべてにも意味があるはずだから。

“いつの時代も悲しみは避けて通れないけど
 笑顔を見せて今を生きていこう”

風当たり

2010年03月13日 | 日常あれこれ
スポクラで、毎週楽しみにしていた週末のジョギングエアロのクラスが4月から突如、なくなる。もう10年以上も続いていて、いつも満員の人気クラスだから、常連さんの反響も大きい。イントラさんの都合なのかと思ったら、俗にいう事業仕分けみたいなもんで、全系列店からジョギングエアロは消えるという。プラス、ベテランイントラさんのギャラは高いから、経費削減ということらしい。社員による自社プログラムで賄うということなのだ。

納得できないあなあ。実は、このイントラさん、同い年だ。とても仕事に厳しい人で、とっつきにくい面もあるけど、毎回プログラムはよく練られていて、面白く裏切られたこがない。本当に、トレーニングのことや、参加者のためになることをよく考えているということがひしひしと伝わってくる。これぞ、熟練の技、プロフェッショナルだなあって思う。自分の体のメンテナンスもしっかりしていて美しく、とても40代には見えない。だって、腹筋が見事に割れているんだよ。加えて、毎年、海外研修にも出かけて勉強している。先生自身もがんばって、クラスがなくならないように交渉してくれたそうだが、トップが決めたことで覆らないという。結果、彼女は他のスポクラでクラスを持つことになるそうだ。う~ん、チケット買って追いかけようかな~。


どこの世界も厳しい。大変な世の中だ。イントラさんは自営業だから、力があれば自分で売り込める。組織の中にいる者は、年功序列制度が崩れ去ってしまったから、アラフォー、アラフィフへの風当たりがますます強くなっている。私も、またもや異動になった。古巣にもどされたが、給料はまた削られる。これから定年まで働いたとして、トータルでいくら削減されるのか計算するのも恐い。宝くじでも当たらない限り、帳消しにはならない額だ。今まで、身を粉にして働いてきたのにって愚痴りたくもなる。でも、がんばるしかない。道が開けることを信じてね。

待機児対策で保育園、増やしてもなんの解決にもならん。働きたくても仕事がないんだから…。保育士の処遇についても、もっと検討して欲しいもんだ。

はらぺこあおむし

2010年03月13日 | 保育園
時代を超えて、こどもたちに受け継がれる絵本がある。「はらぺこあおむし」もそのひとつだ。はい、皆さまご存じ、食いだめするあおむしのお話ね。




卵からかえったあおむしが、食べ物を食べる。“大きくなるにはなんでも食べなきゃいけない”と日ごろ大人から言われる教訓通り、曜日ごとに食べ物の量がひとつずつ増えていく。「さすが、あおむしさん、偉いなあ~」と思ったところで、最後の土曜日、あおむしは暴挙にでる。なんでもかんでも、た~くさん食べてしまうのだ。チョコレートケーキ、さくらんぼパイ、アイスクリーム、ソーセージ、サラミ等々、日ごろあまり食べすぎてはいけないものまで登場するが、とてもおいしいそうな絵。半ば、こんなのたべてみたいなあとうらやましくもあり、半ば、こんなにたくさん食べちゃって大丈夫かな~とも思う。案の定、あおむしは、その夜お腹が痛くなってしまう。丸くなって泣いている小さなあおむしを「そんなに食べるからだよ、やっぱり、食べすぎちゃいけないんだ」と心配そうにみつめる目。次の日、葉っぱ(薬がわりかな)を食べたあおむしは、元気になり、食べた分大きくなり、さなぎになる。

グロテスクな茶色いさなぎの絵。ちっちゃなあおむしが、どうしてこんなものになっちゃったんだ、これからどうなるのだろう…。

そして、最後のページをめくると…

「あっ、ちょうちょ~
 あおむしはきれいなちょうちょうになりました~」

画面いっぱいに羽をひろげた、色彩豊かなちょうちょが登場する。
ここで、思わず、両手を合わせてひらひらとちょうを作り「ひらひら~」「ちょうちょっ」と言いながら「良かったね、すごいね」と共感する。

こういう展開は、「おおきなかぶ」や「ももたろう」なども一緒。小さい子は、繰り返しがあるものが大好きだ。

このお話に合わせて、新沢としひこさんが曲をつけた、『絵本うた』なるものが、保育園で大ヒット中。



CDプレーヤーを指差し、「あおむし」とリクエストをする。ほぼ毎日見ているから、私の頭の中も、♪げつようび、おあむしは、りんごをひと~つたべました、それでも、あおむしはおなかがぺっこぺこ~♪とあおむしでいっぱいだ~。この、新沢さんの曲も見事で、よりいっそう絵本を盛り上げる。ちょっとしたドキドキとわくわく、夢がある展開がこどもたちの五感を刺激する。

みんな、心豊かな人になって欲しい。

糖質0

2010年03月07日 | 藤原竜也
“昭和な男”藤原竜也くんが、とても“平成”で今風のCMに登場!



かっこええ~、さわやか~



美男美女、ドリカムな3人のバランスもよし

時々、砂嵐注意報が出る我が部屋のTVでは、なかなかお目にかかれないけど、キリンのサイトでばっちり動画が見れる。おおいなるブロードバンドに感謝~

糖質0で、カロリーオフかあ…。
でも、ごめんなさい、私は、あくまでもビールはスーパードライ派どす


TVの不思議

2010年03月07日 | 日常あれこれ
私の部屋のふっる~い(と言ってもまだ10年ものぐらいだけど)ブラウン管TVがいよいよ映らない~昔は、あんなにきれいに映っていたのに、なして?いつのころからかだんだん映りが悪くなった。最初は、NHKと教育TVから始まったのよね。受信料、払っているのにさ。それが、日本TV、TBSと波及していき、ローテーションの様に日によって各放送局が順番に映らなくなった。で、気がつくと、映らなかった、NHKが突如、映っていたりする。それも、何故か、雨の日は比較的よく映る。空中に跳んでいる何かが地上へ落ちるのだろうか。

で、晴れるとまたまた映りが悪くなり、ザザザ~という砂嵐も登場する。まるで、私が生まれた頃のみたいだよ。昔は、トンボの羽みたいなアンテナを置かないといけないTVがあった。アンテナを動かすたびに「ザアザア」いうやつがね。そういう時は、よくたたけばいいってよく言われてから、試しに「ポン!」と力をこめて激励してやった。そしたら…、映るのよね。一瞬から数分間ほど。映らないTVは叩けって、これ本当なんだね。

ということで、時に音だけになってラジオ化している我がTV。地デジ化と共におさらばかな~。