くらげのごとく…

好きなことを考えてふわふわ漂ってるような
時間が心地良かったりする。
たとえ時間の無駄遣いだったとしても…。

天王洲通い

2007年08月23日 | 観劇
始発で出勤、深夜バスで帰宅~。猛暑の中、連ちゃんで天王洲通い。たまたまチケット取れちゃたんだもん。無駄にするものですか。初日はりんかい線で行ったけど、今度はモノレールで行ってみた。いつも行っている田町のピラティススタジオの前を通っていくのよね。品川起点に動いている私にとっては、大崎からだと先、浜松町からだと少し戻るようになるけど、モノレールの方が劇場前に着くから便利だ。会場で、お兄さんから交通手段のアンケートを聞かれたんで、「モノレールとりんかい線」って答えといた。

昨日は、休演日明けでなんとなく微妙さが漂ってたけど、今日は、とっても良かった!具体的にどこがどう大きく変わったという程でもないけど、後半もだれることなく笑えたし、少しずつ、こなれてきた感じがする。竜也バサーニオもますますはじけまくってたし。

カテコも昨日は2回で終わっちゃったけど、今日は3回あった。バサーニオとポーシャがニッコリと見つめ合ってたし、市村さんが手を振ってくれた。やっとヴェニスの商人の世界がわかった気がする。

ドーラン氏のシェイクスピアの解釈は実に面白いし深い。自身、同性愛者でもあるそうで、その辺の思い入れなんかもある。だけど、全体を通じて、大きな山場とかインパクトがない。蜷川シェイクスピアを見慣れていると、その辺、物足りなさもあるが、とても大人な演出な気もする。押し付けではなく、観る側が観るたびにいろいろな場面でメッセージを受け取れる。観客にゆだねられている感じが心地よい。オーソドックスだけど、音楽も照明も美しく清らかなのだ。もっと、いろいろな人がシェイクスピアを演出してくれるといいのにね。

ところで、ドーラン氏って今いずこへ。イギリスに帰っちゃったのかなあ???